宝瓶星学 ―宝瓶宮時代のアストロロジー―

日米首脳会談は如何?
[石破は踊る]
― ホロスコープからみた評価 ―

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思わず笑ってしまえる「日米首脳会談」のホロスコープ

●第1稿 2025年 2月 9日 アップ。


「どんな感じになるのかな?」

一国の首相や大臣に対して、そうそう無礼なことはできないし、終わったらホロスコープを出して、どんな感じだったのかみてみよう…。

現地時間の7日お昼、日本時間では8日の午後、約1時間50分に及ぶ石破-トランプの「日米首脳会談」が行なわれました。

それぞれの立場や考え、また目にした情報によって、いろんな判断や見方また評価がなされるのは当然です。

だからこそ、本当のところはどうなのか、「宇宙法則」に基づいた“数理模式図”たる本来の「ホロスコープ」から客観的な“評価”を出してみました。

《 ホラリー・ホロスコープ 》

ワシントンで行なわれた日米首脳会談の開始時間を調べ、ホラリー・ホロスコープを作成しました。

下掲のとおりです。

日米首脳会談2025のホロスコープ
●ポンポンポンと「基本三数」に当てはめると石破首相はトランプに踊らされていたことが分かります。

ちなみに、「ホラリー・ホロスコープ」は正統なアストロロジーの基礎です。

“ホロスコープ占い”の現代占星術では、ホラリーは“亜流”かのような扱いを受けています。

重要視や正当な評価をされることは少ないようですが、“出生時間”など「1数=時間」を設定しないホロスコープはありえませんので、すべてのホロスコープの基礎となっています。

One-Point ◆ マスコミでは、「日米首脳会談」は“現地時間の7日午前中、日本時間では8日午後にはじまった”と報道されました。時差を考えると朝11時前後になるのですが、正確に調べるとお昼の11時55分でした。マスコミの正確度や報道レベルも落ちたようです。



基礎の「ホラリー」を読むこと

●「ホラリー・ホロスコープ」は基本中の基本で、基礎となっているものです。

そのため「ホラリー・リーディング」をマスターして、ネイタル・ホロスコープ(出生天球図)に応用展開することで、正しくリーディングすることが可能になります。

逆に言えば、基礎中の基礎「ホラリー」を習得せずに、いきなりネイタルのリーディングに挑むのは“無謀”です。

たとえば、足し算引き算を覚えたばかりの幼児が、いきなり微分積分や解析幾何学などの高等数学に取り組むのと同じで、「ホロスコープは難しい! 読めない!」というのは当り前です。

「ホラリー」は基礎中の基礎なので、宇宙この世界の根幹法則「基本三数」を素直にポンポンポンと当てはめれば、「あら不思議!」、イベントの概要が見えてきます。


《 上掲のホロスコープは何を象徴? 》

「アハハ。石破さん、トランプの掌の上で踊らされている」

上掲の日米首脳会談のホロスコープを最もシンプルにみるとそう解釈できます。

石破首相は「水瓶宮生まれ」(太陽)です。

そのため、昨年9月の自民党の総裁選のときに、「アレ?」と思いました。

第1回投票こそ高市氏がトップだったのですが、「冥王星」が水瓶宮のカスプ(尖点=象意の最も強い点:境界線)の直前にあり、石破氏に“組織のトップ”になりかねないディレクションを示していたからです。

一方、トランプ大統領は「双子宮生まれ」(太陽)です。

「月」が射手宮で、「ASC(Ascendant:アセンダント=上昇点)」は獅子宮です。

One-Point ◆ 石破首相は、「月」が春分点上といえる牡羊宮で、ある説によれば「ASC=上昇点」が双子宮とされていました。であれば、上掲のホロスコープは双子宮のASC=上昇点なので、石破-トランプ会談にピッタリです。




