宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

AKB48と個性表現の時代
―天王星と海王星のディレクション―

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今や業界では「AKB48を使えば売れる!」といわれるほどのブーム!
ネットはもちろん、テレビなどマスコミで見ない日はないほど注目を集めています。
少し、星の動きを交えながら時代的な理由を探ってみましょう。

オタク系アキバ・アイドルAKB48のターニング・ポイント

AKB48

●第1稿 : 2010年07月19日アップ

※文中での表記は、但し書きがないかぎり、アップ日現在の年齢です。


なぜ、ここまで世間の耳目を集めるようになったのか?
最近、硬い内容ばかりアップしていますので、息抜きを兼ねてAKB48を取り上げてみます。そこに、少なからず星の動きに伴う時代の運勢のあり方を垣間見ることができるからです。

《 満席祭り希望 賛否両論ライブ 》

正直、いまだにマイナーな素人っぽさをぬぐえない彼女たちです。
あっ、失礼!
「素人っぽさ」というのは、完全な素人に対しては言いませんし、宝瓶宮時代においては、必ずしも悪い意味とはかぎりません。
たとえば、昨年来、イギリスの小さなマン島の田舎娘ベッキー・クルーエルの素人っぽいダンスが、「可愛いにもほどがある」とネットで人気を集めました。
その「人気」をかわれて日本デビューしたものの、逆に人気が失墜。
「素人」だからこそネットで注目されるという時代的な心理や運勢があるのです。
詳細は、おいおいご理解いただくとして、そういった素人っぽさがまた、AKB48のコンセプトである「会いに行けるアイドル」として魅力とも強みともなっています。
では、なぜ素人っぽさをぬぐえない彼女たちが、プロのステージに立ち続けているのでしょうか。
そこに時代の流れに沿った新しいタイプのアイドル・ユニットの「仕組み」を見出すことができます。
宝瓶宮時代の個性表現のヒントが隠されているのです。
知る人ぞ知る「コリス」こと2期生の大島優子(21・天秤宮)が、今年2010年3月の「満席祭り希望 賛否両論」横浜アリーナライブの終演後、次のようにコメントしています。
「AKB48を盛り上げていくのは、サプライズとか、みんなの泣き顔だとか、みんなの悔しさとか、みんなの喜びだとか、そういう感情で動いているグループだと思うから…。
だからファンの人も一生懸命になってくれると思うし、泣けるライブができる。
泣けることがあるというのは、スゴイ幸せだなって今、思っています」

One-Point ◆ 彼女たちは、SDN48や研究生、また名古屋の栄を拠点に活躍するSKE48を含めて、総勢100名以上。AKB48は、テレビでよく見かける最年長1.5期生の篠田麻里子(24・魚宮)を除けば、横浜アリーナライブの時点では、全員がオーディションに合格した21歳以下の女の子たちです。


17th シングル 選抜総選挙

●AKB48とはいうものの、SKE48、SDN48、研究生らを併せて100名以上のメンバーがいます。
その大半のメンバーは、ホリプロ、太田プロ、プロダクション尾木など、さまざまな事務所に所属しているために、メンバーの選出に当たっては、各事務所からいろいろな要求がでます。
そこで誰からも文句が出ないように、ファンからの投票で選ぶということにしたのが「選抜総選挙」です。
いろいろと批判もありますが、PR効果を含め、ビジネスはもちろん、彼女たちがプロ意識を身につけて成長していくことが必要なことを考えれば、最もベストな方法です。
ただし「選抜総選挙」後、上位に選ばれテレビに露出しているメンバーが有利だという批判から、19thシングルの選抜はメンバー全員の「ジャンケン」で行なうとか…。(笑)
秋元さん、カマスねぇ〜。(W笑)

