宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しいアストロロジー―

民族性/魚宮と日本的霊性
[日本の大自然]
― 西洋のマネをしても意味はない ―

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共存共栄の平和的な生態系が日本的霊性を生んだ

●2024年 6月 3日アップ


世界最古の縄文文明の古来より日本人の“民族性”は「魚宮」で象徴されます。

「第12サイン(宮)」の“宇宙波動エネルギー”の働きが、調和的な「日本的霊性」の源にあるためです。

“空気”(ニューマ:by 山本七平)のように、雰囲気的に日本人に受け継がれてきたなものなので、ご自覚しにくいかもしれません。

「日本的霊性」は、近代の世界標準から見れば“異常”なことです。

理由を知っておくと、今後の「宝瓶宮時代」の“天運”の奉持に役立ちます。

《 “風土”による精神意識 》

いつもの分かる人には分かる、分からない人には訳の分からないお話になるかもしれません。

無意識ながら、多くの日本人にとって“当たり前”のことなので、聞けば「なんだ、そういうことか」と思えるかもしれません。

要は、豊かな大自然と共存し、八百万の神を意識の片隅にでもおいてきた日本人と、砂漠などの過酷な大自然と敵対し、唯一絶対神を「万能の神」として信仰してきた西洋文明の違いです。

一代、二代で変わるものでありありません。

約1,300年前、西暦720年に完成した『日本書紀』よりも、はるかに古代、1万年以上も昔の縄文時代の初期から、日本人の“DNA”に刻み込まれてきたのが無意識の「日本的霊性」です。

One-Point ◆ 古典的書籍で恐縮ですが、かつて和辻哲郎の『風土』という名著がありました。今ではその考え方が“ジョーシキ”として定着しています。その土地の気候風土は、そこに住む人々の精神意識をカタチづくります。



“善意”に受け入れる「魚宮」

●日本人が、虫の鳴き声や鳥のさえずりを風流に感じるのも、豊かで調和的な大自然ゆえです。

逆に弱肉強食のけたたましい鳴き声の西洋や大陸では、虫や鳥や動物の鳴き声はうるさい雑音にしか感じられません。

要は、他存在に対する敵対意識や弱肉強食の殺戮意識が極端に少ないのが、日本の生態系であり日本人です。

ゆえに“善意”に受け入れ穏やかな“大自然”を象わす「魚宮」に通じる古来からの精神意識が日本人の“民族性”になっています。


《 豊かに過ぎる日本の大自然 》

日本列島の最大の特徴は、豊かに過ぎる大自然です。

生まれながらに日本に住んでいると、これが世界の標準的な居住環境かのように思いがちですが、まったく異なります。

四方が海で、暖流と寒流とが入り混じる豊かな漁場があり、細長い島国のわりには2,000〜3,000メートル級の山が龍骨のようにそびえ立っています。

このことが何を意味するのか?

周囲からの湿った海風が大量の雨や雪をもたらし、キレイで豊富な水が古来より山河を潤す気候風土に恵まれてきた自然環境です。

それゆえ平地から高山まで植生が豊かで生き物の多様性に満ち満ちているのが日本列島です。

このことは、人間にとっても動物にとっても、水や食料が豊かな生態系を意味し、猛獣がいないこともあって平和で調和に満ちた生活環境がもたらされます。

すなわち、昆虫や鳥や動物までもが、大自然を謳歌でき穏やかに生きていられる環境与件をもたらされている日本列島です。


大自然を象徴する「天照大御神」をはじめとした日本の八百万の神

One-Point ◆ 弱肉強食の生態系ではなく、共存共栄の平和的な生態系が特徴です。それが日本人の精神意識や霊性に影響を与え続けてきました。豊かで調和的な大自然の気候風土が「日本的霊性」の根底にみられます。



「日本的霊性」を研ぎ澄ます

●日本人なら誰もが持つ「日本的霊性」です。

日常の刹那の出来事に忘れがちになることがないとはいえません。

そんなとき、また心がざわついた感じになるときがあるかもしれません。

日本の穏やかな大自然に「日本的霊性」が基づくものである以上、気候の良い日などに雑踏を離れノンビリと“自然浴”を愉しむのもよいでしょう。

屋内で“瞑想”をすることが悪いとは申しませんが、気をつけないと俗にいう“神”や“天使”また“菩薩”などに擬態した“低級霊”と関与してしまうことがないとはいえないために、ご注意も必要です。


