宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代のアストロロジー―
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●第1稿 2024年 7月30日 アップ。
今年2024年は何が起きても“結果オーライ”の“分水嶺”のピークのときです。
今週8月4日は獅子宮12度の「新月」で、下掲のホロスコープのように“分水嶺”のピークがピークを迎える“明暗”を分けるときになります。
個人的にもそうですし、日本とくに“現体制”においてそうです。
老子が説いた“無為自然”といった“無”の境地から、新たな自分自身や日本の現体制のあるべき姿をハイレベルに見出していかれるとよいときです。
国家はともかく、個々人においてはご自身のホロスコープ(出生天球図)において、メインは「ケレス」がどのハウス(室)にあって、どのようなアスペクト(位相、座相:局面)をとっているかによって異なってきます。
当日は、獅子宮12度の「太陽」に「月」が同じく獅子宮12度に移動してきて、ジャストの合(コンジャクション=0度)をとりますが、その瞬間のホロスコープが下図です。
時間がハッキリしていますので、ハウスシステムのホロスコープです。
ソーラー・チャートと異なり「ASC」(Ascendant:アセンダント=上昇点)や「MC」(Medium Coeli:メディウム・コエリ=南中点)など4つの「基本点」を記載したホロスコープになります。
One-Point ◆ 「宝瓶星学」では「クオリアル宇宙」による理論から、正しい12ハウス(室)に最も近い「レジオモンタナス・ハウスシステム」を用います。必要に応じて微修正はしますが、上掲のホロスコープは修正せずにそのままです。
「新月」は、「太陽」と「月」が合=0度のときです。
「満月」は、「太陽」と「月」が衝(オポジション=180度)を形成するときです。
「月」は、地球の周りをまわり、同時に地球の自転によって1日に10数度動きます。
地球と月とのその時期の距離によって1日に動く度数は異なりますが、いずれにしてもジャストの合=0度(新月)や衝=180度(満月)の時間帯は異なってきます。
つまり、ジャストの合=0度になったから「新月」ということではありません、また、ジャストの衝=180度の時間だから「満月」ということでもありません。
宇宙の様相は、球や円を基本としますので、ジャストの時間帯に限らず当日また前後の日が“満月”に見えたり“新月”のようだったりすることからも、1度や2度の度数差が象意的に絶対ではないことが分かります。
One-Point ◆ 星読みをして“当たらない”からといって、1度や2度の差に固執すると、本質を見失います。第一「ホロスコープ作成ソフト」は採用している「天体暦」によって、1度程度の誤差が生じることがままあります。
ついでに、ご参考がてら書いておきます。
宝瓶宮時代は、ご自分で「ホロスコープ・リーディング」を行ない、主体的な意志判断のご参考にされるとよい時代です。
仮に、“宇宙波動”に似た“霊能力”で「運勢」などを感知しても、人為的な主観要素や解釈を避けられません。
ご自身の意志判断で用いることができる本物の“霊能力”ならまだしも、もし単なる“霊媒力”に過ぎないのであれば、ほとんどの場合、能動的に発揮できないために、何かあっても気づけなかったり、物理的に遮断できない“霊波動”ゆえに、興味本位や安直にかかわると、ご自身ではどうすることもできないことが起こりえます。
その点、ホロスコープは、宇宙の調和的な大自然の“宇宙波動”をリーディングするものなので安心です。
「基本三数」1/2/3(4)数、またその展開「数理法則」3/6/12数(3/6/9)の宇宙法則によって、“霊力”に頼らずとも、誰にでも客観的に超絶的な“宇宙波動”による「ディレクション」(運勢変化、時代変化)をリーディングすることが可能になります。
One-Point ◆ 「古典アストロロジー」の理論解釈も類似でした。ですが、19世紀後半に理論を捨ててはじまった現代占星術は、当初はよかったのですが、150年ほどが経った今日では、主観的な人為解釈の連鎖によって、今や“わけワカメ”の状態が避けがたくなっています。
で、雑話休題。
上掲のホロスコープを、ご自由でかまいませんので、ご自身でリーディングされてみられてください。
と、申し述べつつ、そうはいかないケースがありますので一部、ポイント解説をさせていただきます。
8月4日の「新月」は特別です。
次の2つのYOD(ヨッド=150/150/60度)がポイントになっています。
1、「ケレス」を頂点にしたYOD=150/150/60度。
2、もう一つは「金星」を頂点にしたYOD=150/150/60度。
その底辺を構成するのは、前者が「太陽&月」の“新月”と「火星」で、後者が「冥王星」と「海王星」です。
後者の六分(セクスタイル=60度)は、戦後の1950年頃以来、常時ではありませんが形成されており、スピリチュアルを含めた霊性意識を促進させることで、宝瓶宮時代への変化をうながし続けています。
One-Point ◆ 前者のYODはアバウトですが、平常は“お手上げ状態”のようなディレクションをもたらします。後者は、本物や真実を否応なくうながしていきます。生まれ持つホロスコープ(出生天球図)によって、具体的なことはジャンルなどを含めて、個々に異なりますのでご了承ください。
2つのYOD=150/150/60度は、この場合、「牡牛宮」の象意を強く持たれる方や、また“現体制”が「牡牛宮」で象徴される日本に、良し悪しにかかわらず強く働くことになります。
今年2024年の“分水嶺”のピークが“ピーク”を迎えるときです。
“支配/被支配”の「対立二元論」を歴史パラダイムとしてきた双魚宮時代の“歴史波動”が、最期の“ピーク”を迎えるときで、同時に“衰退”のはじまりを意味します。
少し具体的に申し上げますと“様式美”のようなときです。
「5・7・5」といった堅苦しい“決まり”や“様式”のなかで、制約を受けつつ創意工夫して、“美しさ”を探究し実現していくことで、逆に素晴らしい作品が生まれたりします。
個人的にも日本的にも“分水嶺”のピークがピークを迎える“分水嶺”の昨今がそうで、今週8月4日の「新月」によって象徴されます。
およそ都合1週間ほどが、当該ディレクションの期間です。
One-Point ◆ “当たる/当たらない”は関係がありません。人の自由意志が重要になっていく今後ですので、“占断”は大半が意味が半減していきます。逆の言い方をすれば、自由な意志判断をもってホロスコープ・リーディングを行ない、ご自身のご判断でご自由に活用されていかれるところに、真実が伴なうようになってまいります。
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