宝瓶星学 ―宝瓶宮時代のアストロロジー―

ご参考「深層の精神意識」
[心霊と霊識]
― 宝瓶宮時代の運勢ポイント ―

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深層の精神意識の変革と今日の「トランプ革命」

●第1稿 2025年 2月15日 アップ。


今回は「深層の精神意識」って何? という方へのヒントとなる記事です。

冥王星の水瓶宮入宮によって、その影響圏に入った2021年11月末から「深層の精神意識の変革」のデレクションがはじまりました。

宝瓶宮時代は「深層の精神意識」が重要になるためで、双魚宮時代の古い意識や“支配/被支配”の権力意識による通念から、共鳴関係論への意識転換が必要になっています。

そのために、宝瓶宮時代の共鳴サイン(宮)「水瓶宮」に入宮する冥王星の象意に基づいて、“意識変革”がもたらされていきます。

社会的にはそういうことで、アストロロジカルに申し上げますと、ホロスコープは「深層の精神意識」に共鳴するためです。



《 “ホロスコープ占い”のはじまり 》


ご認識されているか無自覚かはともかく、双魚宮時代末期の19世紀後半以降の現代占星術は理論なき“ホロスコープ占い”のはじまりでした。

その経緯は、“現代占星術の父”と呼ばれるアラン・レオが、当時の“心霊ブーム”(美称:近代スピリチュアリズム)の中、“疑似科学”となった古典理論を完全に捨てて、“当たる/当たらない”の象意解釈のみのエソテリック占星術をはじめたことに由来します。

この時点で大きなミスを冒したことに気づかないまま、「海王星」の象意波動のもとに現在も、そのような経緯をご理解されていないこともあってか、昨今の占星師の中には「象意は統計だ」と“お花畑”の思考で述べる方がいらっしゃいます。

いずれも“事実誤認”や“勘違い”の典型で、真摯に研究する統計学者の方にも失礼なお話です。

One-Point ◆ 現代占星術は「海王星」の“美しい夢”や“理想”の象意とともに“事実誤認”や“勘違い”の象意から逃れることができません。形而上世界を特徴とするために主観的な要素が強く、ご自分で気づくことが難しいためです。



“心霊ブーム”と占星術

“ホロスコープ占い”の成り立ちは次のとおりです。

何度も書くのは、何ごとも初めが肝心だからです。

「海王星」が発見された直後、唯物論「マルキシズム」と同時に一方では美称「近代スピリチュアリズム」こと“心霊ブーム”が起こりました。

殺伐とした工業化社会の中で、イエスの教え“永遠の生命”の存在がフォックス姉妹のポルターガイストとの“交信”によって“実在”することが確認され、降霊術など世界的な心霊ブームが巻き起こったのです。

「海王星」の象意波動によるもので、宗教信仰のリバイバルがもたらされ、世界各地で新興宗教団体が設立されています。

その中の一つ、霊媒師マダム・ブラヴァッキー率いる「神智学協会」の占星術ロッジ(支部)に所属したアラン・レオから広まったのが、現代占星術のはじまりで心霊同様の主観的な“エソテリック占星術”(秘境占星術)でした。

ちなみに、その後、古典理論を信奉する人々の批判と参入があったのですが、理論が導入されることはなく“ホロスコープ占い”が始まっています。


《 “タテの頭をヨコ”にする 》

例えばのお話ですが、水の中の生き物が地上の現実を知ることはできないようなものです。

それと同じで、理論を捨てた地上の人為解釈から、宇宙法則の現実を認識することもご理解することもできません。

とくに「海王星」は主観要素が強いため、普遍的な宇宙法則(天意)による本来の解釈の存在を認識することができす、その象意をご理解するには“自己否定”に似た意識変革が必要になります。

個人的な体験談です。

かつて西洋占星術を学んで、“吉凶解釈”に慣れ親しんでいたため、宇宙原則を発見しても脳内に沁み込んだ“解釈”を変えるのに“タテの頭をヨコ”にするような意識変革の葛藤を続けました。

