宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

サシハラの秘密と転機
― 「天秤宮」が上昇サイン ―

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昨今、テレビで見ない日がないほど売れっ子の指原莉乃さん。
モーニング娘。とのコラボなど常識をくつがえす「政治力」だとか?
そんなサシハラの「出生時間」から“秘密”を暴きます。

「出生時間」の確定および昨今の活躍と「今後」


●第1稿 : 2017年 1月13日アップ

キャラ(個性)が面白いので、これまで何度かサシハラを取り上げてきました。
今では、知らない人がいないほど、若手ではTOPクラスのタレント兼アイドルです。
その理由はどこにあるのか、ホロスコープからリーディングしてみました。

《 「天秤宮」のASC(上昇点) 》

サシハラの生年月日は公開されています。
ですが、出生時間は不明です。
とはいえ、占星学では、ご本人の言動や出来事などから、相応に出生時間を割り出すことができます。

サシハラのそれは、すでに3年半前の「レクチャールーム」(要ID&パスワード)にアップいたしました「実践リーディング講座3:サシハラのホロスコープ」で指摘しておきました。
今回は、その「続編」を一般記事としてアップするものです。

サシハラが射手宮の直前、蠍宮28度の太陽であることは明らかですが、太陽ハウス(室)は「第2ハウス(室)」であることがわかります。
これまでAKBグループの主要メンバーを占星学的に「サンプリング」してきたことから、それがみえてきます。

今回、「出生時間」を確定することになったのは、昨年2016年9月から、木星が「天秤宮」をトランシットしたためです。
サシハラの言動や容貌の「変化」から、間違いなく天秤宮が上昇サイン(宮)だと確定できたのです。
要は、ASC(上昇点)が「天秤宮」のサシハラに、トランシットの木星が合(コンジャンクション=0度)のディレクションを投げかけたために、言動や容姿や運勢に明確な変化が現われたためです。

ほかにも、もともとAKB48から福岡の「HKT48」に移籍になった2012年6月の出来事からも、サシハラが「天秤宮」である可能性が高いことを推定していました。
そんな感じで、おおよその出生時間が確定できたのです。

通常のアイドルであれば、「素」をさらす機会が少ないので見極めにくかったと思いますが、AKBグループは相応に“ホンネ”(素)で勝負していますし、テレビへの露出や動画サイトへのアップも多いので、「素」を知ることが可能になっています。

One-Point ◆ 約11年ほど前に「素人」同然で活動を開始したAKB48は、今も続く「AKBING!」(最初は「AKB1じ59ふん」)などの冠番組で、楽曲よりも「ドッキリ」や「罰ゲーム」などハプニング企画やチャレンジ企画で番組を盛り上げてきました。過去のアイドルとは異なって素人同然だったために、素のキャラ(個性)をさらけだして数字をとるしかなかったのです。ですが、それゆえ逆に人気が出ました。
◆失礼ながら、AKB48よりもレベルが高めの乃木坂46は、デビュー当時からしばらくはパッとしませんでした。しかし、「乃木坂工事中」を含めてもいいのですが、AKB48にならって「NIGIBINGO!」を放送しはじめると、キャラが明らかになり、親近感を抱いた人が増えたのか、人気が出はじめます。
◆昨年、デビューした欅坂46の場合、そういった経緯からすぐに「KEYABINGO!」が放送開始になりました。今の時代、アイドルといえども相応に“素顔”や“キャラ”をみせることで「人気」が出るか出ないか決まるといっても過言ではありません。


《 サシハラのホロスコープ 》

さて、差しさわりがあると困りますので、サシハラの「出生時間」をアバウトで書いておきます。

だいたい、午前2時15分〜遅くても午前3時頃のあいだです。
「天秤宮0度」〜「天秤宮10度」になります。
その場合、サシハラは上昇星に「木星」か「月」、またはその両方を「上昇星」としてもつことになります。
これが今回の新たな最重要ポイントです。

そのため、昨年2016年の9月9日に木星が天秤宮に入宮したあたりから、トランシットの木星はサシハラの「ASC(上昇点)」や「木星」や「月」に、次々と合(コンジャンクション=0度)を投げかけていきました。

本日現在、木星は天秤宮22度を運行中で、ギリギリながら月との合(0度)から外れましたが、来月2月8日に天秤宮23度で逆行に転じ、だいたい8月中くらいまでサシハラの上昇星の「月」に合(0度)をとり続けていきます。