《 選抜総選挙、大島優子1位の意味 》

なぜ、素人同然のオタク系アキバ・アイドルが、世間を賑わすまで話題になったのかというのは、世間的なお話はともかく、占星学からいえば、ひとえに時代の運勢が彼女たちとともにあったからです。
実力と運勢は必ずしもイコールとはかぎりません。
パフォーマーとしてのたゆまぬ努力やチャレンジがあったのは一つの要因ですが、だからといって努力や実力だけでは、いかんともしがたいのが時の運勢や人気です。
5年ほど前の秋葉原ブームの真最中、いわば軒先を借りて始まったような素人の女の子たちによるオタク系アキバ・アイドルが、今や東京ドームや世界をうかがうところにまで成長した影には、宝瓶宮時代の申し子ともいえる要因も見え隠れしています。
今年2010年6月9日に開票され話題になった「17thシングル選抜総選挙」で、昨年2009年の「13thシングル選抜総選挙」で2位、今回の総選挙の「初日速報」でも2位、また「中間発表」でも万年2位をキープしていた大島優子(前出)が、フタを開けてみたら逆転1位となったこともあって、ワイドショーを賑わしたので大方はご存じだと思います。
「選抜総選挙」については欄外をご一読いただくとして、素人のアキバ・アイドル時代を引っ張ってきた不動のエースといわれた1期生の前田敦子(開票当時18)にかわって、素人集団の中で唯一、子供のころからの芸歴がある大島優子が1位に選出されたことは、やはりファン層がオタク系から一般人にまで広がったことを意味します。

One-Point ◆ ご異見は多々あると思います。素人さを残すオタク好みの前田敦子(蟹宮)か、それともプロ経験のある大島優子(天秤宮)か、どちらを支持するファン層が多くなったか。また、メンバーがそれぞれに所属する各事務所サイドが、大衆化するAKB48を考えて、今後、どちらをセンターにするほうがよいかを判断した結果だともいえます。この選択は占星学的にも正しい判断です。
※もっとも、前田敦子びいきの秋元康氏は、別の手を打ってくるかもしれませんが…。


大島優子

●2010年の選抜総選挙で1位になった大島優子(21・2期生・天秤宮)

《 AKB48はミューチュアル・リセプションから始まった 》

少し、これまでのAKB48の軌跡を星の動きとともにみてみましょう。
秋葉原オタク・ブームの最中、2005年7月に「秋葉原48」の募集が「月刊デ・ビュー」の9月号誌上で行なわれます。
このとき天王星と海王星のミューチュアル・リセプションが本格化してから1年あまりが経ったころでした。
「秋葉原48プロジェクト」の仕掛け人、総合プロデューサーの秋元康氏は、当時、「1年ほど前から、やろうということになっていた」と述べていますので、プロジェクトは天王星と海王星のミューチュアル・リセプションが本格化したころに始まったといえます。
天王星と海王星のミューチュアル・リセプションというのは、「現実(真実)」と「夢(空想)」の「ミックス」を意味します。
芸能分野に関していえば、天王星が「時代的な新しさ」や「個性(キャラ)」を、海王星が「オタク」や「アイドル」を象わします。
ミューチュアル・リセプションというのは、これらが混合して現われる、と理解してもかまいません。
もし、海王星を「占い」や「占星学」ととらえれば、前ショッピング・サイトに「宝瓶宮占星学」をはじめてアップしたのも2005年4月なので、このミューチュアル・リセプションのプッシュゆえといえます。
AKB48が立ち上がったころ、テレビか何かで一度、見掛けたことがありますが、正直、あまりの華のなさや実力のなさに、それ以降は、自らは見ることも関心を持つこともありませんでした。
その後も、ときどきマスコミで取り上げられていますが、メイド喫茶などアキバ・ブームに便乗したオタク系アイドルとして、マニアックな扱いやアンダー・カルチャーとしての紹介だったように思います。
それはともかく、2006年2月22日にアップした「近未来予測=実際編」においても、また続く「新旧混在と変革の2009年」や「新しい意識と夢想の2010年」といった未来予測の中に、参考として次のように書いてきました。
「新旧が混合した古くとも新しい動きが生じます。まず、アイドルなどレトロブーム的なリバイバルともいえる動きは、2009年に引き続き分かりやすい例でしょう。単なる懐古や復古にとどまらず、新しい試みや解釈が加えられていきます」
その新しい試みや解釈が加えられた新世代アイドルの旗頭がAKB48だということになります。

