宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢1/牡羊宮〜乙女宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.131 / 2009.11.02 〜 11.15

●西洋占星術と宝瓶宮時代の新しい西洋占星術=宝瓶宮占星学による今週の運勢=星のディレクションをお届けしています。
※2009年10月31日アップ

今週の主な星の動き

今週は、9日に金星が蠍宮に入宮します。星の宮移動はこれだけです。
天秤宮1度の土星は、山羊宮1度の冥王星と矩(90度)。
冥王星は、天秤宮から蠍宮に移動する金星と六分(60度)。
その金星は天秤宮にいる今週前半は、水瓶宮の海王星と三分(120)度です。
蠍宮で合(0度)をなす太陽・水星は、水瓶宮で合をなす木星・海王星と矩(90度)。その太陽は獅子宮の火星とも矩(90度)をとります。
今週後半は、火星と木星が衝(180度)をとりますので、太陽との間にTスクエア(90・90・180)が形成されます。
また太陽・水星は、魚宮22度の天王星と三分(120度)です。
水瓶宮の海王星と、魚宮の天王星は、2003年以来、ミューチュアル・リセプションの最中にあります。
※注) 「今週」という言葉は、1週間ではなく2週間分を指して使っています。

※最下段の「今週の星の動きを概説」も併せてご参照ください。

《 1.牡羊宮 = Sign Aries 》

牡羊宮に象意を持つ人は、自分とお客様など一般社会の人々との関係を、いかに良い身近な関係として継続していくか配慮する必要があります。
今週は、社会的な対人関係に課題が生じやすいので、一般社会の人々との協力関係を得るために身近な協同者やパートナーとの協力関係をうまく活用することがポイントになります。
牡羊宮に象意を持つ人は、今週また今月は活動的になれますので、それが自分本位の思い込みや尊大さをもった独りよがりな判断になると、対人トラブルが生じて仕事をうまく回せないので注意が必要ということです。

One-Point ◆ 牡羊宮の最初のほうに象意を持つ人は、社会的に重要な立場につくこともあって、自分の意識や対応や環境の転換を図っていかねばなりませんので一見、トラブルも生じます。

《 2.牡牛宮 = Sign Taurus 》

牡牛宮に象意を持つ人は、今週また今月は社会的な活動とプライベートな心境との間に摩擦やストレスが生じやすくなりますのでご注意ください。
たとえば何でもやらなければならない気の進まない仕事や、あまりの多忙さにやる気を失ったり疲れが出てきたりして、ショッピングで鬱憤を晴らしたり旅行や温泉にでも行きたくなるかもしれません。
そんなときはやはり、今週はマネージャーやパートナーといった協同者の協力を仰いで仕事のスケジュール調整を依頼するのが、文句を言われたとしても何とかしてくれそうです。

One-Point ◆ 恋愛関係であれば公私の多忙と自分の出無精や無気力によって、相手から不満をもたれたり気移りされたり逆に自分が気移りしたりして、ハートブレイクもありそうです。

《 3.双子宮 = Sign Gemini 》

双子宮に象意を持つ人は、はりきりすぎたり、つい激しい口調になったり、自分の技術を過信して職場で不調和を招かないようにご注意ください。
初心者のうちは緊張したり従順なので我慢をしているものですが、自分に知識や技術が身についてきて慣れてくるにしたがって、つい不満がでやすくなりがちです。そういった今週かもしれません。
とはいっても、知識やスキルも身に付いて仕事を任されたり、自由度が広まってきたゆえに起こりがちな情況なので、必要以上に気にすることもなく、まだマイペースでいけるでしょう。

One-Point ◆ 今週は自分らしく知識や能力を発揮して、新しい分野の仕事に取り組めます。それゆえ逆に自信を持ちすぎて、キツイ言葉を発しないようにしたほうがベストだという程度です。

《 4.蟹宮 = Sign Canser 》

蟹宮に象意を持つ人は、今週は自分自身はどうなの? といった実態を問われることになりそうです。
今週は自分の考えや自分の理想とする目標やカタチを目指して、新たな展開や新たな自分自身になるべく進んでいけます。
それゆえにこそ、どこまでそれを実体化できたのかが問われます。また、逆に身近な協同者との間に課題があるからこそ新たな目標に自分を駆り立てていかざるをえない状況が生じてきます。

One-Point ◆ どちらが先かという因果関係はともかく、進むべきに向かって進むことが必要なので、独りよがりな目的や目標やにならないように多方面から検証していかなければなりません。

