宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
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●西洋占星術と宝瓶宮時代の新しい西洋占星術=宝瓶宮占星学による今週の運勢=星のディレクションをお届けしています。
※2009年 8月 8日アップ
今週は、星の宮移動はありません。
今週前半、山羊宮の冥王星と魚宮の天王星、天王星と双子宮の火星、火星と乙女宮の土星は、それぞれ矩(90度)をとります。しかし、少しずつズレているため、グランド・クロス(90・90・90・90)までは形成されません。
今週後半になると、火星が動き、また乙女宮の水星が土星と合(0度)をとって、上の星々とグランド・クロスを形成します。
このグランド・クロスをとる二つの衝(180度)に対して、水瓶宮で木星と合をなす海王星、それらと衝をとる獅子宮の太陽、そして蟹宮の金星が、それぞれ調停(60・120・180)の座相を投げかけます。
このとき月は、蟹宮(17日)から乙女宮(22日)へと移動しますので、今週後半は、フルキャストで星たちがグランド・クロスやら調停座相×2(ミスティック・レクタングル)などを形成しますので、ややこしいこと。(笑)
※注) 「今週」という言葉は、1週間ではなく2週間分を指して使っている場合がありますのでご了承ください。
※「今週の星の動きを概説」もご参照ください。
牡羊宮に象意を持つ人は、現在の状況に対して、胆(はら)を決めてかからなければなりません。
何事か起こったほうがファイトを燃やす牡羊宮なので心配は少ないのですが、怠惰に流れずに迷いを断ち切って、果敢に現状に立ち向かっていくときです。
状況は単純ではないので、どう進むかは人によってケースバイケースですが、自分の意志とプライドを強く持つことが対応を可能にするポイントです。
One-Point ◆ 過去のスキルだけに頼るのではなく、新しく自分に相応しいスキルを身に付けていくとよいでしょう。一方で、現実をよく見た冷静な対応を心掛けていく必要があります。
牡牛宮に象意を持つ人は、社会的な成功や幸福が約束されていることを信じて歩むとよいかもしれません。
世間の状況はアレコレあっても、牡牛宮にとっては結局、自分の内面の意識や心掛け次第では、どうにでも取れますし、また動くことができるときです。
仕事であれば、現実を見据えて業務の拡大が可能ですし、愛情や恋愛関係であれば、その関係性はともかく、現実的な進展が期待できます。
One-Point ◆ 「ピンチの中にチャンスあり」、うまく機会をつかみましょう。ただし、他に持っているサイン(宮)次第では、複雑な動きに巻き込まれる場合もありますので、前向きに対処することです。
双子宮に象意を持つ人は、先週と同じくやる気をもって歩めますが、空回りしないようにご注意ください。
現状に馴染んで対応している人は別ですが、現状を何とかしようと焦って対処したり、自分勝手な考えによって現実を把握せずに対処すると、今週は判断を誤ったり、間違った対応をしてしまう可能性が出てまいります。
ただし、優れた見識や実力を身に付けた人であれば、現状を正しく分析判断して、どういった方向に進んだらよいか、今後の人生を考えた長期展望に立った前向きな対応ができます。
One-Point ◆ 厳しい現状であっても、今年は「麻酔」が効いていて、普段より楽天的な対処が可能です。来年になると現状は漸次改善していきます。今は試練を楽しまれてはいかがでしょう?
