宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢1/牡羊宮〜乙女宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.213 / 2011.05.30 〜 06.12

●隔週土曜日に更新予定です。
※2011年 5月28日アップ

今週の星の宮移動

今週は、6月3日に水星が双子宮に入宮します。
翌4日には、木星が牡牛宮に入宮です。
10日になると、金星が双子宮に入宮します。
海王星は今週前半、魚宮1度の直前で逆行に転じます。
今週は、冥王星と木星の三分(トライン=120度)に海王星が加わった小三角(120・60・60)が形成されます。
今週前半は水星が、今週後半は金星が、その海王星と矩(90度)をとります。
約半年ぶりに天王星と土星の衝(オポジション=180度)が復活し、冥王星を含めてTスクエア(180・90・90)が形成されました。
今週中頃は、これに水星が調停(180・120・60)の座相を投げかけます。
このTスクエアは、2009年と2010年に続いて近年3回めですが、今回は期間が短く来年はありません。
今年も政界をはじめ、ワンチャンスですが、いくつかの分野で何らかのサプライズ的な出来事や変化が起こりそうです。
双子宮で水星と合(0度)をなす太陽は、天秤宮の土星と三分(120度)です。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。

《 1.牡羊宮 = Sign Aries 》

牡羊宮の象意を持つ人は、前半に象意を持つ人と後半に象意を持つ人とでは、多少なりとも星のディレクションが異なってきます。
牡羊宮の前半に象意を持つ人は、社会的な実力や見識を持っているかいないかで現状は異なってきますが、いずれにしても、今後の社会活動に向けて変わっていかなければならないのは同じです。
牡羊宮の後半に象意を持つ人は、夢をもって大きなパワーを発揮していけるときですが、それゆえに仕事上の課題も大きくなりがちです。

One-Point ◆ もはや過去にこだわっているときではなく、意識的にも新しく生まれ変わるつもりで、現状に対応すべきです。新たな社会活動のための基盤を整えていく時期が始まりました。

《 2.牡牛宮 = Sign Taurus 》

牡牛宮の象意を持つ人は、自分の部屋や世界に閉じこもっているときではなく、自ら進んで興味と関心のあるものでいいので、果敢に体験していくときです。
基本、失敗や成功はどちらでもよく、失敗したように見えることであっても、そこから学べばよく、うまくいったようにみえることであっても、謙虚さを失わずに、一歩前進していくことが、これからの運勢期に合った生き方です。
これからの運勢を活かせない行動は、気分だけが前向きで明るくお気楽になって、安穏と何もせずに、今後の約1年間ほどを過ごしてしまうことです。

One-Point ◆ 牡牛宮の後半に象意を持つ人は、一目ぼれなど盲目的に異性を好きになったり、理想の人のように相手が思えるかもしれませんが、今の時期は念のために慎重にしてください。

《 3.双子宮 = Sign Gemini 》

双子宮の象意を持つ人は、現実に役立つ実際的な知識や情報に恵まれたり、実務的なコミュニケーションを図っていけるときにあります。
その一方で、社会や仕事上の夢やビジョンや、またスピリチュアルな活動との関係に適応させたり、バランスをとっていくことが、事情によっては難しいかもしれません。
ちょうど二つの大きな内外の動きが自分とその周辺にあって、相応の実力や見識がないと、それらをすり合せて調整し、現実に適用していくことが少し難しいかもしれないということです。

One-Point ◆ 「理論と実際」の差異を知って、うまく適合させることができるレベルにある人であれば、逆に、絶妙なバランスで理論や理想を現実化させていくことは不可能ではありません。

《 4.蟹宮 = Sign Canser 》

蟹宮の象意を持つ人は、ゴチャゴチャと考えることなく、また四の五の言うことなく、スパッと「事実」そのものを受け入れていくとよいときです。
新しく生まれ変わらなければならない自分や、相手の意志や自由を認める心の広さや、新規展開しはじめた仕事への対応など、現在、課題は山積しているといえます。
今週は、特にこれまで自分がどのように生きてきたのか、それが一つの結果として現われやすいときなので、謙虚にその事実を認めていくことが新しいスタートになります。

One-Point ◆ 要は、自分なりに考えても、その方向が正しいとはかぎらないので、まずは自分と周囲の実状を素直に認めて、現実を受け入れていくことから正しい対処が見えてくるでしょう。

《 5.獅子宮 = Sign Leo 》

獅子宮の象意を持つ人は、分かりやすくいえば、近年になく最大限に実力を発揮していくことができますし、また権能を振るっていけるときにあります。
組織や団体・サークルなどの中で、しっかりと現実に対応したコミュニケーションをとったり、知識や情報力を発揮していけるときにあるともいえます。
「立て板に水」の語りではなく、朴訥であっても、誠心誠意を込めたコミュニケーションや対応が功を奏するときなので、プライドのみに流れないことが必要です。

One-Point ◆ 仕事や社会活動などオフィシャルな立場と、公私を問わず組織における人間関係は必ずしもスムーズとはいえないので、人格的な対応も必要で謙虚さを忘れないことです。

《 6.乙女宮 = Sign Virgo 》

乙女宮の象意を持つ人は、良し悪しに関係なく、最も自分の実力や能力を発揮していくことができる運勢期を迎えています。
特に今週は、そのキッカケともいえるチャンスをつかんで、誠実さをもって実力を発揮したり、自分自身の実体や行動によって、それらを披露していくとよいでしょう。
ただ先週も書いたように、「好事魔多し」ともいえるときで、チャンスや運勢を一発逆転、一瞬にして台無しにしてしまう「敵」は、驕り高ぶったり、狭い了見で「完璧」さを求めすぎてしまう自分自身である可能性が高いときです。

One-Point ◆ どんなに「知識」や「スキル」を振りかざしても、100%の完璧は基本この世の中にはありません。完璧だと勝手に思い込む自分はいても、他者からは案外とそうではないからです。

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