宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
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●隔週土曜日に更新予定です。
※2011年 4月16日アップ
今週は、4月20日19時過ぎに、太陽が牡羊宮を抜けて牡牛宮に入宮します。
入れ替わりに、翌21日、金星が牡羊宮に入宮します。
今週前半は、牡羊宮の水星・火星に対して、天秤宮の土星、山羊宮の冥王星がTスクエア(180・90・90)をとります。
後半になると、火星が抜けて、代わりに金星がこれに加わります。
牡羊宮の天王星も、今後しばらくは冥王星と矩(90度)です。
一方、冥王星、魚宮の海王星、牡牛宮の太陽は、小三角(60・60・120)を形成します。
今週も、アスペクトは冥王星を中心に築かれ、牡羊宮には5つの星が集まって大会(ステリウム)を形成しています。
月末の30日と週末の1日には、これに月が加わり、6つになります。
これだけ冥王星と牡羊宮が強いと、何らかのカタチで「新しい出発」をうながされないわけはありません。
過去にとらわれずに、海王星による「理想やビジョン」のもと、国家も個人も「グランド・デザイン」を描いて進むとよいときです。
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注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
牡羊宮に象意を持つ人は、いろんな星のパワーが集中していることも含めて、自分の意志や考えとは異なる新旧の状況ゆえに、動きたくても動けないような状態に陥ることが続きます。
しかし、「理想やビジョン」を明確に感知することで、動くか動かないかも含めて、その判断や対処は可能なときです。
必要があれば、状況打破にむけて、頂点に立つなり、または頂点を目指して、能力を最大限に発揮していくことも可能なときです。
One-Point ◆ 一方的な思い込みや二者択一ではなく、多角的に現状を把握して対処できる見識や、充分な実力のある人であれば、昨今は、まさに自分の本領を発揮していけるときにあります。
牡牛宮に象意を持つ人は、全員ではないにしても、大半の人が希望をもって進むことが可能なときです。
今の時期は、多くの人々が新旧の変化のはざまにあって、動くに動きづらい状況にあるときですが、その中でも牡牛宮に象意を持つ人は、逆に現状に発奮して、他の人よりも社会に夢や希望を描いていけます。
自己変革や現状打破が可能なときで、自分の力で事態を切り拓く強い情動や意志エネルギーが与えられているためです。
One-Point ◆ 現状に対応できる技能やスキル、または現実を超越した考えや深い精神性を持つことができるので、多角的に配慮して、夢や願望を膨らませながら対処していくとよいでしょう。
双子宮に象意を持つ人は、無意識であっても、再出発の願望や何かをなすべき強い情動が高まりやすいときで、仕事や社会に「夢やビジョン」を描いて進んでいく人生期に入りました。
自分の現実や現状認識と、社会や仲間の状況は、必ずしも楽観できる状況ではないといえますが、深層の意識は新しい出発をうながしていきます。
双子宮のコミュニケーション能力や関係性を活かして、時代にふさわしく「友愛精神」を発揮して、活動していくのもいいのではないでしょうか。
One-Point ◆ 実際に活動するしないは、ご本人の見識や実力次第によって決めればよいのですが、少なくとも意識面においては、現実を受け入れつつ新たなスタートを切るときです。
蟹宮に象意を持つ人は、必ずしも事態は楽観的とはいえず、深刻かつ複雑な状況ですが、現実順応力に優れた蟹宮の特性を発揮していけるときです。
周囲に対するホンネともいえる隠れたいわば支配的欲求を内在し、対外的に実力や才能を発揮していけるときでありながら、運勢的に再スタートを図らなければならない複雑な状況にあるのが、今の時期です。
今週や今月は、ふだんにもましてそういった複雑な状況にあるために、頑なに自我を押し通すことは得策ではなく、周囲の状況を受け入れつつ、柔軟に対応していかなければならないときです。
One-Point ◆ いずれにしても過去は過去として、今後の新しい人生サイクルに向けた計画づくりを検討するときで、現実を受け入れつつ、現実と将来に沿った模索をしていくとよいでしょう。
獅子宮に象意を持つ人は、ついに本領発揮のときといっても過言ではないときを迎えました。
かといって事態は単純ではなく、パワーのままに自分勝手に考えて振る舞うと、周囲からの反発を受けやすい星回りでもあります。
要は、自分の技量や力量、またTOPとしての心構えなど、本物にふさわしいスキルを持つほど本領を発揮できますし、そのうえで見識をもって全体をバランスよくみて対処していくほど、自己の実現も可能になっていくときです。
One-Point ◆ すべてを自分が行なう必要はなく、最後の責任は自分がとるつもりで「夢やビジョン」を示し、高尚な精神を発揮して先頭に立つだけでも、周囲に力を与えることができます。
乙女宮に象意を持つ人は、敗戦の荒廃から使命感を持った官僚の「主導」によって日本が復興していったように、かつての優秀かつ懸命な「官僚」と同じように、本分を発揮していけるときです。
今回の大震災に関係があるなしにかかわらず、パートナーからの「夢やビジョン」を得て、自分の能力、すなわち完璧ともいえる医療介護的実務や管理事務能力など、スキルを発揮していけるときです。
狭く自己本位にとらえてしまうと、一面で逆にトラブルも起こりやすいときなので、そこはうまく周囲の意見や反応とのバランス感覚を図ることも今は必要なときです。
One-Point ◆ 本物の実務家や行政者であれば、そのへんは自己の分をわきまえた対応をしたり、逆に広く視野をもってとらえていくことで、杓子定規に陥らずに臨機応変に対処できるはずです。
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