宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢1/牡羊宮〜乙女宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.235 / 2011.10.31 〜 11.13

●隔週土曜日に更新予定です。
※2011年10月29日アップ

今週の星の宮移動

今週は、11月2日に金星が射手宮に入宮し、翌3日には水星も射手宮に入宮します。
11日には、火星が乙女宮に入宮です。
今週から、天秤宮の土星と、水瓶宮の海王星が三分(120度)をとります。
その海王星は、獅子宮の火星と衝(180度)で、週末には、山羊宮の冥王星、牡牛宮の木星と、トライン・カイト(60・60・120・120)を形成します。
週の前半は、射手宮入りする水星と金星が、火星と海王星の衝に矩(90度)をとり、Tスクエア(90・90・180)が形成されます。
このとき水星と金星は、牡羊宮の天王星と三分(120度)です。
同じく今週の前半、蠍宮の太陽は、木星と衝で、冥王星がこれに調停(60・120・180)の座相を投げかけます。
その冥王星と天王星の矩は、今週も継続します。
今週は、週末が近づくにつれて、TOPや幹部クラスが、良くも悪くも指導力を発揮しやすくなるときです。
また、そういった人々も含めて薬物所持や飲酒事故、また賭博や買春行為など、何らかのスキャンダル騒ぎが起きたり、発覚しやすくなります。
厳しく自分を律したり、現実をよく把握しているTOPや幹部クラスであれば、逆に「理想」となるビジョンを示したり、無私の精神で、強いリーダーシップを発揮することが可能なときです。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。

《 1.牡羊宮 = Sign Aries 》

牡羊宮に象意を持つ人は、念のためにですが、今週前半は人間関係や異性関係のトラブルに気をつけておいたほうがよいでしょう。
今週は、特にリーダーシップを発揮できるときになりますが、正しい現実ビジョンに基づくだけではなく、結果的にせよ、勘違いによる指導力の発揮となる可能性の両方が週末に近づくほど強まってきます。
重要なことは、ワンマンになったり、傲慢な権威主義に陥らないことで、さらに今週は不健全な「思い込み」には充分に気をつけることです。

One-Point ◆ 「禍福はあざなえる縄の如し」とあるように、自分の立場を過信し、権力をかさにきたパワハラやセクハラなどの行為は、一瞬にして大きな禍いを我が身にもたらしやすいときです。

《 2.牡牛宮 = Sign Taurus 》

牡牛宮の象意を持つ人は、今週は大きく星のパワーが注がれますので、活力が2倍にも3倍にも増幅され、アクティブになれるときです。
とくに牡牛宮の前半に象意を持つ人は、その傾向が強く、明るく前向きな気分でタフな行動が運勢を開きますが、念のため不健全な行動や情動には注意が必要です。
牡牛宮の後半に象意を持つ人は、ごくまれに、まったく逆に失恋の痛手など激しい精神的な落ち込みに陥る人がいないわけではありませんが、その場合であっても、発想を転換すれば、週末が近づくにつれて楽天的になっていくことが可能です。

One-Point ◆ 今週あたりまでは、ラブ・アバンチュールや秘密の情事、また年の差のある違法な色恋などは、トラブる可能性が高いときなので、気をつけておくにこしたことはなさそうです。

《 3.双子宮 = Sign Gemini 》

双子宮に象意を持つ人は、昨今はスピ系や占いや情動面に関わりを持ちやすい運勢期にありますが、今週前半はともかく、週末が近づくにつれて内面性を深く考えたり、いっそう活動していくためのちょっとした転換点を迎えていくことになります。
今週前半は、異性関係のトラブルに注意しなければなりませんが、仕事においては、新しいアイデアを出したり、新規開拓をしていくことができるときです。
週末以降から来週にかけては、とくに双子宮の前半に象意を持つ人ほど、自分自身の精神面を見つめる時期に入り、心理面を模索したり、充実させていくときに入ります。

One-Point ◆ 双子宮の後半に象意を持つ人は、今週はまだそこまではいかないので、新しい仕事や活動の方向性など、自己理想像を探求をしたり、情報収集をしておくと近々役立ちそうです。

《 4.蟹宮 = Sign Canser 》

蟹宮に象意を持つ人は、良し悪しはともかく、仕事や社会に新しい風を吹き込んだり、活動範囲を広げていく人生期ですが、頑なにならずに、いろんな人の考えや立場に配慮しなければなりません。
また、今週は特に、周囲の人々に対して権力的になったり、自分の考えを押し通そうとしたり、我知らずとも自己本位やわがままにもなりやすいときになります。
そこには「こうあるべき」といった理想のビジョンを持つ場合もありますが、よくよく現実を把握しておかないと、多くの場合、偉大なる勘違いに陥って、周囲から顰蹙をかうことも起こりそうです。

One-Point ◆ 蟹宮の後半に象意を持つ人は、自分の精神面を含めて、仕事や自分の現実を根本から見直すときで、旧い因習を捨てて、新しい人生計画をスタートさせる時期を通過中です。

《 5.獅子宮 = Sign Leo 》

獅子宮の象意を持つ人は、先週同様に、パワフルに活動できるときにあるのですが、有り余る活力やエネルギーが、よからぬ方向に発揮されないように、充分に注意しておかなければなりません。
今週前半から中ごろまでは、獅子宮の一部とはいえ、特に若い異性を相手にした「擬似恋愛」はじめとするインモラルなラブ・スキャンダルの可能性が、ふだんより出やすくなっているときだからです。
ただし、今週も仕事や社会活動においては華やかで、行動も活発になっていきますが、そういった表向きとはウラハラに、自分の内面にやりがいや喜びが伴いにくくなるかもしれません。

One-Point ◆ 逆にいえば、対外的に旺盛な社会活動と、自分自身の奥深い内面の精神性のバランスをとることが必要なときにあります。精神面の確立が運勢を左右しやすくなっているからです。

《 6.乙女宮 = Sign Virgo 》

乙女宮に象意を持つ人の今週は、週末になるほど、さらに活力が高まると同時に、その反面、自分自身の心や内面に意識が向きやすくなりますので、やや複雑な様相のときになりそうです。
良いとか悪いということとは関係ないのでそれはともかく、自分自身の現実把握能力などを、傲慢にならないようにして、ある意味、信じておくことも重要です。
難しいことを書けば、通常、これまで常識や正しいノウハウとされていることと、今後の本来の精神性における奥深い真実とは、大きく異なることが多いのがホントのところだからです。

One-Point ◆ もう少し分かりやすく書けば、一般に常識とかノウハウとされていることと、運勢に恵まれるということは、案外とイコールではないので、そこに矛盾をみたり感じるかもしれません。



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