宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢1/牡羊宮〜乙女宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.241 / 2011.12.12 〜 12.25

●隔週土曜日に更新予定です。
※2011年12月10日アップ

今週の星の宮移動

今週は、21日に金星が水瓶宮に入宮します。
太陽は、翌22日14時30分頃に山羊宮に入宮です。
水星は13日に、木星は25日Xmasに逆行から順行に戻ります。
今週後半、太陽と冥王星は合(コンジャンクション=0度)で、週を通じて両星とも天王星と矩(スクエア=90度)、木星と三分(トライン=120度)です。
木星は土星と衝(オポジション=180度)。両星とも金星と矩(90度)です。
一方、土星は海王星と三分(180度)です。
木星と土星の衝(180度)に対しては、金星がTスクエア(90・90・180)を形成し、太陽、さらには海王星が調停(60・120・180)の座相を投げかけています。
週末を除き土星は、金星とミューチュアル・リセプションです。
ご参考ながら、火星はケレスと衝(180度)、ドラゴンヘッドと矩(90度)。
こちらもTスクエア(90・90・180)です。
全員ではありませんが、全体的にみて個人に対しては、「狂気」が働きやすい星回りが続いています。
今週は「理性」や「直観」を働かせることによって、内外の「狂気」を避けることが必要です。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。

《 1.牡羊宮 = Sign Aries 》

牡羊宮に象意を持つ人にかぎらず今週は、生まれ持ったホロスコープ(出生天球図)によって星のディレクションがかなり異なりやすいときです。
そんな中であえて書けば、前半に象意を持つ人は、能力や立場があっても「孤立」を招きやすいときで、ここは「改革」を志向しながらも、踏ん張りどころでしょう。
牡羊宮の後半に象意を持つ人は、異性問題には気をつけなければなりませんが、その他の課題や問題に対しては、必ず解決や打開の道があるときです。

One-Point ◆ 牡羊宮全体を通していえば、パワハラやセクハラを含めて異性問題、特に不倫やインモラルな行為を含めて違法行為に充分に注意しないと、転落の可能性さえあります。

《 2.牡牛宮 = Sign Taurus 》

牡牛宮の象意を持つ人は、昨今は星のパワーを受けて、これまでは前向きにも、また楽天的にも、明るい気分で過ごしやすいときでした。
しかし、今週は「カゲリ」というと適切な言い方はではありませんが、分かりやすく書けば「調子が良いときほど、自分自身の意識にも相手の行動に対しても、細心の注意を払ったほうがよい」といったときになります。
大きな運勢サイクル自体は良く、仕事面でも社会的な活動でもバリバリの人生期にありますし、今週また今月は、そういった「運勢」のあなた自身の魅力が高まり、職場などでも評価されるでしょう。

One-Point ◆ 問題というべきか、重要なことは、こういうときこそ安易な行動は慎み、権力的な行動には出ずに謙虚さを保つことが必要です。不正な行為などには、決して手を染めないことです。

《 3.双子宮 = Sign Gemini 》

双子宮に象意を持つ人にかぎらず、今週は生まれ持ったホロスコープ(出生天球図)によって、働く星のディレクションが多少なりとも以上に異なってくるときです。
先週も書いたとおり今の双子宮は、いわば「中休み状態」のときにあって、意識や行動の転換が必要な時期を通過中だといえます。
しかしながら、周囲の動きは激しく、個人的かつ運勢的には「中休み状態」にある双子宮といえども、社会的にはかかわりを持たざるをえないのがふつうで、何らかのかたちで巻き込まれざるをえないのが大半です。
であっても、精神的にはマイペースがよいかもしれません。

One-Point ◆ あえて書けば、昨今、とくに今週は、これまでの人生というと大袈裟ですが、生きてきた内容を一つの結果として、何らかのかたちで受け取らざるをえないときを迎えています。

《 4.蟹宮 = Sign Canser 》

蟹宮に象意を持つ人にかぎらず、今週は、生まれ持ったホロスコープ(出生天球図)によって働く星のディレクションがかなり異なってくるときです。
そういった影響を現実的にも精神的にも、最も複雑に受けているのが今の蟹宮で、いったい状況や運勢は良いのか悪いのか、進むに進めなったり、事態の収拾に混乱気味になる人が多いかもしれません。
あえて書けば、前半に象意を持つ人ほど、新たな活動期や展開期を迎えており、後半に象意を持つ人ほど、過去を捨て去るかのように一からの再スタートが迫られているときです。

One-Point ◆ どちらにしても、自分の心や意識の持ち方次第で何とかしていけるときです。ピンチであっても対応していく道は必ず残されていますので、私心をいったん無くすのも一つの方法です。

《 5.獅子宮 = Sign Leo 》

獅子宮の最初と、最後に象意を持つ人とでは、昨今は、天地ほどといえば大袈裟ですが、かなり根本的に星のディレクションが異なるときです。
もともと今週は、生まれ持ったホロスコープ(出生天球図)によって、働く星のディレクションがいつも以上に異なっているときですが、それに輪をかけるほどでしょう。
最初のほうに象意を持つ人は、今後、数か月間の状態をよく記憶に留めて、今後の人生の再スタートを図るときに備えておくとよいでしょう。

One-Point ◆ 後半、とくに最後に象意を持つ人は、活動パワー全開ともいえるときですが、その成否は、自分だけではなくパートナーをはじめとした対人関係のあり方にかかってきそうです。

《 6.乙女宮 = Sign Virgo 》

乙女宮に象意を持つ人にかぎらず今週は、生まれ持ったホロスコープ(出生天球図)によって、働く星のディレクションがかなり異なりやすいときにあります。
一般には、気力ややる気ばかりがはやっても、得意のスキルや実務能力が気づかないうちに勘違いして発揮されていたり、充分に効果を上げにくいときにあるといわざるをえないときになります。
例えていえば、「宝の持ち腐れ」や「カードの出し違い」の状態ですが、本当に広い見識や実力のある人にとっては、「無手勝流」の仕儀も可能なときになっています。

One-Point ◆ 月並みな言葉でいえば、「ピンチとチャンスは紙一重」に近いときです。課題や懸案事項があったとしても、スキルではなく感性面によって打開の道を探し出せるかもしれません。



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