宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
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●西洋占星術と宝瓶宮時代の新しい西洋占星術=宝瓶宮占星学による今週の運勢=星のディレクションをお届けしています。
※2009年 7月11日アップ
今週は12日に火星が双子宮に、18日に水星が獅子宮に、続いて太陽も23日に獅子宮に入宮します。
今週のアスペクト(星の座相)は、前半はかなり複雑ですが、後半は比較的シンプルです。
先週「今週の運勢2」にも書いたとおり、16日〜18日頃に、蟹宮の「太陽・水星」の合(0度)を頂点とした、水瓶宮25度の「木星・海王星」の合と、山羊宮1度の冥王星、それにとドラゴンヘッドとの衝(180度)を加えたヨッド・カイト(150・150・60+180)が短日時ながら形成されます。
ややこしいことに、その「太陽・水星」は、「木星・海王星」を頂点としてケレスを交えたヨッド(150・150・60)、また、冥王星を頂点として火星を交えたヨッドの一翼を担うという複合ヨッドの珍しいアスペクトが形成されることです。
後半の特徴は、山羊宮の冥王星と魚宮の天王星、その天王星と双子宮の金星、その金星と乙女宮の土星が、それぞれ矩(90度)をとります。これらは少しずつずれているため、Tクロスやグランド・クロスにはなりません。
この魚宮の天王星と太陽は三分(120度)で、ご参考に乙女宮のケレスを交えれば、調停(60・120・180)の座相を形成します。
また、週末付近には、「木星・海王星」と金星が三分になります。
※注) 「今週」という言葉は、1週間ではなく2週間分を指して使っている場合がありますのでご了承ください。
※最下段の「今週の星の動きと出来事」の概要もご参照ください。
牡羊宮に象意を持つ人は、すべてをひっくり返すというと大袈裟ですが、意識の変革を図りながら、仕事の新展開を求めていくときです。
現状を打開するには、自分の考え方や物事の捉え方、また自我意識の変革が今週は前提となりますし、またそれが可能なときです。
社会的な立場や仕事において権威的な立場に就いたり、指導力を発揮していける人生期を迎えつつありますが、時代の要請に沿った平等観や友愛精神を発揮していくことが必要です。
One-Point ◆ ワンマンな権力主義に陥ると、トラブルや対立を招きます。また、後日、しっぺ返しがきます。今週は、高い人格意識や情愛をもってパートナーや協同者と接することが可能です。
牡牛宮に象意を持つ人は、仕事も含めて社会的にどう対応していくか、方針を大きく方向転換していくことが必要です。
仕事が好調な人であっても、今週は自分自身の立場や実体に課題や問題がないわけではありません。
いい機会なので、自分の実情を見つめて、精神的な方針といった生きるべき方向性や目的の転換をより高いレベルに図っていくとよいときです。
One-Point ◆ 自分の実体に課題があるからといって、必ずしも仕事がうまく回らないわけではありません。自分の個性に相応しいスキルを発揮できれば、仕事の成果は上げられるときです。
双子宮に象意を持つ人は、今週は「禍福はあざなえる縄のごとし」という状況で、またそういった精神によってパワーや魅力を発揮していくことをオススメいたします。
具体的な状況は個々人のホロスコープ(出生天球図)によって異なってくるのですが、いずれにせよ、問題があったり嫌だとしても、人との対応は前向きに明るく魅力的に、またやる気を出していくとよいし、それが可能なときなのです。
双子宮に象意を持つ人は、一般にコミュニケーション能力が高いのですが、今月は充分にその能力を発揮していくことができるからです。
One-Point ◆ 昨今の厳しい現状や個々の状況であっても、今週や今月は充分すぎるほど本領を発揮していけるときなので、「禍を転じて福となす」意識や取り組みがポイントだということです。
蟹宮に象意を持つ人は、現状を変革したい気持ちや機運がピークに達するなど自己主張をする気持ちが強くなりそうです。
週末になればトーンダウンしていくでしょうが、今週後半は、特に人によっては感情や気分の起伏変化や情緒の変化が激しくなりやすいので、自分自身をよくコントロールしていきましょう。
