宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代のアストロロジー―

いよいよ始まる!
[“分水嶺”のピーク]
― 冥王星と天王星の三分=120度 ―

“分水嶺”のディレクションは今月からピークの時代へ

●第1稿 2024年 6月11日 アップ。


今年2024年は“分水嶺”のピークの瞬間(とき)です。

昨今は、約2,160年(計算値)続く双魚宮時代から新たな宝瓶宮時代へとパラダイム・シフトの時代になっています。

双魚宮時代を築いてきた“宇宙波動”が、「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションが終わる再来年2026年1月早々に完全終了するためです。

結局、来年2025年が最終末年となるために、今年2024年が「対立二元論」から「共鳴関係論」の歴史パラダイムへ歴史的な大転換の“分水嶺”のピークになります。

その本番が、いよいよ今月6月中頃から始まります。



※“象意”のご説明について

●ホロスコープの個々の構成要素の象意については、複数あります。

記事の文中では、代表的にその中の一般的な象意をご紹介しています。

実際には、「宝瓶星学」では当該ホロスコープの共鳴関係に基づいて、個々の構成要素の「原意」や「本意」(基本の象意、ほんとうの象意)から臨機応変に解釈しリーディングを行ないます。

ただ、それを記事中でご紹介すると、煩雑で読みにくく却って混乱いたします。

そのため、代表的に一般に解される象意でもってご紹介しています。


《 「嵐前の静けさ」の終わり 》

今年2024年に入って、星の動きを見ても「嵐前の静けさ」の状態が続いていました。

しかし、「冥王星」の象意やディレクションは、ふだんは深く静かに潜行して働き、あるとき突如として“大噴火”のように表出します。

6月中頃以降からは、ついにいつ何が起きてもおかしくない時期に入っていきます。

理由は、水瓶宮1度を逆行中の「冥王星」に対して、牡牛宮25度に進む「天王星」が三分(トライン=120度)をとって、双魚宮時代から宝瓶宮時代へ大転換のピークのディレクションを投げかけはじめるためです。

少しご説明させていただきますと、「冥王星」は“大変革”を象わします。

一方、現在、冥王星が位置する「水瓶宮」の共鳴星「天王星」は、日本の“現体制”を象徴する「牡牛宮」にあって、宝瓶宮時代への“改革”をうながしており、両者の三分=120度は、スムーズな象意の関係性を結び宝瓶宮時代の新体制へと、歴史的変革がもたらされていくことを象わすためです。

One-Point ◆ 「宝瓶星学」では、上記のアスペクトは許容度数(オーブ)6度をとります。三分=120度を形成しはじめたために“分水嶺”のピークのディレクションが完全に“スタンバイ”状態に入ったということです。


《 “宇宙波動エネルギー”による運勢変化 》

繰り返します。

深く静かに潜行して働きつつも、いつ表層化して何が起きてもおかしくない状態に入りました。

少しずつ、ゆっくりと、大河の流れのように歴史変化をしていけば、一緒に流されて従来どおりに気づくことは少ないのです。

ですが、「冥王星のディレクション」は少し異なります。

“両極端”の象意もさることながら、ふだんは隠されており、深く静かな森の中の湖のように秘められていますが、あるとき突如として地下の“マグマ”が地上に噴出して“火山の大爆発”が起きるように、過去の状況を一変していくことが起こります。

その後は、過去の状態に戻ることなく、一変した状態が常態になっていきます。

巨大地震の予測は不可能といわれますが、時代変化の方向性は「星のディレクション」によってリーディングが可能です。

なぜなら、「星のディレクション」は「基本三数」に伴なう“宇宙波動エネルギー”による運勢変化や時代変化を読むことができるからです。


アポカリプティックサウンド(Apocalyptic Sounds:終末の音)が鳴りひびくか。

One-Point ◆ 時期は、許容度数(オーブ)を何度にとるかによって異なりますが、平準的に6度の場合、6月中頃からスタンバイ状態に入ります。日本やアメリカなど「水瓶宮」によって“国体”などが象徴される事象や分野にとくに顕著なディレクションになります。



