宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しいアストロロジー―

アスペクトのお話(既出再掲)
[局面]
― なぜそのような象意になるのか? ―

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“アスペクト”が理解できればリーディングは90%可能

●2023年 3月30日アップ。


ホロスコープの象意を見抜くカギは“アスペクト”にあります。

英語の「Aspect」は“局面”や“状況”といった意味を持ち「象意解釈」とほぼ同義語でもあるのです。

一方、現代占星術は星どうしがとる角度をアスペクト“座相”としてとらえています。

ですが「共鳴関係論」を歴史パラダイムとする宝瓶宮時代でクローズアップされていくのは、相互の“関係性”なので、ホロスコープにおいて“アスペクト”が意味する「位置関係」は重要になってきます。

なぜなら、すべて「位置関係」によってホロスコープのサイン(宮)やハウス(室)などの構成要素(占星要素)も象意も定まっているからです。




原意、本意、象意があるけれど

●当記事では、すべて「象意」と表記させていただきました。

厳密には、ホロスコープまた構成要素には「原意」や「本意」があります。

それをベースとして、個々に象意展開されますが、宇宙の根幹法則に基づいた“基本の象意”や“ほんとうの象意”を「本意」と呼んでいます。

また、それらの根本となる象意を「原意」と呼ぶことがあります。

厳密にはそういえますが、右の本文では象意解釈を含めてすべて「象意」とのみ表記しています。

なぜなら細かく厳密に用いると、ご説明が長くなり本旨が分かりにくくなるためです。


《 アスペクト=位置関係 》

「え? ホロスコープは“アスペクト”がすべてなの?」

「ほんと? じゃ、サイン(宮)やハウス(室)は?」

黄道上の「春分点」を始点に牡羊宮→牡牛宮→双子宮→蟹宮…そして最後の魚宮まで12サイン(宮)はすべて「位置関係」が決まっており、それによって象意も定まっています。

また、東の地平線上のASC(Ascendant:アセンダント=上昇点)を始点に空間を位置的に第1ハウス(室)〜第12ハウス(室)に12区分したハウス(室)も同様に位置関係で象意が定められています。

ホロスコープの各構成要素は、すべて出生地などの「イベント・ポイント」からみた位置関係によって決まり、それに伴なって象意も規定されています。

その象意の根っことなっているのが“宇宙の根幹法則”と“12数理”です。

One-Point ◆ 「では、動き回るプラネット(惑星)はどうなるの?」、そう疑問をお感じの方がいらっしゃるでしょう。 星たちも太陽から冥王星まで並び順による「配列法則」すなわち位置関係によって、やはり象意が規定されています。

《 宇宙森羅の最小象徴数=12数 》

「奥義講座」をご受講された方はご存じのとおりです。

ホロスコープ・リーディングの“マスター・キー”となっている宇宙の根幹法則「基本三数」によって、象意のすべては展開され、位置関係に伴なって定められています。

「基本三数」をベースに「数理法則」の12数によって、個々の構成要素の象意は定まっています。

“占い”となった既存の占星術にはない、現実宇宙に基づいた最先端の解釈です。

ちなみに、「数理法則」というのは「基本三数」が基本三数展開した“宇宙森羅の最小象徴数=12数”から成り立っています。

「アスペクト=位置関係」の象意も同様に12種類によって最小限に象徴されており、ホロスコープのすべての解釈が可能になっています。

One-Point ◆ ホロスコープ・リーディングは、宇宙の根幹法則に象意の根因があります。地球上の人間も宇宙の一員なので、それに基づいた「宇宙波動エネルギー」との共鳴関係によって運勢作用を受け存続しています。


疑似科学とされた「四大元素説」

●古代ギリシャの世界観は「四大元素説」(熱冷乾湿/火土風水)でした。

いくつか解釈がありますが、世界は熱冷乾湿に伴なう火土風水の四元素から成り立っているという考えです。

その「四大元素説」は、古典アストロロジーにおいて四角い「ホロスコープ」を解読する基礎理論になりました。

しかし、近代科学の発達とともに“疑似科学”すなわち迷信とされ、学問的には通用しなくなって古典理論は終わったのです。

その後、古典占星術も18世紀末期の天王星の発見によって理論破綻をきたしています。

ところが、19世紀中頃に海王星が発見されるとその象意“事実誤認”や“まだ見ぬ理想”などによって、理論なき秘境占星術“ホロスコープ占い”(現代西洋占星術)が萌芽しました。


《 新しい「ホロスコープ理論」 》

もう少し申し述べさせていただきます。

宇宙太陽系の星との位置関係を写しとったホロスコープは、「基本三数」にのっとった象意構造を持ちます。

さらには「数理法則」の12数によって、個々に象意展開されています。

文章にすると難しく思えるかもしれませんが、実は滅茶苦茶シンプルです。

「光の三原色」(色の三原色)から「12色の色相環」が展開されているのと同じです。

というか、宇宙の根幹法則「基本三数」から12数の「数理法則」への展開が宇宙の根本原則として先にありました。

「光の三原色」はその実際的な展開例の一つです。

地上からみた宇宙太陽系を写しとった「ホロスコープ」も同様です。

そこに秘められているのが「基本三数」に伴なう「宇宙波動エネルギー」で、地上との共鳴関係によって、時空を超越した影響をもたらしています。

One-Point ◆ 重要なことは“当たる/当たらない”のホロスコープ占いをはぐくんできた双魚宮時代は、先頃、一段落したことです。今後は宇宙法則に基づいた「宝瓶宮時代のアストロロジー」へと漸次、移行していくことになります。


時代区分とアストロロジーの変遷

●本来のアストロロジー(星学)は、アストロロジカル・エイジ(占星学的な時代区分)とともに変遷しています。

紀元前の「白羊宮時代」(はくようきゅう じだい)のアストロロジーは、古代カルデア人による「天体観測」でした。

紀元前2世紀頃〜先頃の20世紀末1989年までの「双魚宮時代」(そうぎょきゅう じだい)は、古代ギリシャに発祥したホロスコープを用いた「古典アストロロジー」でした。

当時は最先端の学問だったのですが、16世紀に“疑似科学”とされ、海王星の発見によって“占い”と誤認されるに至ったのです。

昨今の「宝瓶宮時代」(ほうへいきゅう じだい)は、宇宙この世界の現実に根差した根幹法則「基本三数」また新しい宇宙観「数理法則とクオリアル・ワールド」をバックボーンとした「新しいアストロロジー」(宝瓶星学、通称:宝瓶宮占星学)になります。


《 アスペクトを理解する 》

早いお話が、アスペクトの正しい象意を知れば、ホロスコープは90%以上ご理解できます。

残り10%は適用の仕方や、実際的なリーディングの経験です。

といったことから、12種類のアスペクトの象意をどのような方法で皆様にお伝えすればよいのかが人類の英知「アストロロジー」(星学)を実学として活かすリーディングにつなげる道になります。

宇宙この世界の根幹法則は「基本三数」で、そこにすべての答えがあります。

「数理法則」によって、1数〜12数まで宇宙森羅の最小象徴数の象意を知れば、案外と簡単にご理解いただけます。

それを、2つと同じものがない個々のホロスコープに自在なリーディングとともに応用展開していただき、日常生活や社会活動に役立ていただきたく存じます。

後日、12数のアスペクトの象意に関する講座などをご提示いたしたいと考えています。

One-Point ◆ 「奥義講座」をご受講された方には一部を除いて重複した内容になります。時代変化に伴なう新しい解釈を含めて、深層の精神意識の変革や実践リーディングに役立つ解説講座を考案中です。




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