※ここはサブページです。本来の西洋占星術のサイン、ハウス、アスペクトなどホロスコープや相性については、「宝瓶宮時代の新しい西洋占星術=宝瓶宮占星学」のホームからご閲覧ください。
西洋占星術は、12のサイン(星座宮)と、12のハウス(室)と、10の星(天体)と、そのアスペクト(位相や座相)によって占います。
◆これら、サイン、ハウス、星(天体)を地球上から見て円形に写し取り、度数やアスペクトを記入したものをホロスコープといいます。西洋占星術は、このホロスコープを解読して占う手法です。
◆西洋占星術の12のサイン(宮)は、春分点(実質、毎年の春分の日)を起点に、黄道を均等に30度ずつ分けたものです。
牡羊宮にはじまり、牡牛宮、双子宮、蟹宮、獅子宮、乙女宮、天秤宮、蠍宮、射手宮、山羊宮、水瓶宮、魚宮とすすみます。一般にサインは、「特性(性質)」を象わすとされます。
◆西洋占星術の12ハウス(室)は、生まれた時刻にその場所から見た真東(上昇点=ASC:アセンダント)を起点に、足元側(天底=IC)→真西(下降点=DES:ディセンダント)→頭上側(天頂=MC)へと、順番に12に分けたものです。その幅は、ハウス・システムや出生時間によって異なり、一般にハウスは、「事柄」を象わすとされます。
◆10の星(天体)は、太陽と月、それに冥王星を加えた太陽系の惑星で、地球は除きます。一般に星は、「機能や力」を象わすとされています。
このほか、ドラゴンへッドやドラゴンテ−ルをはじめ、ケレス(セレス)やジュノー、ベスタ、キーロンなどの小惑星を加える場合もあります。
◆これらの12サインや12ハウス、10の星やアスペクトが、生まれた時間にどういう配置になっていたかによって、性格や運勢を占うのが、一般的な西洋占星術です。
生まれたときのこれら12サインや12ハウス、10の星の配置を忠実に円の上に写し取ったものをホロスコープ(チャート)と呼んでいます。
個人が生まれた時間のホロスコープ(チャート)は、正式にはネイタル・ホロスコープ(出生天球図)といいます。一般にホロスコープという場合、これを指すことがあります。
◆相性をみるときには、お互いのホロスコープ(出生天球図)を重ねて、関係性を見ます。相性をみるホロスコープは、正式にはシナストリー・ホロスコープと呼ばれています。
◆将来、何が起こるかといった未来予測は、ホロスコープ(出生天球図)だけで見るプログレス法と、実際の星の動きをネイタル・ホロスコープ(出生天球図)重ねてみるトランシット法があります。
「トランシット」というのは、生まれた時の星を「ネイタル」と呼ぶのに対して、現在も実際に移動している星のことをいいます。
◆ちなみに、個人を占うだけでなく、事件や事故、社会現象、政治経済、自然現象などを見る西洋占星術(ホラリ−占星術やマンデン占星術など)もあります。扱う幅が広く難しいため、さほど普及していないのが実状です。
◆インド占星術(ジョーティシュ)は、四角いホロスコープ(クンダリー)を使います。西洋占星術も、初期は四角いホロスコープでした。
インド占星術が西洋占星術と違うのは、サインの起点が現在の春分点ではなく約2,000年前のものなので、現在の西洋占星術より約24度遅くなります。この差を「アヤナムシ(アヤナムサ)」という面白い名前で呼んでいます。
また、太陽宮よりも上昇宮を中心にして占うこと、近年発見された天王星・海王星・冥王星を使わないことなどを含め、現代の西洋占星術よりも古典の西洋占星術に近いといえます。
◆西洋占星術が、中国の紫微斗数や四柱推命(八字)などと特徴的に異なるのは、「実星」とその位置による占いだということです。「実星」とは実際に観測される星やその配置のことです。