「動かざること山のごとし」の心構えで、軽々しく過激な発言や行動をとらないように気をつけておいたほうがよいようです。
One-Point ◆ 蟹宮に象意を持つ人は、感受性が強いため、必要以上に敏感になったり周囲に気を遣いすぎることが多いものです。今週は「八風吹けども動ぜず 天辺の月」の心境も必要です。
獅子宮に象意を持つ人は、特に前半に象意を持つ人をはじめとして自分自身はもちろん相手に対しても、新たな変革を試みた動きをとることになるかもしれません。
状況は単純ではないのですが、自己の考えに固執しやすくなって、協同者やパートナーに対する自己主張や要望が強まりそうです。
それを理解して同調してくれる人も現れますが、逆に対人関係を悪くしてしまうこともありますので、人知れぬ裏切りを招かないように、一定の配慮を示しておきましょう。
One-Point ◆ 自己主張が社会に対してか、異性に対してかは人によって異なりますが、我説にこだわりすぎるとトラブルや離縁や裏切りを起こしやすいので、友愛的に進めるとよいようです。
乙女宮に象意を持つ人は、先週も書きましたが今週も引き続き、自分の立場や、所属する組織や仲間との関係変化が高い確率で起こりやすいときです。
それは善とか悪とか良いとか悪いとかいうべきものではなく、変化を避けたければ妥協が必要ですし、変化を受け入れればその変化を成長や気づきや発展のチャンスにすればよいだけです。
要は、絶妙なバランス感覚が必要な今週なので、自分の見識や実力によって、どこまでどう対応していくかで、結果が両端に分かれやすいということです。
One-Point ◆ 冷厳に状況を分析把握し絶妙柔軟な対応をとれば、今月は社会的に有用視されたり、上司や周囲の引き立てを受けて活躍できます。そうでない場合は、それなりに活躍です。
今週はお休みの予定でしたが、簡単に書いておきます。
「今週の星の動き」に書いたように、動きの早い水星と、参考にケレスを交えているとはいえ、16日〜18日頃に短日時ながら複合的なヨッド(150・150・60×3個)が形成されます。先週の「今週の運勢2」にも書いたのですが、大きな変化や動きが、その前後を交えて起こることも充分に考えられます。
12日(日曜日)の東京都議選投票の結果後にこのページをご覧になる方がほとんどだと思いますが、そのために、都議選の影響が作用して、国政レベルなども交えた大きな動きが出ることも当然ながら予想できます。
この原稿を書いている9日の時点、また、東京から遠い福岡では、残念ながら都議選の動きはまったく見えてきません。
場合によっては、追記の可能性も生じます。(笑)
さて、今週後半、月は、20日に双子宮22度〜蟹宮5度を移動し、前日から双子宮15度の金星と合(0度)をとりつつ、さらにはケレスを交えて、天王星、冥王星とグランド・クロス(90・90・90・90)を形成します。
その2日後、月が太陽とドラゴンテールにおいて合となる22日は、ご存じのとおり日蝕。ノード(ドラゴンヘッドやドラゴンテール)に太陽があるときに月が合のアスペクトをとると、地球上のどこかで日蝕が見られます。
さらに4日後、月は26日に乙女宮21度〜天秤宮4度を移動。金星、冥王星と矩(90度)、天王星と衝(180度)を形成します。金星と冥王星が衝にはなっていないので、グランドクロスは形成されませんが、この月の位置は、ちょうど麻生首相の出生時の太陽と合になるので、ちょっと注目です。
てな具合で、都議選以降の複合的なヨッドや、後半の月の華やかな(笑)動きが「何か」のキッカケにならないとも限りません。最終的な判断はもちろん、人の意志決定に委ねられています。
また、後半の特徴である、冥王星と天王星、天王星と金星、金星と土星のそれぞれほぼ同時期の矩(90度)は、時代の流れと個々人の信条が複雑に絡み合って、変化や変革を求めて現実的な対立を生じやすいことを象わしています。
そこに月が絡んでくるので、社会的には政界などはもちろん、ホロスコープ(出生天球図)次第では個々人においても、いろいろと動きや立場上の変化が起こる可能性が高くなります。
それは、良いとか悪いとかといった問題ではなく、「新旧混在と変革の2009年」でも述べたように、結果的に宝瓶宮時代の意識の目覚めをうながす一つの要因となっていくものです。
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