One-Point ◆ 1期生20名(1.5期生・篠田麻里子を含めて21名)で立ち上がったAKB48は、秋葉原ドン・キホーテ8階、二本の大きな柱が邪魔な専用・秋葉原48劇場で2005年12月7日のプレス発表に続き、翌日グランドオープンを行ないます。このとき、親族やマスコミなど関係者を除く一般客は、わずか7名。このメンバーがチームAで、現在もリーダー役の高橋みなみ(19・牡羊宮)をはじめ、小嶋陽菜(22・牡羊宮)、前田敦子(19・蟹宮)ら1期生が所属しています。


天王星と海王星の動き

●水瓶宮を運行する海王星に対して、天王星が、2003年3月〜9月魚宮に入宮することによってミューチュアル・リセプションが始まりました。
その後、いったん水瓶宮に戻った天王星は、2004年1月末に再び魚宮に入宮し、約7年間にわたる本格的なミューチュアル・リセプションが形成されます。
前ページの「見えない世界と潜在意識改革」にも書いたように、天王星は2010年5月末に牡羊宮に入宮し、ミューチュアル・リセプションは解消されますが、8月には再び魚宮に逆行します。
牡羊宮への再入宮は2011年3月。
海王星の魚宮への最初の入宮は、2011年4月です。

《 素人こその「プロ」のパフォーマー 》

AKB48は、2007年の紅白歌合戦に出場していますが、当時は一般に受け入れられてということではなく、世相や話題の一つとしての出演です。
実際、翌2008年の紅白には選出されていません。
しかし、星はついに幸運の光りを投げかけます。
水瓶宮を運行していた海王星は、2009年3月水瓶宮25度を通過します。
水瓶宮25度を通過したというのは、海王星が自らの共鳴サイン(宮)である魚宮の影響圏に入ったことを意味します。
海王星の象意が、魚宮の波動を受けて共鳴し、果てしなく広がっていきます。
わけの分からない? 不思議系を含めた個性(表現)派アイドル時代のはじまりです。
AKB48もここからブレイクしていきました。
時代の運勢が、ついに新世代型アイドル・AKB48の上に輝きはじめたのです。
それはオタク系アキバ・アイドルから、一般社会との共鳴、すなわち大衆からの支持を受けはじめることを意味します。
だからといって、急にAKB48の実力がアップしたわけではありません。
海王星の象意は、実力や実体の有る無しとは別のイメージや雰囲気で「情」的要素を媒介とします。
総合プロデューサーの秋元康氏(牡牛宮)自身も海王星の象意を生まれもっていますので、時代の流れにマッチした現実離れしたビジョンやアイデアを出して、次々とヒットしたり、時代のツボにはまっていくことが起こります。
幸いAKB48は、この4年半の間、紅白歌合戦出場の翌日も「会いに行けるアイドル」として、ふだんどおり毎日、秋葉原48劇場で公演を行なっています。
これは、毎日が本番のレッスンをファンの前で続けているようなものです。
レスポンスは目の前にいるファンからダイレクトに返ってきて毎日、肌で実感できます。
不慣れなお笑い芸やテレビ芸に関しては素人でも、身近にいるファンに対して歌って楽しませるパフォーマンスに関しては、そのへんの歌手やタレント以上に身につけているのです。

One-Point ◆ 宝瓶宮時代は、一人ひとりが主人公となる時代です。同時に世界的な友愛社会を築いていく時代です。切り口を変えていえば、一人ひとりが個性発揮をして、同時に仲間や人々と対等で友好関係を築いていく時代です。双魚宮時代の価値観からすれば二律背反的な命題ですが、このカギを解くことが宝瓶宮時代の運勢を知るヒントともなっています。