結局、昨年6月のAKB選抜総選挙での2連覇を皮切りに、アバウトながら今年2017年夏場中くらいまで「サシハラ人気」が爆発することになります。
※注) 木星が合(0度)だからといって全員がそうなるわけではありません。

ご参考に、ホロスコープ(出生天球図)を掲載しておきます。

●指原莉乃 : 午前3時の生まれの場合



One-Point ◆ 「アンチ」も多いホロスコープ(出生天球図)です。ですが、同時に安定した「人気運」を持ちます。「バイタリティー」があります。人の心理をはじめとした「洞察力」と「探究心」がありますので、要は“頭のよさ”を持ちます。さらには相手の意志を敏感にさっして、前向き(ポジティブ)にも、逆に慎重(ネガティブ)にも対処していける両面性を持ちます。AKB選抜総選挙で上位に選出されるメンバーはだいたいそうですが、特筆すべきは両極端ながら「TOP運」をもつことです。


《 「ヘタレ」から「女王」へ 》

劇場デビューしたAKB48を当時、たまたま「ドキュメンタリー番組」か「芸能ニュース」で見ましたが、「半素人」といってもよく、歌やルックスで勝負はできませんでした。
その劇場デビューは2005年12月8日で、当「宝瓶宮占星学」サイトの開始や移設と同じ年月です。

記録によれば、翌年2月1日にインディーズ・デビューをし、同年10月25日にメジャー・デビューしています。
この数年間は、一部のオタク系アイドルでしかなかったのでしょう。
約3年後、ネットにAKB48の冠番組がアップされていましたので、何気にみたときに、1人“面白い娘”がいました。

今はすでに放送を終了した冠番組「週刊AKB」の企画で、2度も「バンジー・ジャンプ」を飛べなかったために、「ヘタレ」と呼ばれる直前のサシハラでした。
“国民的アイドル”と認知されるかなり以前のお話で、第1回AKB選抜総選挙(2009年)のメディア選抜21名(現在は16名)にも入らない27位の頃のサシハラです。
当時はAKB48とSKE48しかなく、その全98名が投票対象でした。

「ネガティブ・キャラ」はもちろんのこと、「見事にダメなところがある」と秋元P(プロデューサー)にも言われていたサシハラは、このころから、ほかのメンバーとは一味、違っていました。
ちなみに、今のように「ポジティブ」ではなく、「ネガティブ」だったのは、「星のディレクション」ゆえです。

その頃のサシハラは、「ネガティブ・キャラ」にくわえ、周りからも「超ネクラ」や「ヘタレ」と呼ばれ、本人も「自分に自信がない」と発言するなど、占星学でいえば“第2ハウス(室)の太陽”の性格を全開に発揮していたころです。

一方では、アイドルらしからぬ「オタク・キャラ」を披露するなど、「宝瓶宮時代の新しいアイドル像」を垣間みせる素をさらけ出していました。
それゆえ70年代や80年代のつくられたアイドル(偶像)とは異なった、1989年以降の宝瓶宮時代の新しいタイプの“アイドル”として、占星学的に“サンプリング”していたのです。

AKB選抜総選挙では、27位にはじまり、19位 → 9位 → 4位 → 1位と、年を追うごとに順位を上げていきます。
その後、2位に1度下げたものの、一昨年2015年&昨年2016年と2連覇を達成。
それはサシハラ自身の「ホロスコープ」(出生天球図)にもよりますが、同時に「本物の個性」が生きる宝瓶宮時代の流れにそった、飾らない「素」の“キャラ”が受け入れられたからです。

そういったキャラ(個性)が立っていたのはもちろんですが、空気を読むかと思えば外すなど、バラエティー的にも面白いメンバーでした。

One-Point ◆ 現在の活躍は、業界でも評判です。昨年は、秋元康、小室哲哉、つんく♂とともに「代々木アニメーション学院」のプロデューサーに就任しています。また「笑っていいとも」月曜レギューラーメンバーの同窓会の「幹事」をしていることを、「SMAP×SMAP」最後のゲストとなったタモリが番組で明かしたことで、サシハラがもはや1アイドルにとどまらないことを知った芸能界界隈を驚かせました。サシハラ自身、「私のファンはオジサンが多い」というように、人生経験や世知に長けたそうそうたる一流芸能人たちほど、サシハラの能力と気配りに驚き、評価しているのもその一つです。


