宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しいアストロロジー―

考察-共鳴医学の神経療法
[3数=関係] 
― 古典アストロロジーは医学だった ―

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平時の東洋医学/緊急時の西洋医学/痛み治療の共鳴(神経)医学

●2024年 3月31日アップ。


シロウトからみた「アストロロジカル・エイジ」による医療の考察です。

古代ギリシャに発祥した「古典アストロロジー」は約2,000年もの間、“医術”として重用されてきました。

しかし16世紀頃に“疑似科学”とされ、学問的な立場を失墜します。

では、宝瓶宮時代の新しいアストロロジー「宝瓶星学」はどうでしょうか。

「共鳴関係論」の時代に移りつつあることから、“占い”や“物理科学”の範疇に収まらずに、人類の叡智として新しい地平を切り開きます。


《 医学の祖ヒポクラテス 》

宇宙の根幹法則「基本三数」からみたとき、東洋医学や西洋医学だけでなく、共鳴医学といった“神経療法”が宝瓶宮時代は重要です。

“医聖”として知られる古代ギリシャのヒポクラテス(BC460頃-BC360頃)は、ホロスコープ解読の達人でした。

といっても“占星術師”ではありません。

そもそも、ホロスコープが占星術のツールとして一般に用いられるようになったのは、歴史的にはつい最近のこと、ヒポクラテスから2,000年近くが経った近代に入ってからです。

それまでは、医師になろうとした16世紀のノストラダムス(1503-1566)が大学で学ぼうとしたほど、古典アストロロジーは医学として活用され、“占い”とは一線を画した人類の叡智「学問」でした。

皆さまがよくご存じの“ホロスコープ占い”こと現代占星術の歴史は浅く、「海王星」が発見されたのち、19世紀後半からで150年ほどです。

“古代メソポタミアにはじまった占星術が約4,000年の歴史を持つ”というのは、大きな“勘違い”です。



One-Point ◆ 古典アストロロジーは「天王星」の発見(1781)によって、理論破綻をし命脈を断たれます。ところが65年後の「海王星」の発見(1846)によって、理論を捨てた“ホロスコープ占い”として、アストロロジーの象意解釈をパクった「エソテリック占星術」(秘境占星術)としてはじまっています。



「4,000年の歴史」は“勘違い”

●「古典アストロロジー」は、近代物理科学の発達によって、学術(科学)としての立場を失墜しました。

ところが、その象意解釈の一部を“当たる/当たらない”の“占い”として流用したのです。

そうしてはじまったのが、皆さまご存じの今日の“ホロスコープ占い”です。

アラン・レオの「エソテリック占星術」(秘境占星術)がそれです。

“中国4,000年の歴史”が真っ赤なウソであるように、現代占星術4,000年の歴史もまたウソであり“勘違い”です。

“まだ見ぬ理想”や“勘違い”を含めた「海王星」の美しい“象意波動”によってはじまったからです。


《 ノストラダムスと偉大なケプラー 》

“大予言者”また“大占星術師”として喧伝されるノストラダムスですが、マスコミによってつくられた虚構(フィクション)です。

彼は医師になるべく古典アストロロジーの医学部がある大学で学んだとされますが、卒業した記録が残っていないのです。

当時(16世紀)まで医学といえば古代ギリシャ以来「古典アストロロジー」でした。

ところが、ノストラダムスの時代から著名な天文学者ケプラー(1571-1630)の生存時までの間に「古典アストロロジー」は“疑似科学”とされ学術(科学)の立場を失います。

それでもケプラーは、“疑似科学”とされた古典理論を用いた「古典占星学」によって、天文学研究の費用に充てています。

One-Point ◆ 今日知られる「マイナー・アスペクト」を定めたのも、宇宙の調和を確信していたケプラーです。一方、ノストラダムスを“大予言者”や“大占星術師”としたのは、売らんかなのマスコミや視聴率稼ぎのテレビ業界がつくりあげた虚構です。



