宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢1/牡羊宮〜乙女宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.215 / 2011.06.13 〜 06.26

●隔週土曜日に更新予定です。
※2011年 6月11日アップ

今週の星の宮移動

今週から、天秤宮10度の土星が順行に戻ります。
17日には水星が蟹宮に入宮です。
21日には火星が双子宮に入宮します。
翌22日の未明、午前2時すぎに太陽が蟹宮に入宮します。
今週は、天秤宮の土星、山羊宮の冥王星、牡羊宮の天王星のTスクエア(180・90・90)に、太陽と水星が加わって、グランド・クロス(90・90・90・90)が形成されます。
このグランド・クロスに対しては、魚宮の海王星、牡牛宮の木星、双子宮の金星が、それぞれに調停(60・120・180)の座相を投げかけていきます。
海王星と火星が矩(スクエア=90度)です。
今週まで、土星を取っ手とするバケット型のホロスコープです。
人によって課題がそれぞれ、現実的なことを伴いつつ生じてきますが、良し悪しはともかく、案外と楽観視できたり、前向きに取り組んでいきやすいときです。
ただし、お気楽になりすぎて、何も解決や進展もしなかったということにならないよう、ほどほどに…。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。

《 1.牡羊宮 = Sign Aries 》

牡羊宮の象意を持つ人は、前半に象意を持つ人ほど意識の転換や発想の転換が必要なときで、また今週はしぜんとそうなっていきやすいときだといえます。
牡羊宮は思ったことをストレートに口にしやすいために本来、ストレスを溜めにくい人が多いのですが、今週は意志や意識を明確にしていないと、成すべき目的がボカされたり、怠惰な方向に流れやすいかもしれません。
こういうときは、自分の内面をよく見つめつつも今後の活躍を現実的にとらえながら、方向転換を図っていくとよいときです。

One-Point ◆ 人によって課題は多々あるものの、意識が明確になりにくいかもしれませんので、ときには思い切ってストレス発散をかねた気分転換でリフレッシュしてみるのもいいでしょう。

《 2.牡牛宮 = Sign Taurus 》

牡牛宮の象意を持つ人は、前半に象意を持つ人をはじめとして良し悪しはともかく、とても強い情動を持ったりパワーを受けやすい時期にあります。
場合によっては、自分でも制御しきれないほどに「想い」や「イメージ」が膨らんで意中の人やパートナーをはじめ、周囲の状況とかかわっていくようになるかもしれません。
そういった中で牡牛宮の最後のほうに象意を持つ人は、念のために怠惰な習慣に浸ってしまうことがないように今週はご注意ください。

One-Point ◆ 人によっては、多いに前向きで高尚なレベルで物事をとらえて、自分の精神性をアップさせたり、またボランティアなど奉仕的な思いや活動を試みることにも起こりそうです。

《 3.双子宮 = Sign Gemini 》

双子宮の象意を持つ人は、今週は単純には書けないのですが、心のふり幅が大きかったり、考えや状況が揺れるかもしれません。
まあ、ドラッグはないと思いますが、場合によっては医薬品やアルコールなどにかかわる反面、一転して着実な自分自身に戻ったりと、非日常と現実が交錯しそうです。
そうではあっても、今週は派手さはなくても魅力がアップしたり、本来の自分自身を冷静にみつめて発揮していくことができやすいでしょう。

One-Point ◆ 重要なことは、昨今、考えたり感じたりしたことを、いろんな状況の中にあっても、自分自身が誠実に実体化していく努力を少しずつでも、何らかのカタチでしていくことです。

《 4.蟹宮 = Sign Canser 》

蟹宮の象意を持つ人は、自分の置かれた立場を見直して、アレコレ考えたり、新しい展開を図っていくときにあるといえます。
良し悪しはともかく、これまでの歩みの結果が、自身の一つの状況となって現われやすいときなので、それを受けて、周囲との情報交流やコミュニケーションなどを活発化していくとよいでしょう。
蟹宮の最初のほうに象意を持つ人は、いくぶんなりとも現実把握がしにくかったり、スピリチュアルなど非現実的な「空想」に意識や関心が向きやすいときです。

One-Point ◆ 「禍福はあざなえる縄のごとし」とでもいいましょうか、停滞と新規展開が同時に起きている人生期にあるので、うまく切り回せるかどうか、相応の見識や実力が試されています。

《 5.獅子宮 = Sign Leo 》

獅子宮の象意を持つ人は、他に持つサイン(宮)によって例外があるとはいえ、「権力の頂点」ともいえる立場で活躍してもおかしくないときです。
相応の「抵抗勢力」がまったくないとは言い切れませんが、おおむね、自分が思い描いたビジョンを手中にしたり、それを実行していくことは不可能ではありません。
大丈夫だと思いますが念のため注意すべきことは、心の慢心で、横柄になったり、ワンマンな行動は、時と場合によっては、すべての立場を失うことになりかねません。

One-Point ◆ 基本的に旺盛な社会活動期なので、精神性を含めた実力を持っていればいるほど認められ、また賞賛され、周囲やパートナーからの評価も固まりやすいときになります。

《 6.乙女宮 = Sign Virgo 》

乙女宮の象意を持つ人は、周囲の人々に課題や問題が山積しているときであっても、非の打ち所がないくらいに運勢を回していくことが、一部の例外を除いて可能なときです。
自身の意識においても、また実体面においても、さらには他者との交流面においても、押しどころさえ間違えなければ、どんどんと発展的に進めていけるためです。
念のために書き添えておけば、深い霊性ともいえる精神性を持つことが第一で、第二に直観を働かせて、相手の真意を見抜いて接することが、慢心や油断による事態の悪化を防ぐことにつながります。

One-Point ◆ こういったときほど、自己本位になることなく、社会貢献の意識をもって、自分の能力を発揮していくことができれば、かえって自分の評価を高めていくことになりやすいでしょう。

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