宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
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なんでも「第5次お笑いブーム」なんだとか。そうですよねぇ。
かつて一世を風靡(ふうび)した歌番組は下火になり、やけに目立つお笑い番組。
このお笑いブーム、「宝瓶宮時代」の到来と関係あるって、分かります?
●第1次お笑いブームの60年代は、まだまだ歌謡曲アイドルの全盛時代。「赤〜い夕日が♪」といった青春歌謡曲の印象のほうが強くって…、お笑いはそれほど記憶にありません。
実際、1963年の紅白歌合戦の視聴率は、ナント81.4%です。60年代の紅白は、70%台の視聴率が続きました。今では信じられないことです。
※写真は「エンタの神様DVDベストセレクション1」=日本テレビ:エンタの神様
発売:2004.12.22
●第1稿 : 2006年03月05日アップ
つい最近までは、歌謡曲アイドル歌手の全盛期。
かつてのアイドルも、今はバラエティーに進出。はしりは、山瀬まみ、森口博子、井森美幸ら、
「バラドル」なんて呼ばれましたね。
そういえば、いつのまにか銀幕のスター(古いなぁ〜)もバラエティー番組で見かけます。
「いったい、なんでやねん?」、現在のお笑いブームの理由って…。
60年代アイドルは、多分、若い方は知らないでしょう。
70年代アイドルといえば、「新御三家」や「花の中三トリオ」が代表的なところ。
新御三家、郷ひろみ・西城秀樹・野口五郎の男性アイドル。
花の中三トリオ(後に高三トリオ)、森昌子・桜田淳子・山口百恵の女性アイドル。
ピンクレディやキャンディーズも忘れてはいけません。
80年代アイドルになると、多すぎて書けないほどですね。
トップアイドルを挙げれば、松田聖子、中森明菜、松本伊代、早見優、堀ちえみ、石川秀美…。
女子高生ブームのはしりは、「おにゃんこクラブ」。
ついでに、素人女子大生ブームのはしりなら、深夜番組の「オールナイトフジ」。
アイドル時代の有終の美を飾ったのは、Wink(相田翔子・鈴木早智子)。
今でこそ、アイドル時代の知られれざる裏話を聞けますよね。
でも、当時は、「つくられた偶像」がアイドルでした。
経歴、年齢、好み、言葉づかいなど、つくられたイメージで売り出していました。
今でこそ、ホンネのぶっちゃけトークが、かえって親近感を生みますが、当時は「詐称」が当たり前とも言えるほど。
そんな実態とは違う、アイドルに熱狂したオジサンも多いことでしょう。
One-Point ◆ ちなみに60年代アイドルは、元祖御三家、橋幸夫・舟木一夫・西郷輝彦です。60年代後半になると、グループ・サウンズが登場。エレキギターにシビれた若者は、熱狂の渦に呑み込まれます。ザ・スパイダーズ、ザ・タイガース、ザ・テンプターズなどのライブ会場で失神者が出るほどでした。ヘンですよね〜今、考えると…。
●最後のアイドル歌手=Wink(ウインク)。相田翔子と鈴木早智子は、1年違いの同じ誕生日。2月23日の魚宮生まれなんですよね。当時は「笑わないアイドル」として話題に。実情は「笑えなかった」。これも時代の影響?
