宝瓶星学 ―宝瓶宮時代のアストロロジー―
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●第1稿 2025年 1月27日 アップ。
「ギャァーァァァァ!」
何だ! このネイタル・ホロスコープ(出生天球図)は?
第47代アメリカ大統領ドナルド・トランプの末っ子「バロン・トランプ」のホロスコープを出したときのややオーバーな表現です。
驚きます。
「こんなホロスコープがあるのか」、世界のリーダー国家アメリカの将来を見るようで、日本とともに宝瓶宮時代を引っ張っていくことになりそうな、ものすごいホロスコープでした。
●去る1月20日(現地時間)第47代アメリカ大統領の就任式が行われました。
主役は当然、第2期政権をスタートさせるドナルド・トランプです。
政治向きは確かにそのとおりなのですが…。
兄姉とは年が離れ“義弟”にあたる末っ子のバロン・トランプ(18歳)、身長2メートル以上、IQは+170がカゲの“主役”でした。
双魚宮時代の“対立”を、宝瓶宮時代の“天運”を受けて制したトランプ大統領の就任式ですが、バロンは異なっていました。
“対立”ではなく、宝瓶宮時代の“共鳴”(友愛精神:和、絆、民度)を身につけていたのです。
その言動や佇まいは、新しい時代の“主役”といえるものでした。
「スゴイ!」と言ってもホロスコープはホロスコープです。
1,000年に1度現われる「彗星」のような星があったり、他の人に無いサイン(宮)やハウス(室)など、特別な構成要素があるわけではありません。
12の「サイン(宮)」と12の「ハウス(室)」が同じようにあり、宝瓶星学でいう12(13)の「プラネット(星)」によるいつものホロスコープであって、4つの基本点(Angle)も通常どおりです。
では、何が違うの?
個々のホロスコープにおいて、それぞれが絶対的に異なるのは「位置関係」です。
早い話が、特殊なアスペクトの「交歓」(ミューチュアル・レセプション:M.R.)を含めて、構成要素の相対的な「位置関係」すなわちアスペクト(Aspect=位相、座相:局面)に際立つ特徴がみられます。
One-Point ◆ 個々のホロスコープで、確実に解釈において違いが生じるのは、すべてアスペクトが異なるためです。アスペクト自体は、6つの単独アスペクトと、それらが組み合わさった6つのアスペクト・パターンの合計12種類です。
バロン・トランプのネイタル・ホロスコープ(出生天球図)をご覧ください。
一見、どこにでもありそうなホロスコープです。
誰にでも一つや二つは他人と異なる特徴を持つものです。
ですが、上掲のバロン・トランプのホロスコープの特徴は、「基本三数」から解釈すると突出したものになっています。
One-Point ◆ 双魚宮時代の「宗教」による“聖書的”な表現で申し上げれば、まるで『旧約聖書』の登場人物のようなイメージです。いくつかの宗教が“信仰の祖”と仰ぐアブラハムが年老いて生んだ「イサク」、もしくは「ソロモン王」を彷彿とさせるアスペクトがみられます。
特徴を挙げておきます。
次の3点のみご紹介いたします。
1、上方矩=90度の「冥王星」
出生時の「太陽」に上方矩=90度の「冥王星」を持っているのは、さほど珍しいものではありません。
彼のホロスコープの特徴は、出生時の「太陽」に上方矩=90度の射手宮の「冥王星」が、蠍宮の「木星」と交歓(ミューチュアル・レセプション:M.R.)を形成していていることです。
ちなみに「交歓=M.R.」とは、2つの星がお互いの共鳴サイン(宮)にあることをいいます。
それだけではなく彼の出生時の「太陽」が魚宮29度に位置することです。
ほぼ「春分点」(牡羊宮0度=魚宮30度)で、オーバーな表現をすれば“トップ・オブ・キングス”のような上方矩=90度の「冥王星」になっています。
One-Point ◆ まぎれもなく“大金持ち”の運勢です。「太陽」には“真面目”で“控えめ”な「土星」が下三分(ロウアートライン=120度)なので、大丈夫だと思いますが、もし彼が“イージー”に“傲慢”になったり“ワンマン”になれば、即アウトです。
次の大きな特徴です。
2、大三角=120度×3と神秘長方形=60/120/60/120度の複合
「太陽」と「月」と「土星」が大三角(グランドトライン=120度×3)を形成しています。
実力者です。
これだけなら大きな特徴とまではいえません。
ですが、「太陽」と「土星」の三分(トライン=120度)を一辺とする神秘長方形(ミスティック・レクタングル=60/120/60/120度)が形成されていて“宮殿”のようなカタチです。
「太陽」は「ドラゴン・ヘッド」と合=0度なので、「ドラゴン・テール」を衝=180度とし、「土星」は「ケレス」を衝=180度として、2つの衝=180度が三分(トライン=120度)また六分(セクスタイル=60度)で交わっています。
見た目、「太陽」と「土星」を土台に、屋根の天辺に「月」が輝くような形の複合アスペクトが形成され、イメージ的な表現で申し訳ありませんが、まるで“ソロモンの宮殿”のようなホロスコープになっています。
One-Point ◆ この神秘長方形=60/120/60/120度は、彼がしっかりと自分自身の“信念”を持つと同時に、老若男女人々を分け隔てせずに、他者を尊重しフレンドリーに接することを象わします。まるで“宝瓶宮時代の寵児”のようです。
他にも細々にあるのですが、最後にもう一つの交歓(M.R.)を取り上げておきます。
3、天王星と海王星の交歓(M.R.)
2003年春頃以降から約2010年頃までに生まれた人々は、トランシットの「天王星」が魚宮をトランシットし、水瓶宮の「海王星」との間に交歓(M.R.)が成立している時期です。
そんな中でも、彼が異なっているのは「海王星」に「金星」が合=0度で、両星が「火星」を下三分(ロウアートライン=120度)とした、「天王星」と「海王星」の交歓(M.R.)であることです。
さらに言えば、現在、彼は出生時の「太陽」に「春分点」を超えようとするトランシットの「海王星」の合=0度のディレクションを受けていて、「海王星」を頂点にした「土星外惑星」(トランス・サタニアン)の小三角(ミニトライン=60/60/120度)による「霊識開元」の複合ディレクションがともにあることです。
ネイタル・ホロスコープの配置から見て“爆発的な人気”の真っ最中です。
One-Point ◆ 「太陽/月/土星」の大三角=120度×3は、思慮深く控えめながら“大器晩成型”の実力者となることを象わします。もっとも彼の場合は、「栴檀は双葉より芳し」ともいえる「金星&海王星」の合=0度と「火星」の下三分=120度また「天王星」との交歓(M.R.)を持ち、“気は優しくて力持ち”“モテ運”や“人気運”もあります。
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