《 大自然と“八百万の神” 》

西洋の天地創造の「唯一絶対なる神」もしくはギリシャ神話やローマ神話の支配的な神々と、日本の「八百万の神」を比較してみれば分かります。

過酷な大自然や弱肉強食の生態系また「対立二元論」によって築かれてきたのが、双魚宮時代のかつての“天運”に乗って発展し世界を席巻してきた西洋文明です。

そこにおいては“天地を創造”した最高神、唯一絶対なる「神」を信仰することによって、人間を過酷な大自然の上に置き、食物連鎖の頂点に立つことを当然とし、大地を支配するよりどころにしてきました。

ところが、日本は逆です。

「いただきます」をみても分かるとおり、大自然に感謝して生きているのです。

豊かで調和的な大自然によって、大量のキレイな水や多様な四季折々の食物を恵んでくれる大自然を“八百万の神”とともに崇め、感謝し、必要以上に荒らさずに次代に続くように維持してきたのです。

One-Point ◆ 古来、『古事記』や『日本書紀』の神代(上巻)でいう「大国主命」(おおくにぬし の みこと)など、大自然の中で最初に国づくりをしてきた人々をも“かみ”として尊崇し、祀ってきたのが日本です。西洋の「対立二元論」の神観とは真逆です。



レジーム、レジュメ、レジューム

●紛らわしい「レジーム」「レジュメ」「レジューム」といった言葉があります。

レジーム(英regime)は、「体制」「制度」「政治形態」などのことです。
語源はフランス語で、そのまま「体制」「制度」「政治形態」を意味し、また「ダイエット」を示す言葉からきています。

レジュメ(英resume)は、講演の「要約」「概要」などのことです。
レジームと同じくフランス語の「要約」「摘要」を表わす言葉が語源です。
レジメともいいます。

レジューム(英resume:リジューム)は、ラテン語の「再び取る」という意味を語源にしており、英語のresumeからきた「再開」のことです。


《 日本人の尊厳を否定 》

霊性は、自分自身の奥深い俗にいう“魂”に属するものなので“有意識”ではありません。

「深層の精神意識」の根っこに位置する“無意識”です。

“宇宙波動エネルギー”の受容体の一つともなっているのが「深層の精神意識」で、時空を超越した共鳴関係を培い、われ知らずに成長しています。

人の肉体脳(知性)は、生まれてこのかた“刷り込み”と言われるインプリンティングを特質とします。

俗世の概念にいくらでも染まるのです。

明治維新以降は、西洋的「対立二元論」の考えや、戦後のGHQの「ウォー・ギルト・インフォメーション」によって、良し悪しはともかく、日本人の尊厳や日本的霊性を否定する考え方や政策が推し進められてきました。

明治維新の直前に発見された、魚宮また双魚宮時代の共鳴星「海王星」の“事実誤認”や“善意”ならびに“お上依存”の性質もあって、日本人はお人好しにも素直に受け入れてきたのです。

One-Point ◆ それもそろそろ終わりで、今後の宝瓶宮時代は真逆です。「自由」という主体的な責任意識が培われていく時代です。本来の「魚宮」による「日本的霊性」を伴なう日本人に立ち返っていく“分水嶺”のピークの今日2024年です。


《 霊性意識の高い日本人 》

詳しくは、お一人ひとりが勝手に悟られればよいことです。

かつての双魚宮時代のように、権力者が強制する宝瓶宮時代ではありません。

宝瓶宮時代の「共鳴関係論」や新しい「友愛精神」(和、絆、民度)は、日本古来の“民族性”「魚宮」、日本の“国体”「水瓶宮」に通じるために、宝瓶宮時代は日本の時代になっていきます。

明治初期の「文明開化」は、工業技術的にはやむをえませんでしたが、今日も西洋世界が進んでいると思い込むのは間違いです。

もはや、古い「海王星」を共鳴星とするの双魚宮時代ではなくなるためです。

少なくとも、1989年の「宝瓶宮時代のビッグバン」を迎えて以降、双魚宮時代に栄華を誇った西洋文明の真似ごとではなく、宝瓶宮時代の共鳴関係論によって「日本的霊性」に立ち返っていく時代を迎えています。

ポリコレやLGBT法案など、もはや終末期にある西洋文明のマネをしても、霊性意識の高い宝瓶宮時代の日本に「レベルを下げよ」と言っているようなもので、意味がありません。

One-Point ◆ 今年2024年は、ついに冥王星が水瓶宮に入宮しました。「深層の精神意識の変革」のデレクションが正式にはじまったのです。今後20年以上も運勢変化や時代変化の“宇宙波動エネルギー”をもたらし続け、「日本的霊性」に立ち返るほどに、日本また日本人はますます繁栄していくことになります。






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