16名程度の3チーム制で競争

●AKB48は、1期生を中心としたチームA、2期生を中心としたチームK、3期生以降を中心としたチームBに分かれています。
それぞれに持ち歌もあり、お互いにライバルや競争するかのように3年以上もの間、チームワークを深めてきました。
素人からの出発なので、悲喜こもごもの絆や励ましがあったようです。
武道館での「組閣発表」は、そのチームの改編を行ないました。
ただ、チームのカラーとなる4、5名の中核メンバーは変わっていません。
目玉は二つ。
チームAに所属していた1期生の板野友美(19・蟹宮)、峯岸みなみ(17・蠍宮)らが、体育会系ともハッチャケ系ともいえるチームKへ移動したこと。
もう一つは、キャプテン制が取り入れられ、柏木由紀が抜擢されたことです。
ちなみに、チームAキャプテンは、高橋みなみ(1期生・牡羊宮)。
チームKは、秋元才加(2期生・獅子宮)。
チームBは、柏木由紀(3期生・蟹宮)が選出されています。


ユニット曲で人気ナンバー1?

●AKB48には、ユニット曲を他のメンバーが披露することもあるようです。
3人で歌う「♪ハート型ウィルス」を例に挙げると、
大島麻衣・川崎希・小嶋陽菜に始まり、
小嶋陽菜・川崎希・北原里英ver.
前田敦子・板野友美・篠田麻里子ver.
小嶋陽菜・北原里英・高城亜樹ver.
大島優子・宮澤佐江・佐藤夏希ver.
小嶋陽菜・倉持明日香・指原莉乃ver.
ネズミ・チョウコク・学ランver.(笑)
先日の代々木ライブは…?
などが披露されています。
それぞれの持ち味を発揮して、バラエティー豊かに柔軟なエンタを繰り広げるところも、サプライズ同様、個性と変化の天王星らしさです。

《 涙とサプライズ! AKB48本領発揮 》

話を戻して、海王星が魚宮の影響圏に入った翌月の2009年4月25日・26日、『「神公演予定」*諸般の事情により、神公演にならない場合もありますので、ご了承ください』ライブをNHKホールで開催します。
この公演でサプライズ発表されたのが、第1回総選挙、すなわち「13thシングル選抜総選挙」です。
その開票日7月8日の2日後、7月10日には、AKBのAKBによるAKBのための番組!「週刊AKB」(テレビ東京)が全国ネットで放送開始されます。
さらに1か月後の8月11、12、15日には、大阪(チームK)、名古屋(チームB)、福岡(チームA)と、全国3か所でチームごとに「AKB48分身の術ツアー」を開催します。
その総決算として22日・23日に、「AKB104選抜メンバー組閣祭り」ライブが日本武道館で開催されました。
武道館です!
素人同然のオタク系アキバ・アイドルが、ついにアーティスト憧れの聖地・武道館で2日間3公演を行ない、ほぼ成功を収めたのです。
たった7名のお客様しかいなかった秋葉原48劇場でのグランドオープンから3年8か月後のことでした。
しかし、彼女たちの心に、冷水を浴びせかける発表が行なわれます。
これこそ「組閣祭り」とネーミングしたライブの真意でした。
自民党から民主党へ、歴史的な政権交代を決めた8月30日の衆議院総選挙の1週間前。
チームA、チームK、チームBとして、この3年余りのあいだ毎日、交替で公演をこなし、お互いに競い合うかのようにチームワークを築いてパフォーマンスを高め、武道館まできたチームの絆を引き裂く、「組閣発表」という名のチーム改編が突然、ステージ上で発表されたのです。
男どもには分からない、うら若き乙女たちの「同類感情」が断ち切られる出来事でした。
実際、発表後は立てないほどの衝撃を受けたメンバーや、涙が止まらないメンバーもいたようです。
まあ、2009年〜2011年の3年間は、土星・天王星・冥王星のTスクエア(90・90・180)が毎年、約半年ごとに繰り返されますので、政治の世界にかぎらず、いろいろと「サプライズ!」な出来事が起こります。
AKB48に関していえば、スタッフの意図はともかく、これは彼女たちの慢心を戒め、さらなる成長をうながすには心機一転の妙手でした。

One-Point ◆ AKB48の特徴の一つが、この「サプライズ!」です。大きな公演のたびに毎回サプライズが発表されたりします。この「サプライズ」というのは、西洋占星術をご存じの方ならすぐにピンとくると思いますが、天王星の象意です。そうやって素人の彼女たちは、旧型アイドルから新しい時代のアイドルへと変化・発展・成長しているのです。


