宝瓶星学 ―宝瓶宮時代のアストロロジー―
HOME > 近未来予測 霊識開元編 > 「海王星」の新旧リーディング
●第1稿 2025年 3月20日 アップ。
「海王星」のリーディングと題すると、いつものリーディングのようです。
そうではなく“新旧”としたのは、象意的にも宝瓶宮時代の新しい「海王星」に生まれ変わっていくためです。
今月末3月30日と来年2026年1月27日に「海王星」は春分点を越えていきます。
すると…というと、すでに2〜3年前から影響圏に入っていますので、語弊がありますが、個人の霊性意識をはじめ、世界の様相や方向性、また「海王星」の象意までもが変わっていきます。
「えっ、星って象意が変わることがあるの?」と思われるかもしれません。過去にもマレフィック(凶星)とされた「金星」が、近代の自由化によってベネフィック(吉星)の象意に変わった例がみられます。
今、世界は名実ともに大きく動いています。
アメリカは「トランプ革命」によって、宝瓶宮時代のアメリカに変わろうとしています。
我が国日本は、SNSや財務省解体デモにみられる「日本国民意識革命」の真っ只中です。
韓国でも、中高生らが未来に向けて立ち上がり、韓国を正常な民主主義国家にしようと、親北親中の左派勢力によって現職として初めて拘束された尹錫悦大統領の解放を求めたデモによって、声を上げています。
北朝鮮や中共の工作によって、左翼プロパガンダに踊らされていた韓国ですが、ネットが発達した今日、反北、反中、反反日といった信じられないような良識的な動きが急加速しています。
それは社会にとどまらず個々人の深層の精神意識でも、深く静かな大変革が、とくに日本をメインに起きています。
なぜ、このような歴史的な大変革が起きているのでしょうか。
One-Point ◆ 昨年は“分水嶺”のピークの秋(とき)でした。危機一髪、「冥王星」が水瓶宮に正式入宮した11月にトランプが当選したことによって、人類は無事最難関を越えて、未来が拓けた経緯があります。
社会にかぎらず、個人の精神面にも「霊識開元」の複合ディレクションがもたらされている今日です。
トランシットの「海王星」が春分点を越えていくことで、もはや待ったなしに本格化していき、双魚宮時代の終了にモラトリアムをもたらしてきた「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションが終わります。
紀元前2世紀から約2,160年(概算値)続いてきた「対立二元論」の人類歴史、双魚宮時代の完全終了です。
これまで人類文化とされた宗教的信仰観や社会通念など“ジョーシキ”が変わっていきます。
One-Point ◆ “バカなことを書いてるな”と思います。従来の社会通念を堅持されておられる方々は「何をバカな」と考え、逆に時が経てば、何を当たり前のことを書いてるのと思われることになるからです。
「知らぬが仏」といったようなものです。
「海王星」が春分点を越えていくからといって、人間社会に何の関係があるのといった一見“ジョーシキ”と思えるご意見があると存じます。
でも、宇宙の5%しか解き明かせておらず、量子もつれの謎も解明できない発展途上の現代科学から物理的にのみ考えるのは、正直、“科学的非合理思考”でしかありません。
身近な例を挙げれば、“春分点越え”が無関係どころか、「太陽」が春分点を越えていく日は学校も会社もお休みです。
毎年のことで法的にも「春分の日」と定められています。
一方、海王星の春分点越えは、約165年に一度なのでよく認識されていません。
発見されてまだ179年目なので事実上、初めての春分点越えのようなものです。
アストロロジカルに見ますと、今日的な影響力が大きく、人類歴史的にも、また個々人の精神意識的にも、さらにはホロスコープ的にも、重要な変化の意味と影響を今般もたらします。
One-Point ◆ 神秘的な“占い”のお話ではありません。実在のクオリアル宇宙の「共鳴関係論」をふまえた実際のお話です。このような新しい事実は「対立二元論」の古い双魚宮時代の知見から見えてくることはありません。
特筆すべきは、「海王星」自身も宝瓶宮時代の新しい海王星に生まれ変わっていくことです。
「海王星」の象意の最大の特徴は、個々人の形而上世界に主観的に働きますので、自覚が難しく気づくことができません。
仮に何かのきっかけで気づいたとしても、影響下にあるときは知らずに戻ってしまうなど修正が難しくやっかいです。
発見当初の「海王星」の代表的な象意は、“まだ見ぬ理想”(夢、妄想、幻想)でした。
それゆえ、発見直後の“時代波動”の中で広まったマルクスの“理想的共産主義”や、今日も続くスピリチュアル・ブームの端緒となったポルターガイスト現象による死後の世界(天国理想)の実証と騒がれた“心霊ブーム”は「海王星」の象意を伴なって“まだ見ぬ理想”を描く代表例です。
One-Point ◆ もう一つ“現代占星術の父”アラン・レオ(1860ー1930)にはじまったホロスコープ占いもそうです。なぜなら、後者の心霊ブームの影響を受けて、霊媒師マダム・ブラヴァッキー率いる新興宗教団体の占星術ロッジから広まったエソテリック占星術だからです。
奈辺の事情や状況が、占いや観念ではなく、現実的にご理解いただけるとほんとは怖い「海王星」です。
美しい“夢”を見させて愉楽へと誘います。
それが必ずしも悪いことではありませんが、気づかないうちに“洗脳”され、自身や現実を見失い“事実誤認”や“勘違い”を繰り返し、主観に働くため自覚がしにくいのです。
ご本人は“幸せ”でも、他者からみるとかつてマルクスが言ったとされる「宗教はアヘンである」といった盲信状態です。
もっとも、そういうマルキシズムも負けず劣らずの“アヘン状態”で、精神世界の信仰か物質社会の弁証法理論かの“まだ見ぬ理想”を抱く単に分野の違いで同じ穴のムジナです。
いずれも「海王星」の“象意”の支配下にわれ知らずあるためです。
One-Point ◆ 上述のような双魚宮時代の「海王星」ですが、春分点を越えていくことで、新たに変化していきます。今後の宝瓶宮時代の実働を下支えしていく、重要な「海王星」の働きになりますし、個々人にも深くかかわっていきます。
※関連記事
先日アップした「「海王星」の春分点越え」を補足するものです。
「海王星」の春分点越え ← BACK
※当ページの内容は著作権法により保護されております。無断使用はご容赦お願い申し上げます。
Copyright(C) 2005-2025 Aquariun Astrology - Seiji Mitoma All rights reserved.