蟹宮に象意を持つ人は、周囲の喧騒(けんそう)をよそに、自己の美意識というか、異性への関心が高まっていきそうです。
特に蟹宮の最初に象意を持つ男性(また、双子宮の最後に象意を持つ人)は、パワハラやセクハラはもちろん、パワハラやセクハラと誤解されるような行動さえしないように、充分に注意をする必要があります。
普通に蟹宮に象意を持つ人であっても、今週は不倫願望やラブアフェアに対する意識や行動が刺激されますので、良くも悪くも注意しておきましょう。
One-Point ◆ 蟹宮の象意しか持たないという人は、まず、いませんので、他に持っているサイン(宮)次第によっては、複雑な状況の渦中に身を置く事態に巻き込まれないとはいえません。
獅子宮に象意を持つ人は、複雑な状況の一翼を担うような立場に巻き込まれたり、あるいは引き込まれてキャスティング・ボート( casting vote )を握るような位置に立たされるかもしれません。
ただし、それが自らの意志によって、戦略的に考えて選択したものか、あるいは周囲の状況によって御輿に担がれているだけなのかは、微妙なところです。
それが悪いことではないのですが、それをいいことに権力や横暴に振る舞うと、今週は途端に激しい対立が生じますので、さじ加減や多少は任せることも必要です。
One-Point ◆ パートナーや協同者との関係は「帯に短しタスキに長し」。思惑がお互いにありますので、柔軟な対応が望まれます。ではあってもパートナーとは良い関係を保ちやすいときです。
乙女宮に象意を持つ人は、現在の混乱する複雑な状況の当事者であると同時に、冷静に現実を分析して対処することが可能です。
見識や実力のある人ほど、自分の能力を最高に発揮できるときですし、自分の使命や心の深奥を見つめて、本物になるべく自己修養のときともいえます。
いずれであっても、今は過去の人脈や所属(組織)にこだわっているときではなく、新しい組織や人間関係も視野に入れた動きを考慮する必要があります。
One-Point ◆ 重要なアドバイスです。乙女宮に象意を持つ人の多くは、もはや過去にこだわって守旧を貫くべきときではないのです。時代は新しい方向に動いていることを腑に落としましょう。
先週はお休みしましたので、少しだけ西洋占星術&宝瓶宮占星学による「概説」を書いておきます。
上の「今週の主な星の動き」に書いたように、今週後半は、山羊宮の冥王星、魚宮の天王星、双子宮の火星、そして乙女宮の水星・土星の合(0度)によるグランド・クロスが形成されます。
これに対して水瓶宮の海王星や蟹宮の金星や獅子宮の太陽が、それぞれのサイン(宮)から三つの調停座相を投げかけ、月がこれらと関わりながら蟹宮から天秤宮へと移動していきます。
このようなアスペクト・パターンで、「前向きな意識をもった対立」が起こらなければ不思議です。
時あたかも、「政権選択選挙」とうたわれる衆議院選挙の公示(8月18日)が行なわれ、投票日は8月30日(日曜日)です。
先のことを書きますが、実はこのあたりから、9月の山羊宮の冥王星、魚宮の天王星、乙女宮の土星が形成するTスクエア(90・90・180)の影響が出てきます。
このTスクエアを形成する星々は、いずれも現実社会に関わる強力な象意を持つ星なので、魚宮に象徴される時代的な実務(官僚)や組織体制の変革を意味します。
このことは、約1年前にアップした「新旧混在と変革の2009年」を執筆する時点で、ホロスコープや星の動きをリーディングしたときに分かっていましたので、そういうこともあって「変革の2009年」と題したのです。
それは麻生首相が選出される直前のアップでしたが、今年の9月頃には政治情勢に限らず、何らかの大勢(体制)変化があることを、すでにホロスコープからリーディングしていたということです。
もちろん、星はTクロスを形成する冥王星と天王星と土星だけではありませんので、他の動きも出ます。ただ、これらは現実の変革を象わす星々ですし、トランシット(通過)するサイン(宮)、そのアスペクト(座相や位相)、大きな時代の動きからは、「双魚宮時代の組織体制の対立と変化」になります。
となれば、この変革は、新しい宝瓶宮時代の組織体制へ一歩を踏み出す何らかのキッカケになることは、容易に予想できるとこるです。
注意すべきことは、政治が主体の時代ではないということです。
国民が主権者です。国民一人ひとりが一票を通じて政治家を選び、国民に代わって為政を信託するものです。それが自由民主主義(議会制民主主義)です。宝瓶宮時代の主人公は、国民一人ひとりなのです。ご参照→「宝瓶宮時代とライフスタイル」
いずれにしても今週は、政治情勢に限らず、精神面をも含めて、何やら複雑な状況が起こりやすくなっています。
現実面や精神面に関わらず、自分の成すべき方向と主体性をしっかりと持って、周囲に振り回されないように状況をよく見極めて、前向きに対処していくことが必要です。
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