《 自由の盟主へのご機嫌伺い 》

さて、報道でご存じのように、懸案のUSスチールの買収をトランプ大統領が嫌っているため、石破氏は“買収”ではなく投資と言い換え、さらにトランプが喜ぶ、過去最高の1兆ドル(約150兆円)の対米投資を手土産に日米首脳会談に臨みました。

もちろん、これらは石破首相の発案ではなく、最重要の日米関係を成功裏に収めるために、裏方の読みと努力による賜物です。

「MAGA」(Make America Great Again)を標榜し、就任演説で「アメリカ黄金時代」をぶちあげたトランプにとって、アメリカを強くする日本からの膨大な投資は大歓迎で、表向きにもいっそう石破首相に“イヤ”な顔はできなくなりました。

さらに、石破首相に先駆けてアッキーこと安倍昭恵さんを招いて、暗に「安倍路線の継承」をメッセージしていたトランプ大統領に対し。石橋首相は次のような言葉を会談の冒頭に述べています。

「日本とアメリカは今、非常に緊密な関係にあるが、それはすべて1期目のトランプ政権でトランプ大統領と、今は亡き安倍元総理大臣との2人によって礎が築かれた。今後もトランプ大統領と私、そしてアメリカと日本が力を合わせ、さらに世界が平和になり、人々が夢と希望を持って生きていくことができるよう努めていきたい」

One-Point ◆ 石破氏のホンネや心中はともかく、裏方スタッフの見事な原稿で、トランプも「日本はメッセージを理解して安倍路線を踏襲する」と言明したと、一応は満足の意を示し、相互にリップサービスを怠らなかった今般の日米首脳会談でした。




《 リップサービスに終わらないこと 》

トランプは、射手宮の「月」で、獅子宮の「ASC=上昇点」を持ちます。

ということもありまして自分に従うものには寛容で親分肌で接し、気風がよく面倒をみます。

ここまでは100点の対応です。

ですが、敵対する者は徹底的に潰しますので、石破首相が口先だけの安倍路線の継承に終わり、帰国後、もしバイデン-岸田路線に戻るような素振りを見せようなものなら、確実に潰しにかかります。

なぜなら、日本だけでなくアメリカの命運(天命)がかかっているためです。

トランプがどこまで知っているのかは存じませんが、宇宙に根拠を置く「宝瓶星学」からアストロロジカルにみれば、アメリカは「世界の自由民主主義を守る」という天命を持つ国家です。

One-Point ◆ それに反することをかつて述べたのが、オバマ大統領(当時)です。「アメリカは世界の警察官ではない(ことに同意する)」と。この一言によって東西冷戦の終結宣言後、おとなしくしていたロシアと中国の世界覇権の野望に火をつけてしまいました。
※「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションがはじまって数年後のことです。




《 “友好関係”の演出が丸見え 》

なぜ、トランプの掌で踊らされた石破首相なのか、上掲のホロスコープの注釈をご参照ください。

今回の日米首脳会談を最も象徴的に象わすのは、「ASC=上昇点」と「DES=下降点」の衝(オポジション=180度)に、「金星&ドラゴン・ヘッド&春分点」と「ドラゴン・テール&秋分点」の衝=180度による神秘長方形(ミスティック・レクタングル=60/120/60/120度)が形成されていることです。

詳細は「アスペクト完璧講座」(WEB版「アス完講座」) をご覧いただければ見えてきますが、お二人とも自身の「信念」(個性、考え)を強く持ちつつも、一方では「友愛精神」(和、絆、民度)を伴ない“友好関係”を演出していたことになります。

また、「火星」と「土星」の三分=120度は、一見、何ごとも控えめなように解釈できますが、両星が「天王星」を頂点に小三角(ミニトライン=60/60/120度)を形成しいることで、実は大改革が密かに進んでいることを象わしています。

One-Point ◆ そんな“風雲急”を告げる中にあって、事前に昭恵夫人との面会による“安倍路線の継承”へのメッセージがあり、事後には高市氏との会談を視野に入れた、“つなぎ”の石破首相との「日米首脳会談」になっているようです。





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