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●第1稿 : 2023年12月30日アップ
天才的なプロスケーター羽生結弦氏と、元プロバイオリニスト末延麻裕子さんは、結婚後わずか105日の電撃離婚でした。
今夏の羽生氏の結婚報道に際して、お相手との相性をみようと思ったのですが、一般人ということで諦めていました。
一般人では生年月日を知るのはムリだからです。
ところが、夏場にでも引退されたからもはや“一般人”なのか、お相手の女性は、ご本人の地元のローカル紙「日刊新周南」によれば、元プロバイオリニスト・末延麻裕子さんと判明しました。
それだと生年月日が分かりますので、シナストリー・ホロスコープ(相性天球図)から結婚と離婚の理由をリーディングすることが可能になります。
●SNS上で羽生氏は「この度、私、羽生結弦は入籍する運びとなりました」とのみ発信。
8月4日のことで、その105日後の11月17日深夜には離婚を報告。
概要は、一般の方と結婚したとして、誹謗中傷やストーカー行為、許可のない取材や報道に思い悩み、相手と自分を守り続けることは難しく、離婚を決断したということです。
しかし、山口県のローカル紙「日刊新周南」は、お相手は元プロバイオリニストの末延さんと報道。
「末延麻裕子(すえのぶ まゆこ) 1987年3月13日生 山口県光市出身 ヴァイオリニスト」。
なれそめは2019年のアイスショー「ファンタジー・オン・アイス」のようです。
お二人のシナストリー・ホロスコープ(相性天球図)が下図です。
青色が羽生結弦氏で赤色が末延麻裕子さんです。
お二人の星をさまざまな色のラインで結んだものが相性をみるポイント「アスペクト」(位相、座相:局面)です。
また、トランシット(運行)の「星のディレクション」(運勢変化、時代変化)から、どのように相性が変化しているのかをみることも可能ですが、今回は省略させていただきました。
One-Point ◆ 羽生氏がオリンピックでご活躍していた頃、彼のホロスコープを出してみたことがあります。“狂気の天才”といった側面があり、今回、これでご結婚して大丈夫かな? という想いがありました。それゆえ相性をみてみようと思ったのですが、離婚のほうが早かったですね。
上掲のホロスコープには分かりやすいように相性の度合いを一目で見れるよう、目安の印(相性マーク)をつけています。
◎や●などですが、相性のリーディングをご依頼をくださった方にお送りするシナストリー・ホロスコープ(相性天球図)も同様にマーキングをしています。
「◎」はたいへんに良い恋愛や結婚の相性で、「■」は結婚には避けなければならない相性、「△」はその両方や中間です。
それに準じる「〇」や「□」を含めて全5段階です。
羽生結弦氏と末延麻裕子さんの相性は、「◎」が複数あり、「■」も複数あります。
両極端で、どのような構成要素に相性マークが付くのか仔細に見ていくと、ご結婚前の恋愛期には「◎」が強めで、ご結婚されて家庭に入ると、途端に「■」が顕著になる相性になっています。
これでは105日間のスピード離婚も納得せざるをえません。
One-Point ◆ 生まれ持つお互いの「結婚夫婦運」も重要です。その場合、ご自分のご結婚夫婦運を知って意識的にご注意すればいいのですが、有頂天になると自分本位になって失念し、結果、生まれ持つ結婚夫婦運が露呈していくことになります。
さて、お二人のご結婚前の恋愛相性のポイントは2点、次のようになっていました。
1、最高の夫唱婦随となる「夫婦相性」があります。
この相性があると、相手と接した途端に“結婚相手”だと直感的に感じたり、何となく分かることが多々あります。
2、ケンカ別れをしても、離れると無性に逢いたくなってしまう「離れがたい相性」があります。
ほかに課題となる幾多の相性がお二人の間にはありますので、ご結婚前に何度かケンカして別れるようなことが起こります。
ですが、イザ離れてみると、なぜかまた逢いたくなって、お二人には「夫婦相性」があり惹かれ合っていますので、「離れられないなら結婚しよう」となったのでしょう。
しかし、お二人の「離れがたい相性」には、実は魔が潜んでいます。
One-Point ◆ 「離れがたい相性」があるのは事実なので、そのようなことが起こります。ところが、お二人にはそれをチャラにする相性も実はあるのです。また、結婚というプロセスを経て「離れがたい相性」以上の「究極的な破局の相性」を実感された以上、復縁は難しくなりそうです。
ご結婚前のお二人の「恋愛相性」の二大ポイントです。
誰であっても、ご結婚前の「恋愛相性」とご結婚後の「結婚相性」は異なります。
このギャップが大きいほど、一般的に離婚の原因になりかねません。
プロの道を究めたお二人なので、ご結婚前にうすうす感じていたと思います。
ですが異性関係までプロとはいきません。
実際に一つ屋根の下で自分をさらけ出して生活することで、「結婚相性」は現実のものになり露呈していきます。
お二人の場合、ご自身の「結婚夫婦運」をはじめ、結婚後に現出する「致命的な家庭相性」によって、夫婦生活を続けることは“運命的”に不可能になっていきます。
それがいつなのかは実際の諸般の事情や、「星のディレクション」(運勢変化)によって異なってきます。
いずれにしましても、お二人にいくら「夫婦相性」や「離れがたい相性」があっても、一つ屋根の下で現実生活をはじめたことで、それ以上に強い「致命的な家庭相性」が顔を出し、結婚生活を維持していけなくなりますので、離婚は時間の問題でした。
One-Point ◆ 「致命的な家庭相性」は、どちらか一方だけでなく、お二人ともにお相手との相性にお持ちです。これでは破局を避けることができません。所帯を持てば遅かれ早かれ、強力に働きはじめますので、105日という素早い決断はさすがにお二人とも一流のプロです。
さて、お二人のご結婚前の「恋愛相性」と、ご結婚後の秘められた「結婚相性」をポイントのみご紹介いたしました。
お二人に欠けている最大の相性は、「結婚したら片目を瞑って相手を見よ」とよく言われるように、お相手への“寛容”さで、多少の欠点があっても“目に入らない”または無意識に“スルー”して気にならないという「ベストの家庭相性」です。
それがお二人ともにありませんでした。
離婚は確定的だったのです。
分野は違えども、お二人ともプロですので、これまで妥協しないで努力されてこられたのだと思います。
その妥協のなさが結婚相手に向かえばなおさらです。
もし、お二人に“寛容”さや欠点を“スルー”できる「ベストの家庭相性」が夫唱婦随の「夫婦相性」と同時にあれば、多少は折り合いをつけられたと存じますが、逆に妥協なきプロ意識のほうがはるかに勝ったようで、離婚を決めざるをえなかったのでしょう。
One-Point ◆ 順番が前後しますが、羽生結弦氏は1994年12月7日仙台市生まれです。末延麻裕子 (すえのぶ まゆこ)さんは1987年3月13日山口県光市出身です。大人の結婚には、いろいろと大人の事情もあって、単に恋愛感情だけでのご結婚ではなかったのかもしれません。
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