《 戦後「新人類」の登場 》

少し見方を変えて述べてみましょう。

戦後十数年が経った頃、「冥王星」と「天王星」が合(コンジャクション=0度)をとって乙女宮をトランシット(運行)する時期が続きました。

およそ、1963年夏頃以降〜1968年頃で、この時代に生まれた方は乙女宮に「冥王星&天王星」の合=0度を生まれ持ちます。

それゆえ、彼らが成長して社会人として世に出たとき、過去の双魚宮時代の“滅私奉公”の価値観とは異なる“パーソナル”な考えを持つために、「新人類」と呼ばれました。

今や常識となった考え方ですが、「冥王星」と「天王星」の三分=120度も類似の事象をもたらします。

双子宮入宮の2026年はじめまで、牡牛宮の「天王星」ゆえに、まずは日本人の“現体制”や“精神意識”が宝瓶宮時代の仕様に変わりはじめます。

次に、双子宮の影響圏にある現在の牡牛宮25度からもそうですが、双子宮の「天王星」と水瓶宮の「冥王星」の三分=120度に変わっていくと、あることをキッカケに日本と世界との関係性が劇的に変化していくようになります。

One-Point ◆ 占星術に詳しい方は「合=0度」と「三分=120度」がなぜ類似なのか疑問に思われるかもしれません。「宝瓶星学」では「三重合」と混同しなよう「三分」と表記しますが、かつて日本で120度は「三合」と呼ばれていたことがあります。




《 スピ系や精神的なスキルの発揮 》

もう少し続けさせていただきます。

乙女宮に「冥王星&天王星」の合=0度を生まれ持つ方は、今後、これまで培ってきたスピ系や精神的なスキルを、宝瓶宮時代の社会形成に向けて発揮されていく人生期に入ります。

全員ではなく、そのようなホロスコープ(出生天球図)を生まれ持ち、さらには相応にスキル(技能)を身に着けた方ほどそうなっていくでしょう。

なぜなら、次のような理由からです。

今年2024年1月に「水瓶宮」に入宮した「冥王星」は、2022年の直前に山羊宮25度を通過し、以降、「深層の精神意識の変革」のデレクションをもたらしはじめました。

その「冥王星」が、トランシットの「天王星」を下三分=120度にしていくことで、“個性”や独自の“才能”の発揮や当該運勢が活性化していくことになるためです。

One-Point ◆ 「深層の精神意識」は心の奥の無意識世界です。一般的な言葉で言えば「霊性」や「深層心理」にかかわります。ゆえに、乙女宮の「冥王星&天王星」の合=0度によってスピ系など精神分野のスキルを持つ方ほど、宝瓶宮時代に向けた能力発揮の時期になります。




《 今後約6年間の「冥王星」と「天王星」 》

「冥王星」と「天王星」の三分=120度の期間は次のとおりです。




許容度数(オーブ)6度の場合、今年2024年6月後半にはじまり、来年2025年のほぼ前半期は、冥王星の逆行によって一時的に解消しますが、およそ2030年頃まで、6年間ほど続きます。

“分水嶺”のピークは、今年2024年をメインに、長くても「天王星」が双子宮に入宮する2026年4月(およそ2025年内)までです。

その直前には双魚宮時代の完全終了とともに、以降、逐次、宝瓶宮時代の社会体制が築かれていくことになります。

たとえて言えば、新時代の“アメリカ独立戦争”のような時期であり、ニュー“フランス革命”の到来であり、宝瓶宮時代の次元拡張(上昇)した「友愛精神」(和、絆、民度)の人類社会へと、改革が進んでいく時代です。

“宇宙波動エネルギー”に基づく「星のディレクション」(運勢変化、時代変化:方向性)がそうなっていますので、時代の流れとともにある「天運」はそこに伴ない、多かれ少なかれ“宝瓶宮時代革命”のときといえそうです。

人類社会は紆余曲折を伴ないつつ間違いなく天運の方向に変化していきますが、個々人の意志決定は人間の自由に委ねられています。

One-Point ◆ スゴイ時代です。当たり前のように歴史の大河は止むことなく流れていきます。昨今が双魚宮時代の既成権力が“最後の悪あがき”をみせる“分水嶺”のピークで、時代の終末(人類歴史の終末ではない)にあることを知っておくのは有意義です。






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