宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代のアストロロジー―
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●第1稿 : 2023年 6月 8日アップ
歴史や時代の転換点は、一般的に“大きな出来事”が起こったときに認識されます。
ですが、一部の人は、見えない変化や予兆や前兆を見抜いて準備をします。
「パレートの法則」ではありませんが、約20%の人が何かしらの予兆を感じ、そのうちさらに80%の人は感じても言動に至らず、結局は全体の約96%の人がスルーしていきます。
でも大丈夫というしかありません。
これまでのリーディング体験から申し上げますと「星のディレクション」によって、心性面も現実社会面も見えない予兆や変化も含めて、おおむね本質面を見抜くことができるからです。
今回の「今週の運勢」No.828に次のように書きました。
「天王星を除いて、アスペクト・パターンが複合した見たこともない強烈な“コングロマリット”のようなアスペクトの今週です」
この異常なアスペクトを前に、エネルギー宇宙と物理宇宙そして共鳴関係をみたリーディングが可能です。
エネルギー的には太古神“艮の金神”(うしとらのこんじん)の復活ともなるキックオフで、物理的には“核戦争”を象わすアスペクト・パターンの複合という通常の解釈を含め、トータルでは「エポック・メイキング」のキッカケを象わすものになっています。
これまでおよそ18年間にわたって毎週、ホロスコープを作成してきましたが、見たこともない特別な複合なアスペクトになっていて、時代が決定的に移り変わっていくことを知るべきものになっています。
その予兆や前兆が、常ならぬ「大きなうねり」として現われていく昨今です。
One-Point ◆ いずれも「深層の精神意識」にかかわり、見えない世界での予兆でもあって「信じられない!」というかたもいらっしゃるでしょう。日本人の深層の大本(おおもと)の太古神こと“艮の金神”にもかかわる“日本的霊性”へのキックオフです。
ホロスコープ的には、次のようなアスペクト・パターンの複合です。
時代変化のリーディングですので、NULL(ヌル)のホロスコープからお届けしています。
ポイントは水瓶宮0度の「冥王星」です。
「冥王星」は、昨今の大十字(グランド・クロス=90度×4)にも大三角(グランド・トライン=120度×3)にも共通してポイントとなる一角を占めています。
ホロスコープの位置的にもそうですし、冥王星自体の象意的にもそうですし、また昨今の「深層の精神意識の変革」のデレクション的にも最重要です。
1か月ほど前の5月10日〜6月2日(蟹宮24度〜獅子宮6度)まで「火星」が「冥王星」と衝(オポジション=180度)をとっていて、5月30日からは蟹宮24度を通過した「金星」が加わり、獅子宮に入宮しました。
この「冥王星と火星→金星」の衝=180度に対して、牡牛宮3度の「木星」と2度の「ドラゴン・ヘッド」の合(コンジャクション=0度)、また蠍宮の「ドラゴン・テール」とが大十字(グランド・クロス=90度×4)を形成している昨今です。
One-Point ◆ 「冥王星」が絡んだ1か月以上に及ぶ大十字(グランドクロス=90度×4)です。その一角が惑星ではなく、太陽の黄道と月の白道との「交点」(ノード、ドラゴン・ヘッド&ドラゴン・テール)ゆえなのか、話題にはなっていないようです。
「火星」が一角を占めた期間の大十字=90度×4は、星々の象意からみて“核戦争”が起きておかしくないほど重要なものでした。
ただし“幸運”なことに、2つの星によって相応ながら抑制が効いていたのも事実です。
その一つは“ポテンシャル”(潜在力)の星で、もう一つは冷静に現実判断をもたらす星でした。
もし、この2つの星がなければ、核攻撃に踏み切っていてもおかしくない状態が象わされていたのです。
当サイトの「今週の運勢」では、相応ながら2つの星によるセーブをリーディングしていたこともあって、不要な混乱を避けるためにあえて触れませんでした。
この大十字=90度×4に複数の「アスペクト・パターン」が絡んで複合アスペクトを形成しています。
その最右翼となるアスペクト・パターンは、次の大三角(グランド・トライン=120度×3)で、水瓶宮0度の「冥王星」、双子宮に入宮する「水星」、天秤宮の影響圏にある乙女宮の「ケレス」です。
次に、この大三角=120度×3は、上述いたしました大十字=90度×4の1角を占める「金星」、そして「ケレス」と衝=180度の魚宮27度の「海王星」の2つを尻尾として大三角凧(トライン・カイト=120/120/60/60度)を形成しています。
さらに、神秘長方形(ミスティック・レクタングル=120/60/120/60度)が、上述の「冥王星」や「海王星」と「ケレス」また「金星」とで形成されています。
加えて、魚宮の「土星」が「天王星&ドラゴンヘッド」と蠍宮の「ドラゴンテール」との衝=180度に、調停(メディエーション=60/120/180度)の座相を投げかけている昨今です。
One-Point ◆ これらは個人的な心理面のみでも、社会的な出来事面のみでもなく、見えない世界を交えた予兆を含めてリーディングができます。単純には「冥王星」や「海王星」がもたらしている「星のディレクション」が陰に陽に強まることになります。
当該複合アスペクトの社会的な出来事面の特徴は上述しました。
次に、心性面を含めた「星のディレクション」から申し上げます。
主役の「冥王星」による「深層の精神意識の変革」のディレクションと、「海王星」の「新しい霊性意識の覚醒」(目覚め)のディレクションのキックオフです。
大十字=90度×4によってお互いのスタンスや考え方の相違が際立ち、新たなスタートや新展開がもたらされます。
大三角=120度×3によって、良し悪しはともかく拍車がかかります。
トライン・カイトは、目標やターゲットとなって作用し、神秘長方形=120/60/120/60度による交錯や重層化が起こり、個人的にも社会的にも内実を含めて“うねり”となります。
見えない世界の宇宙波動エネルギー的には、個々人に留まらず、日本的にも「深層の精神意識」にかかわり、エポック・メイキングがもたらされます。
約2,160年(計算値)続いた双魚宮時代よりも前、太古日本の深層の精神意識“日本的霊性”や太古神“艮の金神”の顕現だといえば、分かる方には何となくでも首肯いただけるのではないでしょうか。
One-Point ◆ 抽象的になりますが、初代神武以前の“ニギハヤヒ”にかかわり、(宇宙)大自然を崇める太古神道“惟神”(かんながら)の神なき古代神こと“艮の金神”にかかわり、その一方で新時代の「友愛精神」(和、絆、民度)にかかわっていくものです。
で、そんなわけの分からないお話はどうでもいいという方を含めて、実際的に申し上げますと、いろいろと個々人の意に沿わないことが起こっていく昨今になります。
「いやだ!」といっても宇宙波動エネルギーにともなう「星のディレクション」(運勢変化、時代変化)は、個人を成長させ時代を進めていくものなので仕方がありません。
上掲の複合アスペクトや「星のディレクション」を知って、ふさわしいご対処を見出していくことです。
上述の両ディレクションは始まったばかりで、20年前後続きます。
地震も最初の揺れがいちばん大きいように、まずは2025年内ほどまでの“時代のうねり”をサーフィンよろしく楽しんで乗り切りましょう。
「個人ディレクション」ですので自己責任というか、最後のご判断は個々人が見出されていくことになります。
One-Point ◆ 未来宇宙の戦いを描いた映画「スターウォーズ」でいうフォースの暗黒面、恐れや怒り、憎しみ、攻撃性といった暗い感情などのダークサイドの“うねり”に落ち込まず、ジェダイの騎士にでもなったつもりで愉しみ、方途を見出していけばいいんです。
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