これに対し、紫微斗数や四柱推命などは、暦や時刻を元に関連付けた「虚星」を用います。一応、実際の中国式に星の名前(太陰星=月)を用いてはいますが、実際の星や星座の位置とは異なるものです。これは、かつて中国で天体観測が禁じられたため、生活のリズム(周期=暦)による占いを編み出さざるをえなかったという一説もあります。
◆とはいえ、西洋占星術も今やパソコン・プログラムや、市販の天文暦による星の配置を利用しているため、実測や目視と若干違う場合があるように感じてしまいます。
◆このサイトで紹介している宝瓶宮時代の新しい西洋占星術=宝瓶宮占星学も、西洋占星術と基本は同じですが、「吉凶」や「当たる・当たらない」といった占断を廃し、宝瓶宮時代の到来による「基礎理論」を用いたリーディングや、現実に即した「フレームワーク」を考慮します。そのため「実学」への展開が可能になりました。
正規の「西洋占星術」では、サインの呼称を「宮」で記します。しかし、一般的な「星占い」では、生まれた月日により「○○座」と誤って表すのが通常です。ここでは、念のため「星占い」の「○○座」(本当は○○宮)と該当する月日を書いておきます。
おひつじ座 3月21日〜 4月19日
お う し座 4月20日〜 5月20日
ふ た ご座 5月21日〜 6月21日
か に 座 6月22日〜 7月22日
し し 座 7月23日〜 8月23日
お と め座 8月24日〜 9月22日
てんびん座 9月23日〜10月23日
さ そ り座 10月24日〜11月22日
い て 座 11月23日〜12月21日
や ぎ 座 12月22日〜 1月20日
みずがめ座 1月21日〜 2月18日
う お 座 2月19日〜 3月20日
※生まれ日が次の星座宮の直前の場合は、両方を参考にして判断します。
◆次に「西洋占星術」で用いられる「サイン(宮)」を書いておきます。正統派の西洋占星術で用いられてきたサイン名(中央)と、英語表記のサイン名(右端)も併せて書いておきます。
牡羊宮 … 白羊宮(はくよう) Sign Aries
牡牛宮 … 金牛宮(きんぎゅう) Sign Taurus
双子宮 … 双児宮(そ う じ) Sign Gemini
蟹 宮 … 巨蟹宮(きょかい) Sign Canser
獅子宮 … 獅子宮(し し) Sign Leo
乙女宮 … 処女宮(しょじょ) Sign Virgo
天秤宮 … 天秤宮(てんびん) Sign Libra
蠍 宮 … 天蠍宮(てんかつ) Sign Scorpio
射手宮 … 人馬宮(じ ん ば) Sign Sagittarius
山羊宮 … 磨羯宮(ま か つ) Sign Capricorn
水瓶宮 … 宝瓶宮(ほうへい) Sign Aquarius
魚 宮 … 双魚宮(そうぎょ) Sign Pisces
※表記の順番は上の《星占いの「生まれ日」による星座宮の区分》と同じです。
※余談ですが、西洋占星術の占い師が通例だからと「○○座」を使うならまだしも、西洋占星学や西洋占星術の研究家を名乗る人が、本来のサイン名「○○宮」ではなく、誤った「○○座」を使い続けているのは「〜学」として、また「研究家」としてどうでしょね?
◆当サイトでは、宇宙的周期(プラトン年=Platonic Year、グレートイヤーとも)の占星学的な時代は、正統派の西洋占星術の名称で「宝瓶宮時代」などと表記します。また、サイン名(宮=Zodiac Sign)は「(漢字)宮」で表記し、一般的な空の星座(星座=Constellation)は「(ひらがな)座」で表記しています。
→「恋愛と結婚の相性」など。
→「運勢を決めるサイン(宮)」など。
→「西洋占星術のハウス解釈」など。
→「アスペクトの日本語表記」など。
→「ホロスコープへのアプローチ」など。
→「ホロスコープとサインの真実」など。
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