宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢1/牡羊宮〜乙女宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.251 / 2012.02.20 〜 03.04

●隔週土曜日に更新予定です。
※2012年 2月18日アップ

今週の星の宮移動

今週は、19日の15時過ぎに太陽が魚宮に入宮します。
3月2日には、水星が牡羊宮に入宮です。
太陽と海王星を中心に、山羊宮の冥王星と牡牛宮の木星による小三角(60・60・120)が形成されます。
天秤宮の土星は、太陽と海王星に上三分(アッパー・トライン=120度)です。
乙女宮の火星は、太陽と衝(オポジション=180度)。
牡羊宮の天王星は、冥王星と矩(スクエア=90度)で、週末には水星がこれに加わります。
星々は案外と大きなディレクションを投げかけているのですが、現実的には動きがとりづらい状態が続いています。
ちょうど、弓が満月のように引きしぼられた「ため」の状態でもあるので、何か事があれば一触即発、それがキッカケになって、矢が放たれることにもなりかねない今週です。
その可能性はあるということなので、即応できるように準備万端、万事に備えておくのもよいことです。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。

《 1.牡羊宮 = Sign Aries 》

牡羊宮に象意を持つ人は、時が来ているし、モテ期でもあるのですが、何かと動きづらかったり、成果が見えにくい状況の中にあるといえるでしょう。
こういうときに功を焦って動いても、ままならないことは多々あるものです。
成功する可能性がよっぽど高く、間違いなくできるという裏付けや自信のあることならともかく、それ以外は能力を磨いたり、まずスキルアップを心掛けるとよい昨今の状況です。

One-Point ◆ 本来なら、直観が働かないわけでもない時期なのですが、今週や昨今にかぎっては、それさえ思うように働きにくいので、思いつきや思い込み行動には注意が必要です。

《 2.牡牛宮 = Sign Taurus 》

牡牛宮に象意を持つ人は、自分自身の理想や愛情問題において、一つの結論を迎えやすいときにありますので、人によっては「ゴールイン」か「別れ」かということも起こりやすいときにあります。
良くいえば牡牛宮らしく自分の感性や生活を守れるときですが、逆に何か動き出そうとする人にとっては、なぜか「重石」がのっかったように動きづらかったり、成果が出にくいときだともいえます。
こういうときは結果を焦らずに、誠心誠意が重要で、じっくりと真実をこめたお付き合いや対応が後々の成果につながっていきます。

One-Point ◆ ご自分のホロスコープ(出生天球図)次第によっては、現実面を重視したスピリチュアルな活動や、精神面での仲間やサークルとの交流を図ることが将来運を開くときです。

《 3.双子宮 = Sign Gemini 》

双子宮に象意を持つ人は、とにもかくにも意識の深層世界や精神世界、また現実を見据えたスピリチュアルや霊性の世界にかかわりやすい人生期にあります。
華々しく活動するというよりも、昨今は知識を吸収したり、WEBなどで情報交流を図ることによって、精神意識や霊的面の充実を図っていけるときです。
しかし、現実面を見据えたグランディングがちゃんとできている人であれば、昨今の積極的な欲のなさが、逆に、成果や活動力に結び付いて、効果を上げることも可能になります。

One-Point ◆ 通常的には、「動かなければならない」けれども「動きづらい」状態だったり、自分では「動いている」つもり、だけども「周囲の動きは止まっている」ような状況になりやすいときです。

《 4.蟹宮 = Sign Canser 》

蟹宮に象意を持つ人は、昨今は、自分自身の実力や見識、また人間性など、人それぞれに多様なレベルによって、「運勢」がいかようにも変わりやすい人生期にあるときです。
良いか悪いかには関係なく、どちらにしても、過去を振り切るかのように一からのスタートをしたり、新しい自分自身や仕事、また生きるべき世界に目を向けていかなければなりません。
変化には柔軟に対応していくことができる蟹宮の人々なので、頑なな言動に出ることなく人との和を図って、妥協すべきは妥協していくほうが今の時期はうまくいくでしょう。

One-Point ◆ 仕事面や社会的な活動面で信念を持っていると、なかなかそうはできにくい人生期でもあるのですが、その場合は、高い見識を持っていないと方向を誤まりますのでご注意ください。

《 5.獅子宮 = Sign Leo 》

獅子宮に象意を持つ人は、運勢が良いといえば運勢がいいし、悪くはないけれども動きがないし、今一つ膠着状態にあるといえるかもしれません。
大きくは、社会活動の運勢期にあるのですが、それは同時に、特に獅子宮の最初に象意を持つ人にとっては、自分自身を根本から見直さなければならないときでもあり、心が揺れ動きやすいときです。
そんな中でも今週後半は、衝動的に事を起こしやすくなりそうですが、勘違いや思い違いも生じやすいので、念のためにご注意してアクションをとってください。

One-Point ◆ よくよく周囲の状況を知り抜いていたり、正しく自他の現実を把握していないと、今週は言動や判断を誤り、それが今後の運勢失墜の遠因ともなりかねない可能性さえあるときです。

《 6.乙女宮 = Sign Virgo 》

乙女宮に象意を持つ人は、大局を見据えた自分自身の実力や見識、また謙虚かつ大胆な言動のバランス次第で、昨今の人間関係や運勢は、良し悪しはともかく大きく変わってきやすいときになります。
自分自身にやる気やパワーや活力があるのはいいことなのですが、相手を見誤って手を打ったり、相手の本音を間違えて対処しやすいときなので、対人関係が課題となる可能性が高いときです。
昨今は、なかなか思うように周囲や状況が動かないかもしれませんが、むしろ動きたくても動けない星周りでもありますので、そのへんの事情は察して対処するとよいでしょう。

One-Point ◆ それでも今週後半はシビレを切らして衝動的に言動をとってしまうなど、一石を投じて、それがキッカケに両極に動きもすれば、また止まってしまうこともあるのが今週です。



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