宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

ホロは“酸っぱい葡萄”か?
[叡智の果実]
― 「宇宙理論」があれば実は簡単 ―

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誰にでも簡単にできる「宇宙理論」に基づく“人類の叡智”

●第1稿 : 2024年 6月 9日アップ


誰もが知っているイソップ寓話に「酸っぱい葡萄」があります。

美味しそうな葡萄が実っていたので、一生懸命にジャンプして取ろうとしますが、届かないキツネが「あれは酸っぱい葡萄だ」といって諦めるというお話です。

「ホロスコープは難しい!」と言うのに一脈通じます。

“ホロスコープ占い”に魅了され自身でも“占断”を極めようとしますが、論理的に不可能なので、「難しい!」と言うことに似ています。

“占断”はそうですが、事実は逆で宇宙に基づいた「宇宙理論」があれば、ホロスコープの構成要素に当てはめるだけで、実は誰にでも簡単にリーディングができてしまいます。

《 占いでホロスコープを読むのは“無謀” 》

なんでもそうでしょ。

「なぜ、できないのか」、理由が分かれば、どうすればよいのかが見えてきて、案外と簡単にできるようになるのです。

ホロスコープ・リーディングも同様です。

“占い”でホロスコープを読むがなぜ難しいのか、その理由が明確に分かれば、最短でホロスコープ・リーディングはできるようになるのです。

ところが、“ホロスコープ占い”には「理論」がなく、どうすればできるのかは暗中模索にならざるをえません。

ましてや“占断”までしようとすれば、誰でも呻吟する状態に陥らざるをえないのです。

One-Point ◆ 論理的に考える方ほど“ホロスコープ占い”は難しくなります。理論がないので細部にこだわり、隘路にはまり込むためです。逆に「海王星」らしく理屈を抜きに、主観によって思い込んでしまえば、“勘違い”は避けられませんが、マレに“当たる”ことが起こり、かえって驚くことになります。



ご参考:初期はともかく今となると…

●以前の記事の繰り返しになりますが、ここでも触れておきます。

「理論」を19世紀後半に完全に捨ててはじまった“エソテリック”(秘境的)な“ホロスコープ占い”が、21世紀の今日、ホロスコープを読めなくなるのは、当然の道理です。

なぜなら、「古典占星学」の理論に基づく象意解釈を流用しつつ、理論は完全に捨てて「エソテリック占星術」をはじめたのがアラン・レオです。

その当初はともかく、約150年(約7世代)も経つと、主観に継ぐ主観解釈によって、どれが正しいのか混沌とせざるをえなくなります。

初期の頃は「古典理論」の象意解釈の影響が残っていたので、まだよかったのです。

ですが、今日では個々の占星師の主観解釈を重ねてきて、完全に理論なき“ホロスコープ占い”になります。

渦中にいると、まれに“当たる”ことがあるために、魅了され、いつかはできるようになると“まだ見ぬ理想”を抱くのですが、現状はどんどん不可能になっていきます。

「理論」がなくて当然と思っている以上、もはやホロスコープ・リーディングができるようになることはありません。


《 旅人ではなく宿泊施設がどうなのか? 》

“星読み”と「ホロスコープ・リーディング」は根本が異なります。



「太陽サイン(宮)」(誤って“太陽星座”)を読む「星占い」の延長に無意識ながら「現代占星術」をとらえるために、ホロスコープではなく「星」がどの「サイン(宮)」にあるかをもって、ホロスコープを読もうとします。

それは無謀であってムリなのです。

星は、例えば「ホロスコープ」という名の“ホテル”や“旅館”を訪れる“旅人”にすぎません。

一時的に客室をトランシット(運行:通過)していくだけです。

確かに“お客さま”は重要です。

ですが、いくらどんなお客様が宿泊するのかを読んでも、「宿泊施設」本体のロケーションやサービスや内容また価格帯などを読むことまではできません。

One-Point ◆ 誕生の瞬間に“ロケーション”は決まります。“客室”に相当する「12ハウス(室)」や“サービス”に相当する「アスペクト」(位相、座相:局面)のほうを読まなければ、「ホロスコープ」はリーディングできないのです。