《 ホロスコープからみたサシハラの秘密 》

これまでの概要をご紹介いたしました。

ここからが本題です。
「出生時間」が確実になったホロスコープ(出生天球図)から、サシハラの“秘密”がみえてきます。
また今後、近々に控える「転機」のディレクションもリーディングできます。
そのいくつかを書いておきます。

【 「ヘタレ」の理由 】
繰り返しになりますが、かつてバンジー・ジャンプを飛べず、「ヘタレ」というあだ名が定着しました。
サシハラいわく、「なんで、死ぬかもしれないことに挑戦しなくちゃいけないの」ということです。
それは、サシハラの「ホロスコープ」(出生天球図)と、当時、受けていた「星のディレクション」(運勢)からみえてきます。

まず、サシハラの上昇星の「月」は、たいへんにデリケートな感性や感受性をもつことを象わします。
その「月」が、慎重で用心深い「土星」を下三分(ロウアー・トライン=120度)としていることが要因の1つです。
そういった要因と、第2ハウス(室)の太陽であることが第1点。
加えて、当時、トランシットの「土星」の合(0度)の影響を受けはじめていたサシハラは、上昇星の「木星」の「楽天性」よりも、「土星」の「石橋を叩いても渡らない」といった「用心深さ」のある上述の感性や感受性を強めていました。

ちなみに、「木星」が天秤宮をトランシットした昨年2016年9月以降は、サシハラにとって「上昇星」でもある木星の「ジュピター・リターン」の時期です。
さらには、「ASC(上昇点)」や「月」にもトランシットの「木星」の合(0度)のディレクションを受けたこともあって、なにごとも「前向き」に「明るく」、「楽観的」にとらえる時期に現在はあります。
このことは、サシハラにとって「人気運」アップの時期ともなっています。

【 負のオーラがスゴイ! 】
「ヘタレ」と呼ばれた当時、サシハラはメンバーからも「負のオーラがすごい」といわれていました。
昨今のサシハラしか知らなければ、想像できないかもしれません。
ですが、サシハラ自身が認めるほど「ネガティブ思考」だったのです。
その理由は、上述のとおりです。
第2ハウス(室)の太陽、上昇星の月、月に土星の下三分(120度)のコンビネーションです。
加えて、トランシットの土星によるディレクション(運勢)の影響です。
さらには、大きな人生上の「運勢サイクル」からも、学校時代をはじめ、AKB48時代まではそれを引きずり、「ネガティブ」に動きやすい人生期でした。

ですが、それだけが、サシハラが生まれもつ「性質」や「運勢」ではありません。
上昇星を「木星」とするサシハラは、まったく逆に、「前向き」な面や「おおらか」な面を持ちます。
要は、良し悪しはともかく、ポジティブ(安易)な「木星」の象意の面と慎重(ネガティブ)な「土星」の象意の面の両方生まれもつサシハラは、人生経験が少なかったことから“マイナス面”側の影響が出ただけです。
しかし、人生経験を積んでいくと、同じディレクションを受けても今度は“プラス面”の「実力」や「安定感」が出るようになります。
要は、運勢は「ホロスコープ」(出生天球図)1つで決まるものではなく、そのときどきの「星のディレクション」も重要になります。

【 田中角栄と同じ星(運命) 】
かつてHKT48に移籍したのちのサシハラを評して、秋元Pは「田中角栄のようになろうとしている」と発言しました。
同様のことをサシハラと一緒にテレビ番組のMCを務めたリリー・フランキーも「田中角栄のようだ」と語っています。
このことは、サシハラの「ホロスコープ」(出生天球図)からみても「正解」です。
サシハラは、高度成長を仕上げた元庶民宰相の「田中角栄」と同じ星をもっています。

ご本人が意識せずとも、そのように動かされ、生きていくことになりますので、将来にわたる「生活基盤」(インフラ)の安定を志向し、無意識のうちに「自己肥大化」を図っていくことになります。
田中角栄は、戦前の高等小学校の学歴ながら、「コンピューター付きブルトーザー」と呼ばれ、頭の切れとバイタリティーで政界のTOPに立ちました。

“ひきこもり”経験のあるサシハラも、現在24歳の若さながら、アイドル界や芸能界で大活躍をし、芸能記者から「史上最高のアイドル」また「アイドル界のドン」と評されています。
詳しくは書けませんが、「太陽」と「冥王星」の合(0度)を第2ハウス(室)に生まれもつためでもあり、両極端ながら組織や社会の頂点に立つ「運勢」を生まれもっているためです。
ただし、田中角栄もそうですが、「人生の大逆転」を良し悪しはともかく、体験しやすい運勢タイプになります。

