宝瓶星学 ―宝瓶宮時代のアストロロジー―
HOME > 新しい時代-INTRO > 初回トラゼ会談の破綻理由
↑ ゼレンスキー大統領の主張に、ウクライナ大使は思わず頭を抱え軽く首を左右に振った。
●第1稿 2025年 3月 9日 アップ。
いまだに先月末に行なわれた「米ウ首脳会談」(トランプとゼレンスキーの両大統領の会談)がネットで話題です。
テレビ中継が入っている前で、前代未聞の国家のトップどうしがお互いにステートメントを超えて激しく言い合うという珍事が起きたからです。
見方によっては、外交上の美辞麗句に陥ることなく、お互いにホンネで腹の内をさらしたワケです。
それはよいとして、まあ揚げ足取りなのか周囲の口さがないスズメたちのかまびすしいこと。
「何が起きていたのか」、僭越ながら深層(真相)をホラリってみました。
当該会談のホラリー・ホロスコープは次のとおりです。
●みようによってはシンプルなホロスコープで、逆に深い意味が込められています。
詳しい時間が分かりません。
日本時間で3月1日の未明(深夜)という報道でした。
予定では、現地アメリカの東部時間で、2月28日午前11時からだったので、とりあえずそれで作成してみました。
One-Point ◆ 午前11時の開始というのは、交渉が成立し調印したのちゼレンスキーらウクライナ外交団と昼食会を催す予定だったのでしょう。ですが、物別れになり、なんと共同記者会見を含めてすべてキャンセルになりました。
上掲のホラリー・ホロスコープを宇宙原則の「基本三数」からポンポンポンと実学となるリーディングをすれば、深層(真相)がみえてきます。
ホロスコープを作成して最初に目に飛び込んできたのは、「木星」がASC(Ascendant:アセンダント=上昇点)に合(コンジャクション=0度)をとって上昇星となっていたことでした。
「へんだな?」
なぜなら、双子宮のASC=上昇点から見れば「木星」は対宮、DES(Desendant:ディセンダント=下降点)が位置する「射手宮」の共鳴星だからです。
トランプは双子宮生まれ(太陽)なので、「双子宮」のASC=上昇点はトランプ-石破会談のときと同じで納得できるのですが、なぜ、上掲のホロスコープで“交渉相手”を象徴する「木星」が上昇星になっているのか。
これではゼレンスキーが会談の主催者になるからです。
One-Point ◆ お気づきの方、正解です。会談に至った経緯はともかく、わざわざホワイトハウスで会談を行なう以上、アメリカが主役です。ですが、ホロスコープではゼレンスキー大統領が“主役”になっていて、チグハグ感が読み取れます。
今般の交渉は、個人的には次のようにみています。
アメリカ(トランプ)は戦争を止めさせたいので、そのファースト・ステップとして、ウクライナの鉱物資源の50%を要求し、その締結と調印で“万事”シャンシャン! の予定でした。
なぜなら、前バイデン政権がこれまで行なってきた膨大な軍事支援の代価という名目ですが、鉱物資源をアメリカが共同管理することで、ロシアが手出しできなくなる口実をつくり停戦に持ち込む“筋書き”をトランプ政権は描いていたと思われます。
ですが、ゼレンスキーは逆で、調印締結には、さらなる軍事支援の確約を欲しいと考えていたようなので、お話が噛み合いません。
報道によると、ヴァンス副大統領が口をはさみ、口論がはじまってトランプの意によって物別れになった、かのようにオールドメディアはいつもの“トランプ=悪”といった切り取り報道による印象操作をしています。
そのため、どこかピンとこない人々が、あれやこれやと推測をし、誤解が乱れ飛ぶ現状に陥っています。
One-Point ◆ オールドメディアの正常化を願っています。が、しばらくは無理かもしれないので、もう少し様子を見るしかありません。まあ、国民の声を反映するSNSなどネットで良識を発信していくしかありません。
前半、一人でしゃべりまくったゼレンスキーの胸のうちを推測するに、オモテ立って口にはしませんが次のようです。
「ウクライナ侵攻による戦争は、もともとはお前たちDSなどアメリカ民主党政権が俺たちウクライナを使ってはじめさせ、バイデン政権が支援して継続させてきたものではないか。資源の50%の権利を主張するなら、トランプ政権に変わっても軍事支援の継続を確約しろ」ってことです。
知らんけど。
で、今回、ホロスコープを出して最初に「ヘンだ!」と思ったのは、「木星」が上昇星になっていたことです。
“常態”とは異なるホロなので、どんな会談の様子だったのか、マスコミのように最後の部分だけを切り取るのではなく全体の流れが重要です。
それによると、ウソかマコトか、最初は和やかな雰囲気ではじまり、ゼレンスキーの主張をトランプが聞いていて、ときおり口を挟むと、ゼレンスキーはそれを何度もさえぎって主張を述べ続けたようです。
よっぽど不満が溜まっているのでしょう。
One-Point ◆ そのような状況が約40分ほど続いたようですが、同席していたヴァンス副大統領がたまらず意見を述べると、ニュアンス的には「あん? なに言ってんの!」(What is mean)とゼレンスキーが誤解される拙い英語で言ったとか。
ホロスコープ解説の要点です。
当然、トランプ側“ホワイトハウス”が会談の主役(ASC=上昇点)ですが、対象(DES=下降点)の共鳴星「木星」が上昇星になっているということは、ゼレンスキーのほうが“主役”の立場に躍り出たことを意味します。
当日は新月でした。
「太陽&月」の合=0度は、なんと衝(オポジション=180度)の「木星&ASC=上昇点」と「DES=下降点」に軸となってT矩(Tスクエア=90/90/180度)を形成していたのです。
これは、「太陽」によって象わされる“組織の中心”(ここでは両大統領)の考えやスタンスが、お互いに異なっていることを象わし、そのことが物別れの主因となったことが象わされています。
One-Point ◆ 多々あるのですが、「太陽&月」を交えて魚宮に集中する7つのプラネット(星)、そして魚宮30度であり牡羊宮0度の「春分点」を加えれば、なんと8つもの“象意点”の連続合(ローリング・コンジャクション=0/0度)が形成されています。
※これでは“勘違い”を伴なったまま、第11ハウス(室)に共鳴する水瓶宮生まれ(太陽)のゼレンスキーの“自己主張”は、止まらないはずです。
しかも、魚宮の「土星」は蟹宮の「火星」を下三分(ロウアートライン=120度)としていますので“確信的”で“感情的”な主張です。
財務省解体デモの行方 ← BACK
※当ページの内容は著作権法により保護されております。無断使用はご容赦お願い申し上げます。
Copyright(C) 2005-2025 Aquariun Astrology - Seiji Mitoma All rights reserved.