「近未来予測=基礎編」のページでも触れましたが、「淋しい熱帯魚」(1989)は、双魚宮時代と歌謡界の最後の大ヒットにふさわしい曲名です。
人気絶頂の中、後楽園球場で涙の解散コンサートを行ったラン・スー・ミキの三人組といえば、ご存じピンクレディと並ぶ人気アイドル「キャンディーズ」。
可愛いかったですよねぇ〜。
南海キャンディーズとは違いますよ。
「ふつうの女の子に戻りたい」という解散につながる発言は、彼女たちの人気とともに、つくられたアイドルへの「疲れ」が読み取れます。
そういうこともあって、「アイドル」の実態は、徐々にファンや視聴者に知られるようになりました。
西洋占星術に詳しい方なら、「歌謡曲」や「つくられたアイドル」が、魚宮(海王星)の象意と重なることにお気づきでしょう。
歌謡曲(=流行歌)なんて言葉は、今や死語になりましたけどね…。
およそ論理的ではない情緒的な歌詞や、意味を持たない旋律が特徴なんですよね、歌謡曲って。
今のアーティストやグラビアアイドルと違って、当時の「アイドル歌手」というのは、つくられたイメージですよね。
つまり、「アイドル=偶像」は、魚宮(海王星)の象意なんです。
One-Point ◆ 現在では楽曲のジャンルも多様です。ポピュラーなのは「J-POP」(当たり前か…)、歌手ではなく「アーティスト」。自分の言葉で、自分のメロディで、自分自身で歌う「シンガーソングライター」が、アーティストのはしりでしょうか。歌でもトークでも、素の自分を出すことで、等身大の人気がファンの支持を得られるように変わってきたのです。
ということで、双魚宮時代の終わりとともに「アイドル歌手時代」は消えていきます。
入れ替わるように人気が出てきたのが、「お笑い芸人」です。ちょっと振り返ってみましょうか。読み飛ばしていいですよ。
【第1次お笑いブーム】
1962年から1969年ごろまでの「演芸ブーム」のことです。
今も続く日テレの「笑点」など、テレビ番組を中心として落語や漫談、コントが時代を飾りました。
主なところでは、林家三平、横山やすし・西川きよし、コント55号、ザ・ドリフターズなどです。
【第2次お笑いブーム】
1979年から1982年ころまでの「MANZAIブーム」のことです。
主なところでは、B&B、ツービート(北野武)、紳助竜介(島田紳助)、コント赤信号、明石家さんま、とんねるず(石橋貴明)、などです。1981年に始まったフジテレビの「おれたちひょうきん族」として結実していきました。
【第3次お笑いブーム】
1980年代の終わりから1990年代の初めの「お笑い第三世代」のことです。
主なところでは、ダウンタウン、ウッチャンナンチャン、ダチョウ倶楽部、ホンジャマカ、今田耕司・東野幸治などです。
【第4次お笑いブーム】
フジテレビ「タモリのボキャブラ天国」(1990年代中頃放送分)が大きな役割を果たしました。
主なところでは、他番組からの出も含めて、ナインティナイン、爆笑問題、くりぃむしちゅー(当時は海砂利水魚)、雨上がり決死隊、ネプチューン、ココリコ、ロンドンブーツ1号2号など、そうそうたるメンバーです。つぶやき芸のつぶやきシローや、「だっちゅうの!」と胸元がお色気のパイレーツは特異でした。
【第5次お笑いブーム】
2000年代に入ると、NHK「爆笑オンエアバトル」に端を発し、日テレ「エンタの神様」が牽引となって今に至ります。
一応、何組か挙げておくと、テツandトモ、中川家、品川庄司、北陽、森三中、波田陽区、長井秀和、だいたひかる、陣内智則、青木さやか、友近、次長課長、アンジャッシュなど、他にも現在活躍中の皆さんです。
●お笑い番組が、お笑い芸人のキャラで成り立つように、さまざまな番組でキャラは、視聴率に結びつきます。
※写真は、日本テレビ「謎を解け! まさかのミステリー」のレギュラーコーナー「名探偵ケンタが行く!」に出演の人気子役=須賀健太くん。
→「須賀健太オフィシャルウェブサイト」
今や、テレビでお笑い芸人を見ない日はありません。
クイズ番組やバラエティー番組のレギュラーや司会は、もちろんのことです。
どうにかするとドラマにも出てますやん。
昔は、アイドル歌手がドラマの主役をはってましたがねぇ〜。
百恵ちゃんの「赤い運命」、ドジでのろまなカメ=ちえみちゃんの「スチュワーデス物語」等々。
そのうち、月9の主役も、お笑い芸人がなるのとちゃうん???
チ、チ、チ、それどころが歌番組でも、歌ってまっせ、お笑い芸人。
トーク番組なのか歌番組なのか、その司会は、ダウンタウンやとんねるず…。
色もんやん!
昔は、歌手やアイドルから「色もん」ってバカにされていたお笑い芸人。
今や立場は逆転です。恐るべし、お笑い芸人。
欽ちゃん、たけし、島田紳助、明石家さんま、石橋貴明、浜田雅功らが、テレビ界を牛耳っている?
「ま・さ・か!」
「お笑いブーム」や「お笑い芸人」と、これから約2,160年間続く「宝瓶宮時代」。
いったい何の関係があるのでしょうか?