【 意外と母性的なサシハラ 】
気づく人は気づいていると思います。
クールな面と同時に、ホットで母性的な面をサシハラはもちます。
サシハラが所属するHKT48は、ほかのAKBグループにくらべて平均年齢が低いのが特徴です。
小さいロリ系のようなメンバーが多いのもその一つです。
そういったメンバーを「カワイ〜イ」といって“溺愛”する言動をときおりサシハラはみせるので、最初は女性特有のポーズかと思ったのですが、出生時間が明らかになった「ホロスコープ」(出生天球図)からは“本気”でした。

確かにクールな面と同時に、「月」が上昇星なので、母性愛も強く、メンバーの面倒見がよいのです。
サシハラの場合、「木星」がその「月」に合(0度)をとっていますので、気分次第ながら、たんなる上昇星の月よりも強く出ることになります。
また、天秤宮の「ASC(上昇点)」からも、相手の意志や考えを受け入れつつ言動することに加え、我知らずとも周囲の人々に気をつかって敏感にさっし、ホットにもクールにも対応していきます。
そういった生まれもつ「感性」や「生き方」が、周囲への気配りや配慮が重要な芸能界で生き抜く天来の素質ともなっています。

One-Point ◆ 芸能界に多いのは、「蟹宮生まれ」(太陽)です。AKBグループでも、卒業した前田敦子や板野友美をはじめ、現役の柏木由紀や山本彩また北原里英などトップメンバーがいます。これに近年トップ運のディレクションを受けている「牡羊宮生まれ」(太陽)は、卒業した元総監督の高橋みなみ、卒業後の活躍が期待できる小嶋陽菜、昨年末卒業した島崎遥香をはじめ、渡辺麻友など。また「アイドル運」と同時にここ数年「出世運」(または「自滅運」のいずれか)を受けている「魚宮生まれ」(太陽)は、卒業生では篠田麻里子、現役では松井珠理奈や宮脇咲良を加えると、これらのメンバーがもともと「TOP運」を生まれもつためでもありますが、選抜常連組の大半を形成してしまいます。


《 サシハラの「転機」と卒業 》

最後に、今後のサシハラの「転機」をご紹介いたします。

「出生時間」次第では、若干のタイムラグが生じますが、今年2017年は“ギリギリ”しのげたとしても、翌2018年、遅くても再来年の2019年には、サシハラは「転機」を迎えます。

多くの場合、現役「卒業」です。
ただし、運営サイドが引き止めに入る可能性がありますので、その場合は、基本、変化を好まないサシハラの一面からは、何らかのかたちでAKBグループに残ることもありえます。
たとえばですが、“プロデュース”や、オモテの横山総監督とウラの指原“コーディネーター”といった可能性がないともいえません。

「転機」のディレクションと同時に、複数のディレクションを受けますので、ご本人の決断次第では、一時的な海外の可能性がないとはいえません。
ただホロスコープ(出生天球図)からは、生まれた環境とは異なりますが「地元」との縁が残るタイプです。

一方で、一時的ながら「イージー」にもなるときなので、ご本人や事務所次第では、完全にAKBグループを卒業することもありえます。
実は、“ウエディング・ドレス”を選択する可能性が“お相手”との相性次第ではゼロではありません。
芸能人といえども、プライベートの部分がありますので、あまり詳しいことは書けないのですが、選ぶ男性のタイプはみえています。
ちなみに、これまでサシハラが公言してきた結婚相手のタイプとは、本命は異なります。

いずれにしましても、これまでの活動とは違った新たな「転機」が今年2017年を「準備期間」として、来年2018年、遅くても2019年には訪れます。

極論すれば、“半シロウト集団”ともいえるAKBグループに、TOPクラスの“プロ”となったサシハラは、運営サイドも同列に扱うことができず、バランスがとれません。
そういった現実的な事由からも、2018年以降の「転機」の星のディレクションとともに、サシハラは新たな「道」を選択していくことになります。

One-Point ◆ 「運気」のピークは今年までで過ぎつつあります。一応、来年2018年末にも「運気」が訪れるのですが、それは「転機」のディレクションの真っ最中でもあるために「新たな出発」になります。強いていえば、男絡みとなる可能性も高いときなので、“結婚”もしくは“スキャンダル”あるいは“独立”など、「アンチ」が増えたり、「人気低迷」をともなう転機となる可能性です。




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