宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
HOME > 重要なディレクション > 社会変革から個人変革へ
●第1稿 : 2022年2月18日 アップ
驚くことに、「星のデレクション」自体が変わりました。
昨年までは「社会」の変革をうながすデレクションがメインでした。
それが副次的になり、新たに「個人」の精神の変革をうながすディレクションになったのです。
その点で現代人は、「歴史の曲がり角」に立っています。
本来の宗教は、古来、個人の霊性(魂)の成長をうながすものでした。
約4,000年以上前にはじまった「白羊宮時代」(はくようきゅう じだい)から、約2,000年以上前の「双魚宮時代」(そうぎょきゅう じだい)への変化がそのためでした。
今日まで約2,160年間(計算値)続いた双魚宮時代は、いわゆる世界宗教にはじまっているのはそのためです。
たとえば、紀元前5〜6世紀の影響圏において「仏教」の開祖ブッダ(お釈迦さま)が生まれました。
双魚宮時代が正式にはじまって約170年のちには、「キリスト教」の開祖イエス・キリストがあらわれています。
その後、イスラム教などをふくめて双魚宮時代の中期までは、宗教の全盛期でした。
One-Point ◆ では、なぜ現代人はそのことを感じにくいのでしょうか。理由はかんたんです。1630年から「宝瓶宮時代」(ほうへいきゅう じだい)の影響圏に入ったからです。近現代科学の発達をはじめ、個々人の信教の自由などが市民権を得て社会に定着したからです。
念のためにご説明しておきます。
牡羊宮に共鳴する白羊宮時代というのは、紀元前24世紀頃〜紀元前2世紀頃までのことです。
この時代は、“国家”の興亡盛衰がめまぐるしく、群雄割拠の戦国時代で、宗教というより「ルール」の時代でした。
戦いに勝って王となったトップ(頭:かしら)が、社会のルールを決めるルーラー(支配者、統治者)となって、人々を統治した帝国志向の時代です。
宗教的にみれば、モーセ(BC16頃、BC13とも)の十戒などのように「戒律」(ルール)でもって人々を戒(いまし)めてきた時代でもありました。
ルールは、表面的に従えばすむ問題です。
なので、その後、いわゆる本心からの魂や霊性への目覚めと成長とをうながす、宗教による双魚宮時代がはじまっていったわけです。
One-Point ◆ 異論があるかたはご自由にご判断されてください。「占星学的な時代区分」から、人類歴史の変遷をみたとき、そのような宇宙の意図や時代の流れがあります。占いではなく、本来の「アストロロジー」(天体学、星の学問)が人類の英知の学問とされる事由の一つです。
このサイトをご高覧のかたはご存じのように、現在は「宝瓶宮時代」(ほうへいきゅう じだい)がはじまっています。
日本では、元号が「平成」に変わった1989年に「宝瓶宮時代のビッグバン」が人知れず起きて正式にはじまりました。
さりながら、現在は宝瓶宮時代を実感しにくいというかたも多いでしょう。
理由は、2009年から「双魚宮時代のリバイバル」のデレクション(運勢変化)がはじまったからです。
当該ディレクションは、もはや終盤とはいえ現在も続いているからです。
また、「宝瓶宮時代のビッグバン」が“宇宙波動エネルギーの変化”だったこともあるでしょう。
そのような事由から、かつての双魚宮時代の“善(神)悪(サタン)”や“支配/被支配”といった「対立二元論」の歴史パラダイムが一時的にぶり返している現状です。
One-Point ◆ 双魚宮時代がリバイバルしたことが問題ではありません。その真意は、本来の宗教がうながしてきた個々人の霊性(魂)の成長を再認識して、宝瓶宮時代の実質的なスタートに備えていくことにあるためです。
いずれにしましても、これまで時代変化をうながしてきたデレクションは、20世紀中ごろの「世界覇権のデレクション」にはじまり、平成以降は「既成権力の崩壊」や「組織変革のデレクション」また「組織変革の深化のデレクション」など、社会の変革でした。
そういった「星のデレクション」自体が、個々人の精神変革をうながすものに変わったのです。
昨年2021年12月から正式に影響圏入りした深層の「精神意識の変革のデレクション」からがそうです。
詳細は、次の記事をご参照ください。(別画面で開きます)
「冥王星のデレクション」
【重要】「歴史の曲がり角」
「「国家存在の変革」」
ただ、国家など社会に今後のデレクションの影響がないとは申しません。
「国家存在の変革」などのように、副次的ながら共鳴波動を受けるためです。
ですが、トランシット(運行)の「冥王星」が、山羊宮25度を通過して「水瓶宮」の影響圏に入ったために、冥王星自体が変わりました。
個々人の「深層の精神意識」(霊性、深層心理)に変革をうながすデレクション(運勢変化)を投げかけはじめたのです。
One-Point ◆ 当該デレクションは、宝瓶宮時代の実際的なスタートに向けたものです。双魚宮時代の「冥王星」ではなく、宝瓶宮時代の「深層の精神意識」(新しい宇宙的霊性、宇宙的生命エネルギー)をもたらす姿に変わったようです。
それは「冥王星」だけにとどまりませんでした。
「海王星」までもが冥王星に続いて、まもなく「霊性意識の覚醒(目覚め)」のデレクションを投げかけはじめていくからです。
トランシットの「海王星」が魚宮25度を越えて、牡羊宮の影響圏に進むことによってはじまる星のデレクション(運勢変化)がそれです。
時期は、来年2023年3月からです。
「宝瓶宮時代を生きる星講座」を開催した事由の一つとなっている「新しい霊性意識の覚醒(目覚め)」のデレクションが、早々と影響圏入りしていきます。
「海王星」と「牡羊宮0度」いわゆる「春分点」の象意から、このことがリーディングできます。
正式入宮は3年後の2025年3月でいいのですが、遅くとも2026年正月からです。
何も考えずに星の動きをリーディングしていたのですが、冥王星も海王星も、個人の精神意識のアセンション(次元上昇)をうながすデレクションになっていました。
One-Point ◆ これでハッキリしました。双魚宮時代の本来の宗教による、“霊性”(魂)の成就が、宝瓶宮時代の新しい「深層の精神意識」のはじまりをうながしていくのです。それが実際的なスタートにつながっていたということです。びっくりですよね。
国家存在の変革 ← BACK
NEXT → 星たちが教える2022年3月
※当ページの内容は著作権法により保護されております。無断使用はご容赦お願い申し上げます。
Copyright(C) 2005-2022 Aquariun Astrology - Seiji Mitoma All rights reserved.