「大十字=90度×4」のウソ

●「1999年7の月の地球滅亡」予言は、占星術界隈から「大十字」(グランドクロス=90度×4)」が形成されるからと理由づけられました。

当時は西洋占星術ブームだったのです。

もちろん“勘違い”なのですが、売らんかなの「マスコミ」や「テレビ」が“センセーショナル”に取り上げ、既成事実化してしまいました。

吉凶解釈によって、大十字=90度×4は“大凶座相”という誤った解釈が根底にあったからです。

どんな大十字=90度×4なのか、自分でホロスコープを作成してみると、大十字=90度×4などありません。

少し時期が外れて、しょぼい大十字=90度×4が形成される程度でした。

実際に、何も起きませんでした。


《 治療は治ってナンボ 》

お話を戻します。

東洋医学にしても西洋医学にしても、治療をするからには予防したり治してナンボです。

ヒポクラテスは「私たちの内にある自然治癒力こそ真に病を治すものである」という名言を残しています。

薬が病気を治すのではなく、薬は症状を抑えるだけで、予防したり実際に直すのは、ご本人の免疫力や生まれ備わった自然治癒力で、それは現代でもそう言われています。

宝瓶宮時代の新しいアストロロジーからみれば、生まれながらに誰もが受けている時空を超越した“宇宙波動エネルギー”との共鳴関係によって、身体的な生命の維持が可能になっています。

それを“運勢”と考えても間違いとまではいえません。

One-Point ◆ 「基本三数」は宇宙この世界の根幹法則です。それゆえ「ホロスコープ」も人間も医学もすべて「基本三数」から成り立っています。東洋医学か西洋医学かといった「対立二元論」ではなく、「共鳴関係論」による共鳴医学(神経療法)もまた必要な時代です。


《 「3数=関係」が重要 》

東洋医学と西洋医学とではどちらが優れているかといった議論を耳にすることがあります。

近代物理科学によって発達した西洋医学ですが、その薬による弊害や副作用が認識され無視できなくなってきたからでしょう。

AかBかという「対立二元論」の時代ではなく、お答えは「共鳴関係論」による共鳴医学を含めて、ケース・バイ・ケースでもって適宜適切に活用すればよいだけです。

人は、心と身体だけでなく、「基本三数」と同様に両者の関係性また神経など「心技体」でいう“技”を含めて、三者が一体不可分の関係で成り立っているためです。

東洋医学か西洋医学かではなく、「3数=関係」に相当する神経療法などの共鳴医学が治療のためには必要な時代に至っています。

One-Point ◆ 「量子論」をみて分かるように、現代物理科学は限界を迎え転換期にあります。今後は「波動共鳴科学」が必要なように、医療においても東洋医学や西洋医学だけでなく「共鳴波動医学」が必要になってまいります。



アスペクト・リーディング

●「共鳴関係論」の適用は、ホロスコープにおいても必至です。

どのサイン(宮:誤って星座)に星があるかといった、“対症療法”のような占断でホロスコープ全体は読めません。

サイン(宮)やハウス(室)またプラネット(星」だけでなく、すべての構成要素の“象意関係”にかかわる「3数=関係」に共鳴するアスペクト(位相、座相:局面)が、ホロスコープ・リーディングには欠かせません。

心か身体か、人の一部だけを見ても適切な治療は難しいのです。

同様に、ホロスコープもサイン(宮)と星だけではなく、“神経”のように関係性によって象意(局面)をもたらす「アスペクト」が重要です。


《 “神経”を診る「共鳴医学」 》

シロウトの“たわごと”とでもお思いください。

宇宙は宇宙なので事実は事実です。

“痛み”などの異常があるとき、双魚宮時代の物理科学による西洋医学では、検査をしても原因がハッキリと分からないことがあります。

当然ながら、原因が見つからないということは、治療の選択が適切にできず、治るか治らないか分からないということを意味します。

既存の心理療法でもなく、手術などの物理療法でもなく、神経療法といった第三の「共鳴医学」によって、心技体の病因が解明できれば、治療が可能になってまいります。

当然の道理で、ホロスコープ・リーディングも同様です。

サイン(宮)やハウス(室)また星だけでなく、「共鳴関係論」を歴史パラダイムとしていく宝瓶宮時代は、「3数=関係」が必要欠くべからざるものであるために、人体でいう“神経”にあたる関係性を象わすアスペクト(位相、座相:局面)が、解釈やリーディングには必要欠くべからざる要素になってまいります。

One-Point ◆ 特長的には、次のように言えます。平時の東洋医学、緊急時の西洋医学、治療の共鳴医学(神経療法)です。ホロスコープにも人間にも医療分野でも、宇宙の根幹法則「基本三数」は共通するためそうなります。






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