ホロスコープの3つの構成要素

●右の本分に書いたように、星は“旅人”、ホロスコープは“宿泊施設”にあたります。

ホロスコープ・リーディングの対象は、星ではなく“宿泊施設”のほうです。

“宿泊施設”(ホロスコープ)は、「12サイン(宮)」と「12ハウス(室)」と「アスペクト(位相、座相:局面)」の3つの構成要素がベース(基本)です。

それゆえ「ホロスコープを読めるようになる」という意味は、次のようになります。

“旅人”の星も重要ですが、まずはホロスコープを構成する三要素を読めることが大前提です。


《 「星読み」という“勘違い”を誘発する表現 》

「ホロスコープを読めない」理由は、大きくは3つあります。

そのうちの1つが、“星”を読めばホロスコープを読めるようになるという“勘違い”です。

「ホロスコープ・リーディング」は、ホロスコープを読むことで“星”を読むことではありません。

ところが現代占星術は、“星読み”という言葉で「ホロスコープ・リーディング」に代替していることがあります。

二重の“勘違い”に気づいていないのです。

ロマン溢れる“星読み”という美しい言葉自体が“事実誤認”で、さらにホロスコープ・リーディングのことかのように“勘違い”を誘発しやすいので、ご注意が必要です。

One-Point ◆ 「12サイン(宮)」「12ハウス(室)」「アスペクト(位相、座相:局面)」の3つが、ホロスコープを構成する基本の三要素です。「プラネット(星)」は、そこを訪れる“客人”の立場で、これら4つの構成要素が織り成す位置関係によって象意がもたらされていきます。




《 ホロスコープは「人類の叡智」 》

ホロスコープは当然“酸っぱい葡萄”などではありません。

真逆で、ホロスコープを現代日本に広めた西洋占星術の大家、故ルル・ラブア師も述べていたように「人類の叡智」です。

ただし、紀元前4〜5世紀以降、約2,000年間も「古典アストロロジー」のバックボーンとなってきた「古典理論」(古代ギリシャの世界観)は、16世紀に“疑似科学”とされ、学術(科学)的な信頼を完全に失墜しました。

それでもなお、「古典理論」を維持し、1781年の「天王星」の発見に至るまで、「太陽」〜「土星」の7つの星を用いた「古典占星学」として続きました。

それも「天王星」をはじめとした土星外惑星(トランス・サタニアン)や「ケレス」の発見によって全く理論破綻すると、「古代医学」など“人類の叡智”として実社会に役立ってきた実学としての古典的な「ホロスコープ」解釈は、息の根を絶たれます。

宝瓶宮時代のアストロロジー「宝瓶星学」は、物理科学をも凌駕する新たな「宇宙理論」によって、現代に“人類の叡智”を再びもたらしました。

One-Point ◆ 「古典理論」に代わる「宇宙理論」、すなわち宇宙この世界の根幹法則「基本三数」とその展開「数理法則」3/6/12数によって“人類の叡智”「ホロスコープ」は現代に復活したのです。宇宙太陽系の位置関係を忠実に写しとった「ホロスコープ」ですので、正しい「宇宙理論」によってホロスコープは簡単に解読できるのです。


《 森羅万象のリーディングに「12数」 》

「基本三数」は、宇宙この世界の根幹の“三要素”ということができます。

その一例が「光の三原色」で、実にシンプルです。

その展開「数理法則」は、法則的に「3/6/9」ですが実際的には「3/6/12数」で展開され、12数は「宇宙森羅の最小象徴数」となるため、12色の色相環のようにすべての色の根本を象徴します。

ホロスコープも同様です。

4種類の構成要素(サイン、ハウス、アスペクト、プラネット)それぞれに12数の個別の要素を伴なって、個人や社会また宇宙森羅を象徴しています。

このような宇宙この世界のシンプリーな根幹法則を知れば、“人類の叡智”「ホロスコープ」のリーディングは簡単にできます。

One-Point ◆ 2026年1月に双魚宮時代の“宇宙波動”は完全に働かなくなります。「共鳴関係論」を歴史パラダイムとする前人未到の宝瓶宮時代が本格始動していくのです。そのとき新しい“人類の叡智”は“天運奉持”に役立ちます。






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