宝瓶星学 ―宝瓶宮時代のアストロロジー―

2ndトランプ政権を読む
[就任式のホラリー]
― 第2期政権は何を目指すのか? ―

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パワフルに“国家変革”を国民大衆のために運命的に進める

●第1稿 2025年 1月20日 アップ。


日本時間では21日の深夜2時、現地アメリカでは1月20日の就任式で宣誓を終えて正午に正式に第2期トランプ政権が発足します。

トランプ政権は何を目指すのか、マスコミ報道や一部ネット記事は“色メガネ”の切り口で信用できないことがあるため、就任式のホラリー・ホロスコープ(設時天球図)から“宇宙波動”はどのように象わしているのか客観的に見てみました。

以下のリーディング解説のように特徴は明らかです。

第1期にも増して、パワフルに“理想実現”に向けて進んでいくことになります。

《 就任式のホラリー・ホロスコープ 》

下掲が就任式において正式に大統領に任命される正午12時のワシントンDCでのホロスコープです。

就任式のホラリー・ホロスコープ
●水瓶宮0度の「太陽」と「冥王星」がMC=南中点と合=0度で“最高権力”を象徴。

一見、複雑に見えますが、「基本三数」どおりに見ていけば、さほど難しくはなく明確に第2期トランプ政権が目指す方向性がリーディングできます。

「牡牛宮14度」のASC(Ascendant:アセンダント=上昇点)で、共鳴星の「金星」は魚宮17度「第11ハウス(室)」に位置し、同16度の「土星」と合(コンジャクション=0度)です。

「金星&土星」は、“目的”や目指す“理想”また“ターゲット”などを象わすDES(Desendant:ディセンダント=下降点)「蠍宮14度」に下三分(ロウアー・トライン=120度)をとってスムーズに象意の関係性を結んでおり、齟齬や矛盾が見られません。

One-Point ◆ 口先ではまともに思える一見立派なことを述べつつも、自らの利権と権力維持を最優先に世界と国民を欺いてきた善人面した“前政権”とは正反対です。とるべき政策を歯に衣着せずにストレートに述べるトランプなので、日本を含めた前政権寄りのマスコミは過激な部分のみを取り上げて印象操作をします。


《 第2次トランプ政権の特徴 》

上掲の就任式のホロスコープの特徴を述べておきます。

1、「牡牛宮」のASC=上昇点
「牡牛宮」がASC=上昇点で、第11ハウス(室)の「金星&土星」の合=0度などから、実際の日常生活の“安全性”と“快適性”を優先し、国民大衆の現実に根差し優先した「政権運営」を目指すことになります。

2、「太陽&冥王星&MC=南中点」の三重合=0度
「MC」(Medium Coeli:メディウム・コエリ=南中点)の直後に「太陽&冥王星」が位置しており、三重合(トリプル・コンジャンクション=0/0/0度)を形成しています。
これに「海王星&ドラゴン・ヘッド」(春分点の位置)、「火星」(IC=北中点の位置)、「ドラゴン・テール」(秋分点=天秤宮0度の位置)を交えて、意味深長な神秘長方形(ミスティック・レクタングル=60/120/60/120度)が形成されています。

3、「月」を頂点とするYOD=60/150/150度
牡牛宮の「ASC=上昇点」と魚宮で第11ハウス(室)の「金星&土星」の合=0度を底辺として、天秤宮の「月」を頂点とするYOD(ヨッド=150/150/60度)を形成しているところに、第2期トランプ政権の否応ない特徴と方向性を見ることができます。

4、IC=北中点に合=0度の「火星」
“最高権力”を象わす「太陽&冥王星&MC=南中点」の三重合(トリプル・コンジャクション=0/0/0度)は、蟹宮26度のIC(Immn Coeli:イムン・コエリ=北中点) に合=0度の同24度の「火星」を衝(オポジション=180度)として、上述の特徴1、2、3、を包括する不屈の“闘志”を象わし、アメリカの“現体制”「蟹宮」に共鳴してパワフルです。

One-Point ◆ ホロスコープに詳しくない方はともかく、人為的な“ホロスコープ占い”の現代占星術の占断解釈に馴染んだ方は、「何、言ってるの?」と思えるかもしれません。当然です。実在の宇宙この世界の根幹法則「基本三数」に基づくリーディング解釈だからです。