《 5.獅子宮 = Sign Leo 》

獅子宮に象意を持つ人は、今週は自分自身がどういった意識や心構えでもって周囲に対応していくか見識を問われることになります。
自分自身のやる気と本当の自分の気持ちとの間に幾分のギャップが生じやすいときなので、それが対人関係にも現われて、人との絶妙な間合いがとりにくいかもしれません。見識が問われる所以です。
そうではあっても自分と相手との間合いを図ろうとする意識を持つことが自分の成長や身近な協同者との新たな関係を築くことにもなりますので、相手に配慮しつつも果敢に進むとよいでしょう。

One-Point ◆ そんなこんなで今週は自分の奥深い内面の意識がことの成否や良し悪しを決めます。そういった意味では、今週は自分の意識や見識が中心となって周りが動いていきます。

《 6.乙女宮 = Sign Virgo 》

乙女宮に象意を持つ人は、今週は言葉や文章の表現に気をつけながら得意の分析能力を発揮していくことが必要です。
能力を発揮できることに違いはないのですが、無意識のうちにでも闘争的になったり、自分のスキルを過信しすぎたりすると、コミュニケーション・トラブルや文書トラブルが起こる可能性があります。
もっとも、闘争的であっても、それに同調や味方をしてくれる同胞や同僚がいて評価されることになりやすいのですが、場合によってはそれが人事異動に結びつくことも起こりえます。

One-Point ◆ 乙女宮に象意を持つ人は、自分の能力やスキルゆえに異動や転職など新しい環境において人々との友好関係をもっていきやすい人生期の中に、ここ数年来あるからです。




ホロスコープ

今週の星の動きを概説

週は、参考の小惑星ケレス(セレス)を含めて、蠍宮において太陽・水星・金星・ケレスと四つの星が集中するステリウム(大会)が形成されます。それらの星が中心となって、ほかのすべての星々とのアスペクトが形成されます。
ただ、対宮の牡牛宮に星がないので、蠍宮との衝(180度)がみられないのが玉にキズです。今一つ積極的な対案や盛り上がりに欠けた状況になることを意味しています。
の蠍宮が何を意味するのかは、状況においてそれぞれです。
一番カンタンなのは、蠍宮に象意を持つ人です。
また、蠍宮が象わす職業のうちで、秘密を暴く探偵や警察・検察、研究者(探究者)や、男女関係のコミュニケーションに関わる水商売に関係する職種などです。
蠍宮がもつ象意は広く、高尚なものから俗悪なものまでありますので、特定は難しいのですが、いちばん分かりやすいのは、事件・事故などの真相を垣間みようとするジャーナリズムなどの事象において話題や関心が集中しやすくなります。
ではあっても、それらの出来事が興味本位や表層的なものになりやすいのは、やはり衝(180度)のアスペクトがみられないゆえです。
にでも分かる政治の話では、先々回も少し書きましたが、蠍宮の生まれの亀井金融担当大臣に関する出来事が挙げられます。
彼が関わる日本郵政株式会社をめぐる社長人事の問題や、中小企業や個人の借金返済を猶予するといったモラトリアム問題などは、事の重大さから考えれば、もっと積極的な対案が示されたり、マスコミなどでも大きく盛り上がってもいいはずなのですが、衝(180度)のアスペクトがないせいか、小さくまとまった反論や話題にしかなっていないようです。
今週は蠍宮を中心としたアスペクトが形成されることから、さらに反論が示されたり、新たな展開が起こる可能性があるのですが、やはり衝(180度)のアスペクトがないことは玉にキズです。
う一つ重要なことは、獅子宮の火星、蠍宮の太陽、水瓶宮の木星が形成するTスクエア(90・90・180)です。
これはテロの危険性を象わしますし、要人暗殺テロにも念のため注意が必要です。
ときあたかもオバマ米国大統領の来日が今週に予定されていて、彼が火星が位置する獅子宮(太陽)の生まれであることも含めて、充分なセキュリティーが欠かせません。
Tスクエアの一翼(木星)に海王星が合(0度)なのも意味があります。
一つはテロの膨張化です。被害が大きくなる可能性を示しています。もう一つは要人暗殺テロに、計画倒れや勘違いが生じる可能性です。テロ側と警備側のどちらに出るかがポイントです。充分な対応をすれば防げます。
また、この海王星に太陽と三分(120度)をとる魚宮の天王星がミューチュアル・リセプションなので、火星(軍事)を含めたTスクエアとあわせて、太陽によって象徴されるオバマ氏のアメリカから、新たな関係を求めて要求が突きつけられます。
参考までに、太陽が矩(90度)をとる水瓶宮(木星・海王星)も、太陽が三分(120度)をとる魚宮(天王星)も、どちらも日本がもつ象意であり、太陽がある蠍宮の対宮である牡牛宮も現代日本がもつ象意なのは「日本は何座宮?」に書いたとおりです。

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