次のキーワードをヒントに、「謎を解け!」
1、芸能界の主役は、アイドルからお笑い芸人へ。
2、テレビ番組は、今やお笑い芸人が仕切る。
3、ブームは、テレビによってもたらされた。
One-Point ◆ ここまで書いて気づきましたが、今のクール(2006.1〜3)のフジテレビ話題の月9、「西遊記」の主役・孫悟空は、慎吾ちゃんではありませんか。お笑い芸人とはいえませんが、SMAPの中では歴然とした「お笑い担当」。う! カ、カ、彼は、1月31日の水瓶宮生まれだわ。
名探偵ケンタくんに聞いてみましょうか。
きっと、こういうでしょう。
「なぁ〜んだ、謎が解けちゃった。カンタンじゃん!」
かつてのアイドル歌手が、つくられた偶像、すなわち双魚宮(魚宮=海王星)の象意なのに対し、お笑い芸人は、「発想・アイデア・個性(キャラ)」が勝負ですよね。
これらは、宝瓶宮(水瓶宮=天王星)の象意であることが、もう分かりますよね?
水瓶宮のお得意技は、「風変わり」や「ヒネクレ」、他人と違うことです。
お笑い芸人も同じなんです。けなされても、バカにされても、ヒドイ目に遭っても、「オイシイ ーッ d(*⌒▽⌒*)b 」という発想が必要なんです。
そういう、常識とは違う逆転の「発想」は、ネタ「アイデア=創意発明」につながっていきます。
また、ネタが重ならないことは、「個性(キャラ)」の必要条件です。
芸人は、自分の持ちネタを他の芸人がやることや、キャラが被ることを嫌がります。宝瓶宮時代の象意の「塊(かたまり)」みたいでしょ、お笑い芸人って…。
One-Point ◆ 個性で勝負する「お笑い芸人」が、時代に合っているってことにお気づきでしょう。ビジネスでも、何でも、時代に合ったものは、大衆の支持を得て栄えていきます。そうなんですよねぇ〜。これからの時代は、ウソや欺瞞は通用しません。あなたも本物の個性(キャラ)で勝負しましょう。ただし、個性には礼節が必要です。
●テレビが大衆化した1960年代、マクルーハンは「メディア・イズ・メッセージ」とメディアの本質を切りました。クール・メディアとされたテレビは、視聴者にとっては箱の中のこと。この「クール」さは、水瓶宮の一面です。
クール・メディアは「事実性」と「意外性」ほど面白いのです。つまり、バカバカし(意外)さや、何が起こるか分からない事実(ライブ=中継)、テレビ的に言うと「生ハプニング」です。これらも水瓶宮(天王星)の象意なのです。
「でもアンタ、ヤラセは違いますからッ! ♪ザンネ〜ン!」
まあ、テレビ自体が宝瓶宮時代のシンボルみたいなものです。
「電気」や「電波」など「波動」に関するものは、宝瓶宮(水瓶宮=天王星)の代表的な象意です。
天王星のマークにしたって、笑っちゃうくらいテレビ・アンテナそっくりですしね。
宝瓶宮時代は、今や電気エネルギーなしでは、社会が成り立たない状態です。
そのうち「フリーエネルギー」が開発されて一般化するかもしれませんが、これとて宇宙(空間)から波動エネルギーを取り出すわけで…。
ライブの舞台よりも、テレビ番組への露出度で人気が決まる芸能界は、時代を映して「お笑い芸人」が出張るのは当然の結果といえるでしょう。
と、いうわけで、宝瓶宮時代の芸能界は、「お笑いブーム」の定着で決まりだっての、チャンチャン。
「オレも映画なんかやってないで、お笑いに戻ろうかな」byタケシ。
あ、ただいまビッグニュースが飛び込んできました。
なんと、2009年、伝説のお笑い番組「おれたちひょうきん族」が復活だそうです。………ホェーッ!
One-Point ◆ 「お笑いブーム」が定着するかはともかく、芸能人の個性化は避けられません。お笑い芸人にかぎらず、アーティストでも、MC(司会・進行)でも、コメンティターでも、テレビという水瓶宮(天王星)の象意をもつメディアには、同じ象意の個性の波動が合う(共鳴しやすい)からです。
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