理性で分かっても双魚宮時代の「対立二元論」による通念を意識変革するのは、社会的にもそうですが、個人的に容易ではありません。

「深層の精神意識」の変革のディレクションはそれに類似します。

One-Point ◆ 昭和世代など古い人ほど簡単には変えられません。とはいっても「深層の精神意識」の変革を避けることはできません。また、意識を変革しても、現実社会に反映していくには相応のタイムラグを伴ないます。


《 “宇宙波動エネルギー”の受容体 》

アストロロジカルにみて重要な事実は、ホロスコープは個々人の「深層の精神意識」に作用することです。

『図説「宝瓶星学」初学講座』(近日予定)の最初にそれらの仕組みをご説明いたしますが、個々人の「深層の精神意識」というのは、最先端の量子論でも解明されていない、時空を超越した“宇宙波動エネルギー”の受容体になっています。

奈辺の事情は、双魚宮時代の「心霊」から宝瓶宮時代の「霊識」への変容を伴なう「霊識開元」の複合ディレクションと密接にかかわります。

要は、古い“心霊意識”や人為的なホロスコープ解釈のまま、宝瓶宮時代の“宇宙波動エネルギー”による解明をご理解することもご認識することもできないようになっています。

宇宙法則なので仕方がないことですが、まずもって古い波長や波動では、宝瓶宮時代との共鳴ができません。

One-Point ◆ “心霊”などの古い霊性といった“深層の精神意識”のままでは、新時代の“宇宙波動”と共鳴しにくくなります。そのため、「深層の精神意識の変革」を伴なうことによる、時代の流れとともにある“天運”との共鳴が妨げられてしまうことが起こりえます。


●物理科学を超えた見えない世界のことですが、だからと言って「無い」のではなく、それらを含めた現実です。


《 心霊から霊識への意識変革 》

宝瓶宮時代の共鳴サイン(宮)「水瓶宮」を冥王星がトランシットして「深層の精神意識の変革」のデレクションがもたらされるのは、偶然でも単なる時代変化をもたらすのでもなく、もっと深い意味があります。

個々人の無意識の根本に「深層の精神意識」があって、運勢にも関与しているのですが、“心霊”から「霊識」への精神意識変革が必要になっています。

抽象的な表現になりますが、でなければ“息”ができなくなります。

いつまでも双魚宮時代の“水の中”にいると、今後は漸次とはいえ干からびていくために、“地上”において宝瓶宮時代の空気を自由に吸える活動ができなくなりかねないのです。

すみやかにご理解、ご認識を深め意識化して体得し体感していくことをおすすめいたします。

One-Point ◆ すべては宇宙原則「基本三数」に基づいてすすんでいるため、今日の「宝瓶宮時代」へのパラダイム・シフトも、「深層の精神意識の変革」も、「霊識開元」も、矛盾なく関連し合っています。クオリアルな共鳴宇宙に基づく「宇宙創成プログラム」になっているためです。


《 「トランプ革命」が急激に進む意味 》

たぶん、皆さまがご認識されている以上に、「深層の精神意識の変革」のデレクションは重要で簡単ではありません。

2010年の「霊識元年」に続く2012年の「伝授講座」こと“宝瓶宮時代の新しい宇宙観”「数理法則とクオリアル・ワールド」で、今日の「深層の精神意識の変革」のデレクションをお伝えいたしました。

そして新たに今日は「霊識開元」のディレクションです。

その意味は、断定的に申し上げますと、スピリチュアルな古い「海王星」の主観的な“心霊”や思い込みに留まっていると、今後の時代をとらえきれず、干からびた池の魚のようになりかねません。

今日、「トランプ革命」が急激に進んでいるのも、宝瓶宮時代の実働のはじまりが迫っているためで、「宇宙創成プログラム」の一端で、時代の流れと共にある天運がそこに伴ないます。

逆に、“支配/被支配”など古い社会通念に留まっているほど、もはや天運に反するため、時代の流れに取り残されて、いっそう大きな“自己否定”を伴なう「深層の精神意識の変革」から逃れられなくなります。

One-Point ◆ 知識を変えるのは、比較的簡単です。ですが、無自覚の「深層の精神意識」を変えるのは、根本からの“自己否定”を伴なうこともあって容易ではありません。とはいうものの主体責任による宝瓶宮時代ゆえに、自分で行なうしかないのです。





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