宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しいアストロロジー―

第1回「アスペクト完璧講座」
[合=0度]
― 原点となる人の“意志” ―

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「数理法則」の12数理を以って学べる完璧講座

●2023年 4月16日アップ。


「アスペクト完璧講座」の初回は5月25日前後の予定です。

最初のテーマは、2つ以上の構成要素(占星要素)が同じ位置にある「合(コンジャクション=0度)」です。

当サイトでは日本語表記で「合(ごう)」と呼んでいます。

合=0度には複数の種類があって「三重合=0/0/0度」や「連続合=0/0度」、また「複合合=0度」や「大会合」があります。

合=0度の象意を強く持つ人は、一言でいえば当該星や形成するその位置により多少異なりますが、いずれも“意志”をもってどこかパワフルになるのが特徴です。

詳細は、初回講座で「理論」から「応用展開」や「実例」まで詳しくお伝えいたします。


合=0度の種類

●「三重合」(トリプル・コンジャクション=0/0/0度)は、3つの構成要素が同じ位置にあって、許容度数(オーブ)内に収まっていることです。

「連続合」(ローリング・コンジャクション=0/0度)は、両端の星が中側にある星などの構成要素(占星要素)を共用して連続の合=0度を形成したものです。

「複合合」(マルチプル・コンジャクション=0度)は、多くの構成要素による複数の合=0度が組み合わさったものです。

「大会合」(ステリウム)は、1つのサイン(宮)やハウス(室)に星が集中し、会合しているものをいいます。


《 “アスペクトの見本市” 》

ふと思い立って「アスペクト完璧講座」を始める2023年5月25日のホラリー・ホロスコープを作成してみました。



アスペクトをご紹介するのに、何かのお役に立つかもと思ったからです。

予想以上にビンゴ! でした。

多彩なアスペクトによって構成されたホロスコープで、まるで“アスペクトの見本市”のようです。

12種類のアスペクトを解説する「アスペクト完璧講座」にふさわしいものでした。

One-Point ◆ 5月25日午前0時のホロスコープです。真夜中なので「太陽」は天底近くに位置します。「月」は獅子宮0度でした。東京での日の出の時刻4時半頃だと「月」は、獅子宮2度に進み「火星」とジャストの合=0度をとる一日です。

《 合=0度と衝=180度 》

これ幸いに上掲のホロスコープを実例に各種アスペクトをご紹介いたします。

合=0度は次の3つが認められます。

合=0度

左から「太陽&IC=北中点」、「月&火星」、「木星&ドラゴンヘッド」です。

衝(オポジション=180度)は次の4つが認められます。

衝=180度

「太陽とMC=南中点」、「月&火星と冥王星」、「木星&ドラゴンヘッドとドラゴンテール」、「海王星とケレス」で、上図では前から3つを掲載しました。

One-Point ◆ アスペクト・パターンを形成しやすい基本アスペクトの一つが衝=180度です。どちらか一方または両方が合=0度をとっている場合、その星や位置によって“能動的”な側面と“受動的”な側面の両方を発揮することになります。

《 三分=120度と矩=90度 》

三分(トライン=120度)は5つも認められます。

三分=120度

「太陽と冥王星」、「冥王星とケレス」、「太陽とケレス」、そして「月&火星と海王星」、「月&火星とMC=南中点」、「天王星とケレス」です。

上図は大三角(グランド・トライン=120度×3)を形成する前三つのみをサンプルに掲載しました。

「太陽」と「月」は影響力が大きいため許容度数(オーブ)10度です。

矩=90度はアスペクト・パターンを形成しているものを含めて多くあります。

矩=90度

「太陽」は2つの矩=90度をとっており、「月&火星」は4つの矩=90度によって構成される大十字(グランド・クロス=90度×4)の一角を形成しています。

もう一つは、天王星とDES(Desendant:ディセンダント=下降点)です。

矩=90度はもちろんT矩(Tスクエア=180/90/90度)や大十字=90度×4を単純に“凶座相”ととらえると表層的な解釈にとどまり、重要な真意がみえなくなります。

せっかくのアスペクトの象意の醍醐味や、その本質をご理解できなくなってしまいます。

One-Point ◆ 単独アスペクトの合=0度、衝=180度、三分=120度、矩=90度、さらに六分=60度が組み合わさることによって、さまざまなアスペクト・パターン(複合アスペクト)が形成されます。アスペクトの基本を押さえておくことは、必然的に世界に2つと同じものがないホロスコープをリーディングする最大の「キモ」になっています。

《 五分=72度と六分=60度 》

五分(クインタイル=72度)は、西洋占星術では“マイナー・アスペクト”に区分されています。

許容度数(オーブ)は3度とされています。

五分=72度

それはともかく、五分=72度が象意を発揮するには、特定の構成要素(占星要素)がかかわることもあって影響度が大きく異なってくるのが特徴です。

上掲のホロスコープでは、第5ハウス(室)の「金星」がとる「天王星」との五分=72度をご紹介いたしました。

六分(セクスタイル=60度)は、占星術では“メジャー・アスペクト”に含まれますが、専門的な象意は持つものの、補助的な働きが強いアスペクトです。

そのため、単独アスペクトでの象意よりもアスペクト・パターンで重要な役割を果たすことが多い六分=60度です。

One-Point ◆ 「アスペクト完璧講座」では、12種類のアスペクトを個別に「数理法則」による理論、象意解説、相性やディレクションへの応用展開、さらにご受講者のホロスコープ(出生天球図)での実例解説などを交えてご説明をさせていただきます。

《 YOD=150/150/60度と交歓(M.R.) 》

見逃せない特殊なアスペクトに「転」(クインカンクス、インコンジャクション:インコンジャンクトとも=150度)があります。

運命的なアスペクト・パターンYOD(ヨッド=150/150/60度)を構成します。

「転」という日本語表記は、象意内容から当サイトで命名させていただきました。

もう一つ特別なアスペクトに、2つの星がお互いに相手の共鳴サイン(宮)に位置する「交歓(ミューチュアル・レセプション:M.R.)」があります。

見逃しやすいのですが、共鳴関係に基づくものゆえに重要な解釈変化を伴なうことになります。

また、アスペクト・パターンも上掲のホラリー・ホロスコープには含まれます。

「調停」(メディエーション=60/120/180度)の座相、そして調停の座相が2つてれこに重なった「神秘長方形」(ミスティック・レクタングル=60/120/60/120度)、お馴染みの「大三角」(グランド・トライン=120度×3)や「大十字」(グランド・クロス=90度×4)もあります。

完全な「大六角」(グランド・セクスタイル=60度×6)とまでは至りませんが、1角が欠いたものも上掲のホロスコープには含まれ盛沢山です。

One-Point ◆ 基本の6つの単独アスペクトと、6つのアスペクト・パターンを宇宙森羅の最小象徴数=12数「数理法則」の本意ととも12回講座でお届けいたします。初回特典を兼ねて「数理法則と12種類のアスペクト」が含まれます。リーディングの先鋭化に必読です。



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