宝瓶星学 ―宝瓶宮時代の新しいアストロロジー―
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●第1稿 : 2025年 4月11日アップ
「美咲ちゃん失踪事件」の記事を事件が起きた5年半ほど前にアップしました。
「基本三数リーディング」の検証中だったので、通称で“宝瓶宮占星学”と称していた頃です。
その後、記事にクレームが入ったので削除しました。
よっぽど的を射ていたのか、それとも女児の生存を信じ、話題になって“犯人”を刺激することを避けたかったのか。
ですが、3年ほど前に遺骨が発見されたことで、状況が変わりました。
今回は、「ホラリー・ホロスコープ」の「ヒント」を差し上げ、皆さまにご自由に解釈やリーディングをしていただく初の試みです。
失踪時と思われる時間のホロスコープは次のとおりです。
●めちゃくちゃ複雑なアスペクト・ラインのホロスコープになっています。
いくつかのアスペクトのラインはまとめていますが、かなり複雑なホロスコープです。
それだけに情報や考察が“錯綜”することが起こります。
そういった事情から、リーディングをしやすいように、上掲のホロスコープを「基本三数」ごとに4つのパーツに分けました。
One-Point ◆ ただし、ホロスコープは一人の人間と同じように有機的に全体が関連し合っています。そのため、分けるのは邪道ですが、分析は知的理解のはじまりなので、ご了承いただきたく存じ上げます。
●右のホラリー・ホロスコープの時間は、母親などの“証言”をもとに、おやつ後に美咲ちゃんが一人で広場から出たとされる3時45分にしています。
ただし、右の本文に書いたように“虚実”が入り混じることが象わされた時間帯です。
もっと早い時間に失踪したとすると、整合性がとれる場合もありますが、それだと証言がまったくの“ウソ”か“事実誤認”また“勘違い”ということになってしまいます。
それはそれ。
当時は“虚構”(フィクション)をもたらしていた「海王星」が、自らの共鳴サイン(宮)「魚宮」にあって象意が強かった時期です。
ですが、今年2025年3月末や来年2026年1月下旬に「海王星」が春分点を越えることで、漸次“虚構”の象意は薄れていきます。
そうすれば、何か見えてくるようになるものがあるかもしれません。
早速ですが、最初は失踪の“犯行の意志”となる“主因”に関するパーツです。
●失踪の“主因”は「水瓶宮」や「天王星」を頂点とするYOD=60/150/150度で象わされています。
国家など“公権力”が起こしたイベント(出来事)の場合、獅子宮がASC(Ascendant:アセンダント=上昇点)になることが多いのですがこれは逆です。
ポイントは、ASC=上昇点に、双子宮で第4ハウス(室)の“幼児”や“子供”また“母親”や“大衆”を象わす「月」が、下三分(ロウアー・トライン=120度)をとってスムーズな象意の関係性を結んでいることです。
もう一つは、ASC=上昇点に、双子宮の共鳴星「水星」が上三分(アッパー・トライン=120度)で、これまた“女性”などを象わす「金星」と合(コンジャンクション=0度)ゆえに「水星&金星」で“女児”がスムーズな象意の関係性を結んでいることです。
One-Point ◆ ASC=上昇点も共鳴星の「天王星」を頂点とするYOD=150/150/60度も“子供”(女児)にかかわることが象わされています。“失踪”の主因に直結するもので、水瓶宮また「天王星」ゆえ“アクシデント”が起きています。
次に、事件の“現場”を象わすパーツです。
●“現場”を象わす射手宮や共鳴星の「木星」は“遠くの地域”なども象わします。
失踪したのは言わずと知れた道志の森キャンプ場です。
当該ホロスコープで“現場”を象徴するMC=南中点:射手宮の共鳴星「木星」は、“幼児”(子供)などを象わす「月」を衝=180度として“ターゲット”としています。
また、「木星」には「ケレス」が合(コンジャクション=0度)で、“失踪”が象わされています 。
One-Point ◆ ここで重要なのは、“現場”を象わす「木星」と“幼児”(子供)などを象わす「月」の衝=180度に、乙女宮の「火星」が軸となってT矩(Tスクエア=90/90/180度)を形成していることです。T矩(Tスクエア=180/90/90度)の象意を「基本三数」によって正しく知れば、状況が見えてきます。※《リンク元に戻る》
失踪した女児“被害者”となった美咲ちゃんは、当該ホロスコープではどのように象わされているのでしょうか。
●「獅子宮」や共鳴星の「太陽」は“自分自身”や“自我意識”など自己の“主体性”を有します。
ポイントは2つです。
一般的にホラリー・ホロスコープで“犯人”や“加害者”側を象わすことが多い主体的な「獅子宮」が、ここでは“被害者”:失踪した美咲ちゃん側として象わされていることです。
そのため、共鳴星の「太陽」は“美咲ちゃん”自身を象わし、リーディングのポイントの一つになっています。
もう一つは、“実際”(現実)と“虚構”(フィクション)といった正反対の象意を持つ「土星」と「海王星」とが、DES(ディセンダント=下降点)を頂点とするYOD=150/150/60度の底辺を構成していることです。
One-Point ◆ “虚実”が入り乱れ、錯綜することを象わします。失踪した美咲ちゃん自身もそうですし、事件後、考察する人々も“混乱”して“勘違い”や“妄想”また“思い込み”に陥ることが、事実とともに避けられません。
●この記事では、ホラリー・リーディングの考え方を知ることができます。
“いなくなった”とされる時間が“事件の真相を暗示”することは充分にありえます。
人智を超えた宇宙的な「共鳴関係」からそうなります。
逆に言えば“美咲ちゃん失踪事件”そのものを象わすとはかぎりません。
“失踪事件”を解明するのではなく、「基本三数」によるホラリー・リーディングはどう行なうのか、そのお役に立てれば幸いです。
“深層(真相)”の解明は「基本三数」によるホラリー・リーディングの真骨頂です。
●事件または事故の“深層”は「太陽」また「水星&金星」がスムーズにかかわっています。
IC=(イムン・コエリ=北中点)は、双子宮2度で“被害者”を象徴する「太陽」や“女児”を象わす「水星&金星」 を下三分=120度としています。
三分(トライン=120度)は、“スムーズな象意の関係性”をもたらすため方向性の違いや食い違いはみられません。
とくに、前者の乙女宮27度の「太陽」は、同じく乙女宮21度の「火星」を合=0度としていることがポイントです。
「火星」は“アクション”や“行動”などを象わします。
《事件の“現場”の状況》でご説明したT矩=180/90/90度の軸となって“齟齬”をもたらす「火星」の一方で、当《事件または事故の“深層(真相)”》では“意志”や“方向性”を同じとする主体的な“アクティビティ”(活動、活発)が失踪の深層にあることが象わされています。
One-Point ◆ ASC=上昇点が「水瓶宮」であることをはじめ、共鳴星の「天王星」がYODの頂点となっていることは、常道とは異なる想定外の“アクシデント”があったことを意味します。そのため、通常の常識的な考察に陥るほど、真相の解明は困難です。
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