ターニング・ポイントとなった曲

●「前へ進め、Got it!」
ではじまる歌詞は、目の前に暗く深い川が横たわっている。
恐れずに自分を信じて、言い訳せずに夢に向かって進め!
心の中にも、そういった川がある!
といったような内容です。
この曲では、彼女たちも単なる歌のフリから、ストンプや一部にダンスを取り入れるなどチャレンジをみせます。
海王星の魚宮への影響圏入りという星のディレクションはもちろんですが、実質的には、この曲がターニング・ポイントとなって、世間の耳目を集めていきました。
実際、この曲で2009年の紅白歌合戦に出場を決めています。
「海」ではなく「RIVER」ですが、「深く暗い、広く大きな川」や「夢」は、海王星の象意です。

※著作権は、当該動画の著作者・団体に属します。

《 命運を変えたシングル「RIVER」 》

さて、武道館ライブから2か月後の10月21日、画期的な曲がリリースされます。
14thシングル「RIVER」は、AKB48初の初登場オリコン・ウィークリー・チャート1位を獲得します。
メジャーデビューの1thシングル「会いたかった」2006年10月24日の発売から、丸3年。
「RIVER」は、2009年女性アーティスト初動売上枚数1位も記録しています。
オタク系ファンの数だけで獲得できる順位ではないのは当然です。
「RIVER」は、AKB48のこれまでのアイドル系の曲とは違い、「エ〜ケェ〜ビィィ〜〜〜〜〜、フォーティエイト!」というチームAキャプテン1期生の高橋みなみ(牡羊宮)のおたけびにも似た掛け声から始まる果敢な曲で、単なる振り付けだけの曲から、掛け声と共にストンプを取り入れたり、PVにも自衛隊のヘリや装甲車を登場させ、迷彩服で戦場に見立てた夜の「RIVER」を渡るシーンが登場するなど、従来のアイドルを超えてイメージを変えてきました。
その後も、各チーム・キャプテンを中心とする「AKB歌劇団」のミュージカルでサプライズ。
さらに、翌2010年1月〜3月のテレビ東京系ドラマ24「マジすか学園」では、全員がヤンキーに扮してケンカ上等の血しぶき飛ぶアクションシーンを演じるなど、素人ながら芝居にもチャレンジし、さらにアイドルのイメージをブッ超えたサプライズを見せていきます。
これで彼女たちにも「根性」入りました。(笑)
宝瓶宮時代の女性像」にも書いたように、宝瓶宮時代の流れの一つとして、女性がボーイッシュになりますが、その流れに乗って、AKB48は完全に時代をつかんだといえます。
かつて一世代を風靡したモ−娘。をようするハロプロが、従来の女の子アイドル路線を踏襲して、次第に時代から取り残されようとしているのとは対照的な動きです。
AKB48は、素人からプロのパフォーマーへと進化し続けることで、時代の流れに乗り、当初の古参ファンの一部が離れていく一方、ファン層の一般化はもちろん、世間の関心や時代の運勢を引き寄せているのです。

One-Point ◆ 中には、AKB48やそのファンに対して罵声を浴びせかけるようなネットオタクがいますが、それも関心の現われです。AKB48に働く運勢を簡単にまとめておきますと、毎日の努力によるパフォーマンスの向上、ファンと身近で対等な関係、サプライズ(変化)による進化と成長、天王星と海王星のディレクションなどがそこに見られます。プロではなく「素人」ても世界進出を狙える時代です。そんな宝瓶宮時代の生き方の一端を、AKB48から見出せるのです。


※実体はなくても膨張できるのが海王星の象意です。ただそれだけだと逆の土星の現実のディレクションを受けたときに危地を迎えます。秋元康・AKB48も例外ではありません。普段から「ベース」を失わないように注意が必要です。AKB48のベースは、秋葉原48劇場での地道な日々の公演です。そこに集まるファンとの交流という実体です。



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