宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
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●隔週土曜日に更新予定です。
※2011年11月26日アップ
今週は、星の宮移動はありません。
牡羊宮0度で天王星が順行に戻ります。
先週までの大三角(グランド・トライン=120度×3)は解消されました。
主なアスペクトは、牡牛宮の木星と山羊宮の冥王星、乙女宮の火星と山羊宮の金星、天秤宮の土星と水瓶宮の海王星が、それぞれに三分(トライン=120度)をとります。
一方、天王星と冥王星、火星と射手宮の太陽・水星は、それぞれ矩(スクエア=90度)です。
天秤宮の土星と山羊宮の金星はミューチュアル・リセプション。
さらに天秤宮26度で蠍宮の影響圏にある土星と山羊宮の冥王星がミューチュアル・リセプションの影響圏に入っています。
後者は、「2012年以降の運勢傾向−世界が変わる」などでご紹介したように、「組織運営変革の深化」の始まりを意味します。
簡単にいえば、ユーロ圏の経済危機や日本でのTPP(環太平洋経済協定)参加問題などは、その兆候です。
正式な始まりは、2012年10月になります。
身近なところでは、異性関係の「活発化」が挙げられますが、土星と金星のミューチュアル・リセプションもあって、幾分なりとも潜行型か。
「情動」と「セーブ」がしのぎ合いそうな今週です。
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注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
牡羊宮に象意を持つ人は、仕事や社会活動の分野において、新しい動きが活性化していきそうです。
自分自身がファッションや行動範囲などを含めて、新しく変わっていきたくなる人生期なので、それとも関係してリーダーとしての実力発揮や人気を得ることが可能なときになります。
「組織運営変革の深化」のディレクションとともに、古い因習にとらわれずに、フロンティア精神を発揮して活躍していくとよいでしょう。
One-Point ◆ ただし、セーブが効いていますので大丈夫だと思いますが、セクハラやパワハラも含めて異性に対する邪まな思いに注意をしないと、一気に立場を失うことも起こりえるときです。
牡牛宮の象意を持つ人は、もともと着実な恋愛観や異性観を持つ人が多いのですが、それをキープできるかブレイクしていくか、微妙なときだといえます。
今週は特に、異性に対する思いや感情や衝動が高まりやすく、その結果、強く結婚を夢みたり願うなどの情動が生じやすくなっています。
良いとか悪いとかいう問題ではなく、相手との関係や相性次第ですが、先週から今週前半にかけては、倫ならぬ関係には注意しておいたほうがよさそうです。
One-Point ◆ 今週も後半以降になれば、セーブも効いてきますし、ふつうの恋愛モードが可能な星の配置になっていきますので、基本的には、上述のかぎりではなくなっていきます。
双子宮に象意を持つ人は、いろいろと思うようにはいかないことが起こりやすく、場合によっては、やる気も半減しそうなときにあります。
ただ、今の時期は、今後の対外的な社会活動を踏まえて、策を練ったり、自分自身の考えをチェンジしていくことが必要なときなので、焦ったり心配することはないでしょう。
年末、またお正月休みのときくらいまで、気分転換をしながら、精神的には、今後の活動の方向性をじっくり考えてみるつもりでいるのもよいのではないでしょうか。
One-Point ◆ 双子宮のどこに象意(ディレクション・ポイント)を持つかで多少は異なりますが、「一年の計は元旦にあり」を地でいくような星回りだといえますので、じっくり考えていきましょう。
蟹宮に象意を持つ人は、ごく単純にいえば人間関係が「活性化」していく、あるいは「活性化」させていくときにあるといえます。
ただ、事が単純でないのは、この時期の人間関係は良し悪しはともかく、非常に重要な出来事を将来にもたらす可能性が無きにしも非ずということです。
そのため、幾分なりとも慎重にならざるをえませんが、かといって控えてばかりいるのも進展しませんので、慎重に判断しつつも、大胆に進めてみることが、良い結果につながっていきます。
One-Point ◆ 蟹宮の特性としても、どんな人とかかわるかは人生を左右する重要な要素となっています。長い目で見れば、ある意味、そのターニングポイントの人生期を迎えているときです。
獅子宮の象意を持つ人は、小さなことを気にしなければ、まさに個性発揮や個性実現が可能な時期だといえます。
もともと生まれ持った仕事運や社会運がどれくらいかにもよりますが、良い人は最高度にも発揮できるときなので、人気運もそれに伴って高まる時期です。
一抹の不安定要因がないとはいいきれませんが、成り行き任せにせずに、また謙虚さを失わないようにして、今のうちに積極的に地歩を築き、収穫すべきは収穫して備蓄に回しておくとよいでしょう。
One-Point ◆ 難しい判断が必要ですが、獅子宮のごく最初のほうに象意を持つ人は、すでに自分の現実を根本から見直す必要性がある人生期の始まりを迎える予兆の時期が訪れています。
乙女宮に象意を持つ人は、先週と同様にやる気やパワーに恵まれていても、今一つ思うように発揮できなかったり、見直しを迫られたりと、多少なりとも本調子とはならなさそうです。
この時期の星回りは、焦らずに自分の意識の深層など、内面性を見直すことを求めていますので、何を基準として自分が動いているのか、内観してみるのもよいでしょう。
そういった内面性を抜きにして、衝動のままに色恋や異性関係に入ると、倫ならぬ関係の場合は特に、事件やラブ・スキャンダルに発展しかねないときです。
One-Point ◆ 人間関係や仕事などの対外的活動には、「理想」と「現実」をよく見極めた対応が必要なときです。できれば、両方をうまく一致させるような動きを心掛けていくとよいときです。
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