米国国会議事堂
●レーガン以来、40年ぶりに屋内で就任式が行なわれる。会場となる国会議事堂。


《 “最高権力”と神秘長方形(ミスティック・レクタングル) 》

少し解説を述べさせていただきます。

「太陽&冥王星&MC=南中点」の三重合(トリプル・コンジャクション=0/0/0度)は、近年、見たことがないほどの“最高権力”の第2期トランプ政権となることを象わします。

これだけなら、何をやるか分からないと危惧される方がいらっしゃるかもしれません。

ですが、就任式のホロスコープから見えてくるトランプ政権の“ミソ”は「太陽&冥王星&MC=南中点」が、「神秘長方形=60/120/60/120度」を形成していることです。

調停(メディエーション=60/120/180度)の座相が2つテレコに合わさった当アスペクト・パターンは、“ワンマン”ではなく、宝瓶宮時代の「共鳴関係論」に通じる「友愛精神」(和、絆、民度)を持つ政権となることを象わしています。

One-Point ◆ 要は“最高権力”と“民度への運命”の2面性を持ちます。従来のDSや民主党傀儡の日本を含めたマスコミは、前者のみをピックアップして“悪印象”のプロパガンダを展開するでしょう。




《 “国民大衆”一般に向かう政権 》

当該ホロスコープのポイントは、天秤宮の「月」を頂点とするYOD(ヨッド=150/150/60度)です。

YOD=150/150/60度は“自分であって自分ではないがやはり自分である”といった否応ない運命を象わします。

問題は、その構成要素です。

ポイントのみを挙げますと、頂点:「天秤宮」+「月」、底辺1=「牡牛宮」+「ASC=上昇点」、底辺2=「第11ハウス(室)」+「金星」&「土星」です。

知っている方が見れば一目瞭然です。

「天秤宮」も「牡牛宮」も共鳴星は「金星」で、もう1箇所には「金星」自体があるために、次のようなYOD=60/150/150度になっています。

「金星」の牡牛宮的な象意“安全性”や“快適性”といった“現実の日常”をもたらします。

また「金星」の天秤宮的な象意“平和”や相手の意志を尊重する“友愛精神”をもって、「月」が象わす“国民大衆”一般に否応なく向かう政権になります。

One-Point ◆ ただ、この「月」が軸となって、山羊宮の「水星」と蟹宮の「火星」を交えてT矩(Tスクエア=180/90/90度)を形成しています。理解されにくい側面を持ち、併せて“考え”や“立場”が異なる勢力からの“非難”を受けることになります。それもあって“闘志”を秘めて進むトランプ政権が象わされています。




《 「実現可能なヴィジョン」に向かって“爆走” 》

上記OnePointに書いた、“闘志”を端的に象徴するのが蟹宮26度の「IC(Immn Coeli:イムン・コエリ=北中点)に合=0度の「火星」です。

トランプを象徴する「太陽&冥王星&MC=南中点」の三重合=0/0/0度が、「火星」を衝(オポジション=180度)としていますので当然そうなります。

この「火星」は、上記の特徴2の神秘長方形=60/120/60/120度の一角を占め、「第12ハウス(室)」のカスプ(尖点=象意の最も強い点:境界線)上の当該ハウス(室)の共鳴星「海王星」を上三分=120度としています。

このことは、第2期トランプ政権が古い“まだ見ぬ理想”ではなく、「実現可能なヴィジョン」に向かって“爆走”することを象わします。

なぜか?

ギリギリとはいえ「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションはまだ完全には終わっていないのにどうしてそう解釈できるのか?

「春分点」(牡羊宮0度)の直前で、その影響圏にある「海王星」が春分点=牡羊宮の共鳴星「火星」に上三分=120度をとって、スムーズな象意の関係性を結ぶために春分点を越えていく新しい「海王星」の象意が現われるためです。

宝瓶星学の「共鳴リーディング」からそうなります。

One-Point ◆ 要点のみをかいつまんでご紹介させていただきました。MAGA(メイク・アメリカ・グレート・アゲイン)によって、ソ連崩壊直後の“パクス・アメリカーナ”の再来を想起させるトランプの就任式のホラリー・ホロスコープです。





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